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SHINES企画展:魏 子涵写真展「情動の匂い」

公開日:2022年2月25日

最終更新日:2023年10月17日

本展はキヤノンマーケティングジャパン株式会社が開催している写真家オーディション「SHINES(シャインズ)」の第2回入選者である魏子涵(ギ・シカン)氏の写真展です。
展示作品は、全て動物に関する作品です。氏は、「昔から動物というものは毛皮の感触だと思っていたが、動物は匂いであると気づいた」と語ります。感覚の代表的なものは匂いであり、人間は動物を見るというより、自分の主観的想像「憶断」を見ている、という氏独自の五感体験の視点でとらえた動物の作品約45点展示します。
なお、作品はすべてキヤノンのプリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。

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写真集はこちらからお求めいただけます。

開催日程 会場
2022年2月25日(金)~3月29日(火)
※ 来場される際はご来場のお客さまへのお願いをご確認ください。
10時~17時30分
※ 日曜・祝日休館
キヤノンオープンギャラリー1(品川)
スクロールできます

作家メッセージ

私が動物を見ているとき、
その視線は動物の体を移動して回り、
見られる要素を全て見つけようとして、
可愛い、怖い、と無意識に口に出してしまう。

私は動物を見ると、
様々な事物を感じ取って、
記憶の中の同じような事物を探し求め、
ふわふわのヤギと、はじめて食べたマシュマロを置き換えてしまう。

私の目で一行ずつスキャンした動物の情報をトランスコードして、
私の脳内に蓄積してからそれを放出するという行為が、
私の感情の欲求を満たすための特別なプロセスになった。

作家プロフィール

魏 子涵(ギ シカン)

1994年中国山東省生まれ。武蔵野美術大学大学院写真コースを修了。現在は東京藝術大学先端芸術表現科に在学中。
作品は主に、五感で体験できる写真を基軸として、関係性について多様な写真表現方法を探求する。国内外のギャラリー、美術館で発表を続けている。

受賞

2021
Aperture photo prize(アパーチャ)、ファイナリスト
2020
銀座奥野ビル306号室プロジェクト、受賞(大西みつぐ 選)
2020
Reminders Photography Stronghold公募展、「COVID-19パンデミック」ファイナリスト(後藤由美 選)
2020
武蔵野美術大学大学院修了展 小林のりお賞 受賞
2019
第2回SHINES(2019)町口覚選
2019
清里フォトアートミュージアム、永久・購入コレクション
2019
第21回写真「1_WALL」、ファイナリスト

個展

2022
『笑ってだけを言った』、銀座(予定)
2022
『動物園を見て回るのはまじめなことだ』『野毛山幻想2.0』、東京藝術大学美術館、上野(予定)
2021
『情動酒や』、東京藝術大学8×8展、取手
2021
『野毛山幻想』、三影堂ギャラリー、中国

SHINESとは

“SHINES(シャインズ)”は、「写真家」のオーディションです。フォトコンテストではありません。写真家には、写真の技術やセンスに加えて、熱意や衝動、あくなき好奇心や探究心がこれまで以上に必要とされています。今までに「何をどう撮ったか」だけでなく、これから「何をどう撮るか」についてプレゼンテーションをしていただきます。さまざまなジャンルで活躍されている選考委員が各々一人を選出し、選ばれた方は自身の写真集を作成、SHINESはそれをサポートします。完成した写真集は代官山 蔦屋書店にて展示・販売致します。

なぜ「SHINES(シャインズ)」?

「輝く(SHINE)」才能を見つける、輝いた人たち=SHINESを見つけたい、という想いから生まれたプロジェクトです。また海外の有名なことわざ「make hay while the sun shines(好機を逃すな)」を発展させ「若いうちにチャンスをつかめ」という意味も込められています。

著作権について

当写真展関連ページに掲載されている写真の著作権は作者に帰属します。
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