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操作性 EOS 5D Mark IV

視野率約100% 光学ファインダー

フルサイズの視界をありのままに。視野率約100%の新光学ファインダー。

ファインダー光学系
図:ペンタプリズム RGB+IR 測光センサー 接眼レンズ ファインダー内情報表示用OLED フォーカシングスクリーン 透過型液晶 照明ライトガイド 透過型液晶照明LED

撮影の基本姿勢ともいえる、ファインダー撮影。被写体をリアルタイムで捉え、撮影者の意思に瞬時に反応するレリーズは、光学ファインダーならではといえます。この撮影スタイルを支えているのが、ファインダーの"見え"。EOS 5D Mark IVは視野率約100%の光学ファインダーを搭載。新材料を使用することで、倍率色収差を低減し、さらに良好な"見え"を実現。フルサイズの視界をありのままに映します。また、新たに透過型液晶を採用することで、ファインダー上にさまざまな情報表示が可能に。多彩な情報表示が特長のEVF(電子ビューファインダー)のメリットも兼ね備えています。

ファインダー視野上に多彩な情報表示。インテリジェントビューファインダーII。

写真:インテリジェントビューファインダーII 撮影時イメージ

光学ファインダーに透過型液晶を採用した、インテリジェントビューファインダーII。ファインダー上に、AFフレームをはじめ水準器やグリッド、さらには構図を妨げない画面下部に、撮影モードや記録画質、AF動作などの主な設定情報を集約して表示。表示の有無の設定も可能です。ファインダーから目を離さなくても、設定変更とその確認ができるため、常にシャッターチャンスに備えることができます。

ファインダー内表示
写真:インテリジェントビューファインダーII

操作性

自分だけの設定画面に。クイック設定画面のカスタマイズ。

クイック設定カスタマイズ
画面:クイック設定カスタマイズ

カメラの設定状態が一覧できる、EOS独自のクイック設定画面。EOS 5D Mark IVでは、項目のレイアウトやサイズ、表示項目をカスタマイズできるようになりました。たとえば撮影モードとシャッター速度、ISO感度、AFフレームのみ表示し配置するといった大胆な使い方も。撮影者一人ひとりに最適なクイック設定画面をつくることができます。

例1
画面:クイック設定カスタマイズ
例2
画面:クイック設定カスタマイズ
例3
画面:クイック設定カスタマイズ

撮影スタイルに適した操作性を実現。操作ボタンカスタマイズ。

操作ボタンカスタマイズ
画面:操作ボタンカスタマイズ

カメラに配置されたボタン、ダイヤルに割り当てられた機能を、フレキシブルにカスタマイズ可能。「操作ボタンカスタマイズ」画面から設定と変更が行えます。撮影スタイルに合った割り当てで、操作性を向上させることができます。

画像再生時の表示形式を3つに集約。縦スクロール表示も採用。

イメージ:撮影情報表示/撮影情報表示(スクロール時)

[INFO.]ボタンで切り換えられる表示形式を3つに集約。表示形式を切り換える手間を軽減し、かつ情報の伝達量も増やしました。[撮影情報表示]では、縦スクロールを採用し、詳細な情報を表示。詳細項目を充実させつつ表示も大きく、画像と情報を快適に確認できます。

必要な撮影情報に素早くアクセス。

「撮影情報表示」画面を表示中、マルチコントローラーを操作することで、ホワイトバランス情報、ピクチャースタイル情報、色空間/ノイズ低減情報、レンズ光学補正情報、GPS情報、IPTC情報を表示することができます。これらの情報はスクロールすることなく、確認したい情報に素早くアクセスできます。

レンズ/ヒストグラム情報
画面:レンズ/ヒストグラム情報
ホワイトバランス情報
画面:ホワイトバランス情報
ピクチャースタイル情報1
画面:ピクチャースタイル情報1
ピクチャースタイル情報2
画面:ピクチャースタイル情報2
色空間/ノイズ低減情報
画面:色空間/ノイズ低減情報
ピクチャースタイル情報1
画面:ピクチャースタイル情報1
レンズ光学補正情報2
画面:レンズ光学補正情報2
GPS情報
画面:GPS情報
IPTC情報
画面:IPTC情報

[IPTC情報の付加]

静止画像のみ、IPTC※1(国際新聞電気通信評議会)情報を「EOS Utility」からカメラに登録することができます。なおIPTC情報とExif情報はそれぞれ独立して付与されます。

  • ※1
    International Press Telecommunications Council
  • カメラで再生時、IPTC情報の内容は確認できません。

マイメニュータブの追加と削除が可能。

最大5つまでのマイメニュータブが追加可能
画面:マイメニュータブの追加

よくアクセスする項目を任意で選び、ひとつの画面に集約できる「マイメニュー」を強化。タブを最大5つまで登録できるようになりました。マイメニュータブを削除することもできます。またタブの名称変更も可能です。

現場での画像チェックをサポートする、2画面比較再生。

クリエイティブフォト/2画面比較再生(2枚表示)
写真:[クリエイティブフォト/2画面比較再生(2枚表示)]ボタン / 画面:2画面比較再生(2枚表示)

画像の再生中に、[クリエイティブフォト/2画面比較再生(2枚表示)]ボタンを押すと、2つの画像を同時に表示。それぞれの画像は拡大・縮小できるので、ピントやノイズチェックに便利です。画像の切り換えや消去、レーティング、プロテクトなどの操作も快適。また同じ被写体を違う設定で撮影した場合、その場で比較ができて便利です。

拡大倍率は15段階。拡大開始倍率/拡大開始位置の設定可能。

拡大倍率設定
画面:拡大倍率設定(約)

拡大表示を開始した時の拡大倍率と、拡大開始位置を任意に設定可能。「1倍(拡大なし)」「2倍(中央から)」「4倍(中央から)」「8倍(中央から)」「10倍(中央から)」「等倍(任意選択合焦点から)」「前回と同じ倍率(中央から)」の7種類。測距点位置で等倍確認を行いたいときなど、スムーズに操作が行えます。また拡大倍率は15段階、約1.5倍から約10倍に拡大表示可能です。

大量の写真を一気に表示。100枚表示にも対応したインデックス表示。

一度に「4枚/9枚/36枚/100枚」の画像をインデックス表示。また画像送り(ジャンプ表示)では、「1枚/10枚/100枚/撮影日/フォルダ/動画/静止画/プロテクト画像/レーティング画像」で設定が可能。膨大な写真の中から、任意の一枚を素早く見つけることができます。

インデックス表示画面:4枚/9枚/36枚/100枚

レンズ光学補正も可能なカメラ内RAW現像。

イメージ:カメラ内RAW現像

RAWで撮影した画像データをJPEGに変換して保存できる、カメラ内RAW現像。変換時には、細かい画像調整が可能です。[明るさ補正][ホワイトバランス][ピクチャースタイル][高感度撮影時のノイズ低減][JPEG記録画質]などに加え、周辺光量補正や歪曲収差補正といった[レンズ光学補正]も。ピクチャースタイルは、新たに搭載した[ディテール重視]も選ぶことができ、シャープネスの細かさやしきい値もチューニング可能です。もちろん、デジタルレンズオプティマイザや回折補正も行えます。

  • M-RAW、S-RAWは現像できません。

カメラ単体で作品の完成度を高める、トリミング機能。

イメージ:カメラ内トリミング

JPEGで撮影した画像をカメラ内でトリミング可能。構図の完成度を、より高め作品に仕上げることができます。トリミング枠のアスペクト比は[3:2][16:9][4:3][1:1]から選択。それぞれ移動と縦横の切り換えが可能。トリミング範囲は45段階でから設定できます。

  • S3(JPEG)画像とRAW画像はトリミングできません。
  • 4K動画からフレーム切り出しした画像はトリミングできません。

撮影したJPEG画像を小さくできる、カメラ内リサイズ。

サイズの大きな記録画質で撮影したJPEG画像をカメラ内で縮小リサイズできます。Wi-Fiでスマートフォンに画像を転送する際など、データ量を軽くしたいときなどに便利です。リサイズした画像は、新規画像として保存されます。

  • S3(JPEG)画像とRAW画像はリサイズできません。
  • アスペクト比の変更はできません。
  • 4K動画からフレーム切り出しした画像はリサイズできません。

GPS機能

GPSユニットを内蔵。カメラ単体で位置情報を付加。

画面:GPS

EOS 5Dシリーズ初となるGPS機能を搭載。緯度、経度、標高、協定世界時といった位置情報を取得し、Exif情報に付加できます。アメリカのGPS衛星、ロシアのGLONASS衛星、日本の準天頂衛星みちびきのGPS信号に対応。3種類の衛星に対応することで、位置消失の低減と優れた測位精度を実現しました。測位モード「モード1」はカメラの電源オフ時でも、一定間隔でGPS信号を受信。衛星捕捉状態を維持することにより、電源を入れて即撮影を行っても位置情報を記録できます※1。「モード2」設定時はカメラの電源と合わせてGPS機能もオン/オフになります※2。電池の消耗を抑えたいときに有効です。

  • ※1
    使用する環境によっては衛星捕捉状態を維持できないことがあります。
  • ※2
    オートパワーオフ中は一定間隔でGPS信号を受信し続けます。
  • GPSレシーバー GP-E1/GP-E2は使用できません。また、市販のBluetooth対応GPSは接続できません。

移動の軌跡を地図上で確認できるロガー機能。

一定間隔でカメラ位置情報を取得し、記録できるロガー機能を搭載。ログを辿ることで移動の軌跡を確認することが可能です。「ログ記録」を[する]に設定すると、測位モードに関わらずオートパワーオフ時/電源オフ時も測位を継続。設定した更新間隔(1秒~5分まで8段階)で位置情報を取得し、内蔵メモリーに記録します。蓄積したログデータは、パソコンの地図上にマッピングし、撮影場所や移動ルートの表示と確認に利用できます。

撮影時刻を常に正確に記録できる自動時刻設定機能

画面:自動時刻設定

GPS信号に含まれる時刻データをカメラに自動設定できるので、常に正確な時刻が画像に記録できます。協定世界時に対する誤差は、わずか約±1秒と高精度です。

  • 衛星を5つ以上捕捉している必要があります。

Wi-Fi機能

スマートフォンでカメラを操作。画像転送もその場で可能なWi-Fi機能。

イメージ:スマートフォンでカメラを操作

EOS 5D Mark IVで撮った写真を、すぐにスマートフォンに転送して写真仲間と共有。Wi-Fi機能は、撮ったあとの楽しみをさらに広げます。スマートフォンだけでなく、プリンター、テレビ、パソコンなどにワイヤレスで写真を送信可能です。

Wi-Fi機能でできること、スマートフォンとの接続方法などをわかりやすく解説しています

[スマートフォンでカメラをリモート操作]

EOS 5D Mark IVの遠隔操作をスマートフォンで。専用アプリ「Camera Connect」をスマートフォンやタブレットPCにインストールし、アプリを起動。リモート撮影や再生画像の確認が行えます。撮った画像はそのまま端末に保存できるので、SNSなどでの共有もスムーズ。動画の「記録開始・停止」機能も 搭載しています。また、パソコン専用の付属ソフトウエア「EOS Utility」でも、カメラをリモート制御することができます。

  • App Store(iOS用)、Google Play(Android用)から無料でダウンロードできます。
専用アプリ「Camera Connect」(無料)
イメージ:専用アプリ「Camera Connect」(無料)
EOS Utility
イメージ:EOS Utility

スマートフォンに近づけるだけ。画像転送をスムーズにするNFCに対応。

ロゴ:NFC

カードスロット付近にあるNFCマークと、Android™端末を近づけるだけで、Wi-Fi接続が完了。専用アプリ「Camera Connect」(無料)が自動で起動。スマートフォンとカメラがスムーズに接続できます。

  • NFC機能を利用するには、スマートフォンやタブレットPC専用アプリ「Camera Connect」(無料)のインストールが必要です。インストールされていない状態でカメラにタッチすると、ダウンロード画面に遷移するので、そこからインストールが可能です。

撮りためた写真や動画をまとめる、コネクトステーション。

Connect Station CS100
写真:Connect Station CS100

フォト&ムービーストレージ「Connect Station CS100(コネクトステーション)」はNFCに対応。だから、EOS 5D Mark IVを本体にかざすことで、撮った写真や動画を簡単に保存できます。もちろんCF/SDカード、USBケーブルから直接取り込むことも可能。取り込んだ写真や動画は、テレビの大画面で観賞できます。フルHD動画もスムーズに再生。撮影年月別や撮影カメラ別に自動整理されるので、付属のリモコンで検索も容易に行えます。

  • テレビとConnect Station CS100をつなぐHDMIケーブル(別売)が必要です。

デュアルカードスロット

CF/SDに同時記録も可能なデュアルカードスロット。

写真:デュアルカードスロット

CFカード(Type I、UDMA Mode 7対応)とSDメモリーカード(SD/SDHC/SDXC、UHS-I対応)を同時に使用できる、デュアルカードスロットを装備。UDMA、UHS-I対応カード使用時、高速書き込みが可能です。

  • Type II CFカードとマイクロドライブは使用できません。

[撮影時の記録機能]

選択したカードのみで記録・再生する「標準」。一方のカードがいっぱいになると、もう一方のカードで記録を継続する「カード自動切り換え」。カードごとに記録画質を設定でき、RAW+JPEG時などに便利な「振り分け」。それぞれのカードに同じ画像を記録、バックアップできる「同一画像書き込み」の4種から選べます。

[カード間コピー]

CFカードとSDメモリーカード間で画像(画像選択/フォルダ選択/全画像)のコピーが可能。撮影した画像のバックアップや、必要な画像だけをまとめて管理したいときに便利です。

USB3.0対応 デジタル端子

大容量ファイルを高速転送、USB3.0対応のデジタル端子。

写真:デジタル端子

約36.8MB/枚(RAW)や約66.9MB/枚(RAW:DPR)などの大容量画像ファイルを高速でパソコンなどに転送する、SuperSpeed USB(USB3.0)対応のデジタル端子を装備。専用インターフェースケーブルIFC-150U IIとケーブルプロテクターも付属しています。

  • インターフェースケーブルを接続するときは、必ず付属のケーブルプロテクターを使用してください。