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音楽とalbosのある生活。「Purveyors」編

音楽とalbosのある生活。
「Purveyors」編

“always by our side(いつも私たちのそばに)”をコンセプトに、Canonから生まれたスポットライト型スピーカー「albos Light&Speaker」。
360°全方位から体感できるクリアなサウンドと様々な角度から対象を照らせるライトにより、日常に彩りを加えてくれる。今回は、群馬県桐生市にある、アウトドアと旅のコンセプトショップ 「Purveyors(パーヴェイヤーズ)」に音楽や空間作りのこだわりから、「albos」の魅力について話を聞いた。別記事では、同店について深く掘り下げた記事もあるので、そちらも併せて是非チェックしてみて欲しい。

群馬県、桐生市。市内には渡良瀬川などの大きな川が流れ、山々が連なり、水と緑に恵まれた自然豊かなエリアである。そんな土地に2017年3月にオープンした「Purveyors」は、「旅、フィールドワークをもっと日常生活へ」をテーマにキュレーションするコンセプトショップだ。お店を訪れてまず驚くのは、鉄工所跡地を改装したというスケールの大きな空間。建物は3階建てになっており、1階に同店が監修したレストラン「GASTERRO」とクラフトビールのブルワリー「FARCRY BREWING」を併設。「Purveyors」は、その上の2階と3階に店を構えている。

「GASTERRO」と「FARCRY BREWING」のイートインスペース
「GASTERRO」と「FARCRY BREWING」のイートインスペース

そんな同ショップは、フロアごとに少しキャラクターが異なる点もおもしろい。1階は前述の飲食関連エリア、2階にはテントやイス、ランタン、カバンなど主にアウトドア関連エリア、3階はアパレルを中心としたラインナップとなっている。2階まで吹き抜けになった広々とした空間は開放感がありながら、秘密基地のようなワクワク感も同居し、お店の扉を開いた瞬間に誰もが胸の高鳴りを覚えるはずだ。

アパレル用品が並ぶ「Purveyors」3階
アパレル用品が並ぶ「Purveyors」3階

オーナーである小林さんは、空間作りについて独自のこだわりを教えてくれた。「できるだけ国や時代などが特定できないような空間にしようとしています。例えば、ハンバーガー屋がNYスタイルのレタリングを金箔でガラスに書いていても良いとは思いますが、その国の文化を一生懸命追いかけた真似事のように僕は感じてしまう。東京はそういうものが寄せ集められて消費されているような気がしますね。その人の時間や経済感覚の範囲内で、小さくても自分にしかないものを生み出している人の方が刺激を受ける。そういった場所は、地方の方が多いような気がします」。

オーナーの小林宏明さん
オーナーの小林宏明さん

理想は自分たちで全てを作ることだが、時間や経済力的にまだそこまでたどりつけてないと言う。小林さんにとって空間作りは大切な表現の一部だ。「広いので、まだまだ遊べる。毎年空間がどんどん変化していって、今自分が何を表現したいかを考える整理の場にもなっています」。

そして、元々音楽業界で働いていて、現在も音楽イベントの仕事も行っている小林さんにとって、音楽も「Purveyors」を構成する要素のひとつだ。「やはり旅をイメージさせるような曲だけを選んでプレイリストを作っています。25時間ぐらいのプレイリストになってしまっていて、ちょっと整理しないといけないんですけど(笑)。個人的には好きですが、この店でロックやヒップホップ、テクノはかけないといった色々なルールがあります。あとは、先程も話したように国が分かりやすい曲などもかけないかもしれないですね」。普段は広いジャンルを聴く音楽好きであるからこそ、BGM選びにもこだわりを持っていた。

実際に、「Purveyors」のプレイリストを「albos」で流してくれた小林さん
実際に、「Purveyors」のプレイリストを「albos」で流してくれた小林さん

そんな小林さんが「albos」から感じた一番の魅力として挙げてくれたのが、無指向性(全ての方向に音を均一に出力できること)だ。「バランスの良いニュートラルなスピーカーで、耳が疲れない。この価格帯では相当良いスピーカーではないかなと感じました。無指向性が良いので、ここの3階で実際に使おうかなと思っています。デザインは飽きが来なそうですし、アルミの削り出しでパーツが少ないということは、音質にとっても功を奏している気がします」。実際に置かれた「albos」はシンプルなデザインで、無国籍感と温かみのある店内にもすんなりと馴染んでいた。

「Purveyors」3階のスタッフデスクに置かれた「albos」
「Purveyors」3階のスタッフデスクに置かれた「albos」

「albos」のようなスピーカーは、小林さんにとって生活を豊かにするという意味でも太鼓判を押せる代物のようだ。「音楽業界が今課題にすべきは、車を運転しているときや移動中にヘッドホンで音楽を聴くなど以外のシチュエーションで、もっと日常的に家や自分のいる空間で音楽に触れる機会を増やすことが大事だと思う。そういうときにスマートフォンやラップトップで音楽を聴くのは少し寂しいですよね。『albos』のような音質を、このデザインと大きさで得られるなら、絶対にあった方がいい。忖度無く本当にいいスピーカーだと思います。自分は旅などで長期滞在をすることも多くあるので、そういうときに持って行ってホテルや宿でも使えたら良いなと思いますね」。最後に“旅”をコンセプトにしている「Purveyors」らしい提案もしてくれた。実際に店頭にて「albos」本体の展示も期間限定で実施予定なので、ショップへ遊びに行く際には、是非合わせてチェックしてみてほしい。

※Purveyorsでは2024年7月31日(水)~8月30日(金)の期間限定で「albos」を展示中。

albos Light & Speaker

INFORMATION

albos Light & Speaker

albos Light & Speaker

キヤノンが展開するブランド「albos」から生まれたスポットライト型ワイヤレススピーカー。生演奏のような立体感のある上質なサウンドと、対象をピンポイントで照らすライトで、没入感のある空間を演出する。シルバーとブラックの2色展開。フル充電で最大5時間連続再生可能(※ライトを点灯せずに音楽再生のみの場合)な大容量バッテリーを搭載している。

約122(台座直径)×310(高さ)mm/約1.6kg/オープン価格

Purveyors

Purveyors

住所:群馬県桐生市仲町2-11-4
営業時間:12:00-19:00
定休日:月・火(祝日の場合は営業)

私たちの日常に寄り添うお店 Part 5「Purveyors」

私たちの日常に寄り添うお店Part 5「Purveyors」

「albos」とのコラボ企画として、私たちの生活に寄り添い、ライフスタイルを豊かにしてくれる様々なショップを紹介していく本連載。今回は、“旅、フィールドワークをもっと日常生活へ”をテーマにキュレーションするコンセプトショップ「Purveyors」をフィーチャー。実際に、オーナーの小林宏明さんに会いに行き、話を聞いた。