キヤノンフォトコレクション 薗部 澄写真展:ふるさと
公開日:2021年2月3日
最終更新日:2023年10月8日
本展は、キヤノンフォトコレクションとして収蔵する作品の中から、写真家 薗部澄(そのべきよし)氏の生誕100年を記念して、1990年に出版した写真集「ふるさと」より日本の各地の風景を撮影したカラー作品30点を展示いたします。
薗部氏は、40年近く日本全土にわたって取材の旅を繰り返し、日本の日常の風景を撮り続けてきました。およそ半世紀前の1960~70年代ごろに撮影した、日本人の憧憬であるふるさとを写し撮った作品をご覧いただきます。
キヤノンフォトコレクションは、1994年よりキヤノンマーケティングジャパンが手掛ける、日本の優れた写真家の作品のコレクションで、現在1900点余りの作品を収蔵しています。
開催日程 | 会場 |
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2021年2月3日(水)~3月8日(月) ※ 来場される際はご来場のお客さまへのお願いをご確認ください。 10時~17時30分(最終日16時30分まで) ※ 日曜・祝日休館 |
キヤノンオープンギャラリー1(品川) |
作家プロフィール
薗部 澄(そのべ きよし)
- 1921年
- 東京・佃島に生まれる。
- 1943年
- 対外宣伝グラフ雑誌を発行していた東方社に入社。写真部長を務めていた木村伊兵衛に師事し写真を学ぶ。
- 1944年
- 招集によりフィリピンに派遣され、戦後に帰国。
- 1947年
- サンニュースフォトスに入社、カメラマンとなる。
- 1950年
- 岩波映画製作所に入り、岩波写真文庫の撮影を行う。
- 1957年
- フリーランスとなる。以後、日本各地をまわり、日本人の生活と密着した原風景としての「ふるさと」を撮影する。また日本の風土や郷土玩具、民具、風習なども広く撮影し、戦中から戦後復興期の日本をとらえた作品は多方面から高い評価を得た。
- 1968年
- 『日本の民具』(全4巻、慶友社、1964)及び『黒川能』(平凡社、1967)にて第18回日本写真協会年度賞受賞。
- 1989年
- 『忘れえぬ戦後の日本(東・西日本編)』(ぎょうせい、1988)にて第39回同賞受賞。
- 1995年
- 『冬日本海』『冬北海道』(日本カメラ社、1994)にて文化庁芸術選奨文部大臣賞受賞。
- 1996年3月
- 逝去。
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