CHAR/土屋 尚幸 写真展「森と海と鯨 ~黒潮の風~」
公開日:2026年11月6日
黒潮の風が湿った大気を運ぶ。
その風は海岸の山々にぶつかり、雨や霧となって森を巡る。
雨水は原生林を育て、深く濃い森をつくる。
森を潤した水は豊かな栄養を含んで河の流れとなり大海に注いでゆく。
その水は珊瑚を育て、蒼く澄んだ海をつくる。
霧のような雨は再び深い森の中を生き物のように静かに漂う。
太古から続く大きな自然の循環である。
黒潮は、赤道近くで太陽に温められて海水が軽くなり、貿易風と地球の自転に導かれて西へと流れ日本列島の太平洋側を北上する。
やがてアリューシャン列島を経て、北太平洋を弧を描くように巡り、再び赤道へと南下してゆく。
この気の遠くなるような時間のながれのなかに、南西諸島の島々と人間の営みがある。
冬、この豊かな海域に、繁殖と子育ての為にザトウクジラが姿を表す。
遥かな海を越えてきたその歌声は、森へ海へそして宇宙へと響いていく。
それは生きものの声であると同時に、海が記憶してきた何かのメッセージのようにも感じられる。
島の人々は海の彼方にニライカナイを想い、自然と祖霊の声を聴くノロやユタ神様の祈りを今も受け継いでいる。
森と海と鯨.
それらはすべて、悠久の時の流れの中で深く静かにつながっている。
| 開催日程 | 会場 |
|---|---|
| 2027年1月5日(火)~1月16日(土) 10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館) |
キヤノンギャラリー銀座 |
| 2027年3月30日(火)~4月10日(土) 10時~18時(日曜・月曜・祝日休館) |
キヤノンギャラリー大阪 |
ギャラリートーク(銀座)
- 会場
- キヤノンギャラリー銀座
- 日時
- 1月9日(土)14時~
- 定員
-
なし
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座席の用意はございません。ご希望の方が多い場合は入場を規制する場合がございますので、予めご了承ください。
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- 観覧方法
- 事前予約不要
作家プロフィール
CHAR/土屋 尚幸(つちや ひさゆき)
サンフランシスコの美術大学ファインアート写真学科を卒業後、出版社のスタッフフォトグラファーを経て2003年に独立。キヤノンギャラリーなど各地で個展を開催し、ナショナルジオグラフィック国際写真コンテスト最優秀賞を受賞。映画『二つ目の窓』水中撮影や、NHK大河ドラマ『西郷どん』メインビジュアル撮影を担当するなど幅広く活動。永遠のテーマは「自然の神秘」。万物に宿る魂と内側に潜む普遍的な光を独自の視点で捉え、生命の力強い輝きに満ちた作品を探求し続けている。
著作権について
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