山田 悠人写真展「JAPANISM」
公開日:2023年1月11日
最終更新日:2023年10月8日
本展は、ドイツ在住の写真家 山田悠人氏の写真展です。氏の写真集「JAPANISM」の発売に合わせて実施します。
氏はドイツにて広告撮影のほか東西分断により残された廃墟などを撮影していますが、久しぶりに帰国した際に、住んでいたときには当たり前で気付くことが出来なかった日本の良さや素晴らしさを再認識し、「日本の美しさを世界へ」というテーマで作品作りを始めたと話します。本展では、約4年にわたり日本全国47都道府県の風景を、四季を通じて写し取ってきた中から、ヘリコプターや高層ビルなどからとらえた東京の夜景、長野の自然など、渾身の作品約30点を厳選し、展示します。
展示作品は、すべて最新のキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。
開催日程 | 会場 |
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2023年1月11日(水)~2月14日(火) ※ 来場される際はご来場のお客さまへのお願いをご確認ください。 10時~17時30分
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キヤノンオープンギャラリー1(品川) |
作家メッセージ
2013年、ドイツの首都ベルリンに移住し、そこから本格的にフォトグラファーとして写真を撮り始めました。撮影していく中で、それは私の新しい表現方法となり、情熱へと変わっていきました。久しぶりに日本に帰国したとき、最もインパクトがあり、圧倒されたのが東京の街の活気やネオンの輝きでした。それ以来「自分が生まれ育った東京の素晴らしさを世界に伝えたい」という思いが強まり、帰国するたびに東京の夜景や人々を撮影するようになりました。遠く離れた外国の地に住むことにより、日本に住んでいたときには当たり前で気付くことが出来なかった日本の良さや素晴らしさを再認識するきっかけとなりました。それと同時に、写真を撮影する際にもこれまでとは違った視点で日本を見るようになり、生まれ育った東京、そして日本という国に新たな興味が湧いてきました。2018年には、ベルリンを中心とした廃墟を撮り収めた写真集『SILENT WORLD』を出版しましたが、そのことをきっかけに、継続していた廃墟の撮影を一旦ストップし、新しい被写体として私の好きな日本の美しい風景や文化を世界の人々と共有したいと思い、「日本の美しさを自分の作品を通して世界に伝える」ことをメインテーマに掲げることにしました。そして4年にわたり、壮大な日本の至るところで移りゆく四季を通して、数え切れないほどのシャッターを押してきました。
睡眠時間を削り、重たい機材を背負い、山に登り、砂丘を歩き、真夏の炎天下、吹雪の中、ときにはフェリーに24時間乗船し、移動に移動を重ねて、奇跡がもたらす一瞬の光景のために、一枚の写真のためだけに、情熱とエネルギー、時間、資産、持てるすべてを費やして撮影してきました。その集大成として、私の渾身の写真たち、私の感性とカメラのレンズを通し、表現した作品をご覧頂ければ幸いです。
プロフィール
山田 悠人 (やまだ ゆうと)
東京都出身。
日本デザイナー学院グラフィックデザイン科卒業、広告制作会社勤務を経て留学のため、ニューヨークに渡米。帰国後フリーランスデザイナーとして活動。2013年よりドイツの首都ベルリンに活動拠点を移し、写真家、映像クリエイターとしても活動を開始する。デザイナーとしてのスキルを生かしたグラフィカルな写真表現を得意とし、拠点であるベルリン、出身地である東京を中心に国内外で作品展示を行う。近年は日本の美を世界に広めるため、精力的に日本を撮影するかたわら、広告写真や企業案件の撮影を手がける。Apple、Googleなどの企業からスポンサーを受け、Adobe Lightroomのアンバサダーにも選出されている。
出版
- 2022年発売
- 「JAPANISM」
- 2018年発売
- 「SILENT WORLD」
著作権について
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