このページの本文へ

日経ナショナル ジオグラフィック写真賞 第8回グランプリ受賞記念 龍神 孝介 写真展「クシュティ」

公開日:2021年11月10日

最終更新日:2023年10月8日

本展は、「日経ナショナル ジオグラフィック写真賞」第8回グランプリを受賞した、龍神孝介氏による写真展です。フォトジャーナリストとして活動する氏は、第6回の写真賞でピープル部門優秀賞を受賞し、今回、待望のグランプリを獲得しました。
その受賞作品である、相撲に似たインドの伝統的な格闘技「クシュティ」の稽古を記録した氏の作品を26点展示します。
作品はすべてキヤノンのプリンター「imagePROGRAF」でプリントします。

開催日程 会場
2021年11月10日(水)~12月10日(金)
※ 来場される際はご来場のお客さまへのお願いをご確認ください。
10時~17時30分(最終日は16時30分まで)
※ 日曜・祝日休館
キヤノンオープンギャラリー1(品川)
スクロールできます

作家メッセージ

インド伝統の格闘技クシュティ。その起源は古く紀元前まで遡るとも言われている。アカハラと呼ばれる道場に足を踏み入れると纏わりつくような熱気と強靭な肉体がぶつかり合う音、男たちの激しい息遣いに圧倒される。光に照らされ赤茶色に輝く肉体は息を呑むほどの美しさを感じた。神への祈り、厳しい規律、男たちの眼差し、そして強さへの憧れ。急激に変化するインド社会の中において何世紀もの間大切に守られてきた伝統はきっとこれからも脈々と受け継がれていくことだろう。

作家プロフィール

龍神 孝介(りゅうじん こうすけ)

1981年熊本県生まれ。
米カリフォルニア州立大学フラトン校、コミュニケーション学部卒業。
写真会社勤務を経て、2011年よりフリーランスとしてアジアを中心に活動を続ける。

2020年
第8回 日経ナショナル ジオグラフィック写真賞 グランプリ
2019年
キヤノンギャラリー(銀座・名古屋) ロヒンギャ 行き場の無い民族
2018年
日経ナショナル ジオグラフィック写真賞2017(第6回) ピープル部門 優秀賞2017年 Indian Photo Festival
2014年
第15回上野彦馬賞 毎日新聞社賞
■ 日経ナショナル ジオグラフィック写真賞とは

日経ナショナル ジオグラフィック写真賞は、「国際的に活躍できるドキュメンタリー写真家を発掘し、日本から世界へ送り出したい」との思いから2012年に創設。写真家が自らのテーマを追求し、ストーリーをもった作品で表現されているかを重視。また、世界基準で通用するとともに、子どもたちでも感じ取れる強さを持つ作品であることも求めている。第8回から「ネイチャー部門」「ピープル部門」ともに組写真のみを応募条件とし、それぞれの最優秀賞作品と、両部門を通じたグランプリ作品を選出・発表。審査委員長は写真家 野町和嘉氏、審査委員は写真家 中村征夫氏、ナショナル ジオグラフィック日本版 編集長。

著作権について

当写真展関連ページに掲載されている写真の著作権は作者に帰属します。
これらのコンテンツについて、権利者の許可なく複製、転用などする事は法律で禁止されています。