キヤノンフォトコレクション 高梨 豊写真展
公開日:2019年11月2日
最終更新日:2023年10月8日
本展は、キヤノンフォトコレクションとして収蔵する作品の中から、写真家 高梨豊氏の作品29点を展示します。
高度成長期に入った1960年代~80年代の都市と人々を、日常の断片として素早く切り取ったスナップショットシリーズ「休日」「東京人」「都市へ」「東京人1978-1983」。大正~昭和初期の建造物をミステリアスな夜の表情で浮かびあがらせた「都の貌」。そして日本各地の「神さびた土地」を神話的なイメージでとらえた「初國」。これらの作品群のなかから高梨氏が生まれ育った土地でもあり、撮影の原点となった場所でもある『東京』に関わる作品を展示します。
キヤノンフォトコレクションは、1994年よりキヤノンマーケティングジャパンが手掛ける、日本の優れた写真家の作品のコレクションで、現在1900点余りの作品を収蔵しています。
開催日程 | 会場 |
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2019年11月2日(土)~11月28日(木) | キヤノンオープンギャラリー1(品川) |
プロフィール
高梨 豊(たかなし ゆたか)
略歴
- 1935年
- 東京・牛込に生まれる。
- 1957年
- 日本大学芸術学部写真学科卒業
- 1961年
- 桑沢デザイン研究所リビングデザイン科卒業
- 1964年
- 第8回日本写真批評家協会新人賞受賞
- 1967年
- 「第5回パリ青年ビエンナーレ」国際写真部門最高賞受賞
- 1968年
- 中平卓馬・多木浩二らとともに写真同人誌『PROVOKE』刊行
- 1985年
- 第34回日本写真協会年度賞受賞
- 1993年
- 第9回東川町国際写真フェスティバル国内作家賞受賞
- 1994年
- 第43回日本写真協会年度賞受賞
- 2007年
- 写真エッセー集『日本の庭』(再販/世界文化社)
- 2012年
- 第31回土門拳賞受賞
主な著書および写真集
- 1974年
- 「都市へ」(イザラ書房)
- 1977年
- 「町」(朝日新聞社)
- 1983年
-
「東京人1978—1983」(書肆山田)
- 1988年
- エッセー集「われらの獲物は一滴の光」(蒼洋社)
- 1989年
- 「都の貌」(IPC)
- 1990年
- 「面目躍如 人物写真クロニクル 1964~1989」(平凡社)
- 1993年
-
「初國 pre-landscape」(平凡社)
- 2000年
-
「地名論」(毎日コミュニケーションズ)
- 2002年
- エッセー集「ライカな眼」(毎日コミュニケーションズ)
- 2004年
- 「NOSTALGHIA ノスタルジア」(平凡社)
- 2007年
- 「囲市」(クレオ)
- 2011年
- 「IN’」(新宿書房) など
写真展
- 1960年
- 「SOMETHIN’ ELSE」(銀座画廊)
- 1962年
-
「標的」(銀座画廊)
- 1966年
-
「現代写真の10人」展(東京国立近代美術館)
- 1971年
- 「第10回日本現代美術展」(東京都美術館)
- 1974年
- 「15人の写真家」展(東京国立近代美術館)
- 1976年
-
「Neue Fotografie Aus Japan(日本の現代写真)」展(オーストリア・グラーツ市立美術館ほか)
- 2007年
- 「Gazing at the Contemporary World:Japanese Photography from the 1970s to the Present」展(世界各都市、JAPAN FOUNDATION)
- 2007年
- 「囲市」(キヤノンギャラリー S)
- 2009年
- 「光のフィールド」(東京国立近代美術館)
- 2012年
- 「Yutaka Takanashi」(アンリ・カルティエ=ブレッソン財団、パリ)
- 2015年
- 「ニッチ東京」(タカ・イシイギャラリー)
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