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蜷川 実花写真展「Eternity in a Moment」

公開日:2023年5月23日

最終更新日:2023年10月8日

本展は、写真家・映画監督 蜷川実花氏の写真展です。キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」のオープニングとして、キヤノンギャラリー S (品川)、キヤノンギャラリー銀座、キヤノンギャラリー大阪の3拠点で順次実施します。
拠点ごとに異なるテーマで開催し、大阪では「いのちの息づかい」をテーマに都市やそこで暮らす人々の感情などを写し取った作品を展示します。なお、品川では「花」をテーマとした作品、銀座では「生物」をテーマに金魚や花の作品を展示します。いずれも日常の中に現れる一瞬の美しさを氏独自の視点で切り取っています。

開催日程 会場
2023年5月23日(火)~6月3日(土)
10時~18時(日曜・月曜・祝日休館)
キヤノンギャラリー大阪
スクロールできます

写真展紹介動画

蜷川実花氏による写真展を紹介する動画です。
ぜひご覧ください。

展示コンセプト

コロナ禍からの再生、混迷の中であっても道を紡ぐこと、2023年はそうした歩みが始まっている。蜷川も、そのような再生の文脈の中で、表現者としての新しい挑戦を行なっている。1人だけではなく、人々と心を重ねて世界を感じ、その先の光を探すこと。響き合う中で現れる感情は全てがポジティブなものばかりではない。悲哀や不安、そういった心の動きとも向き合う中で、世界の中に現れる一瞬の中に、永遠につながるような景色を映しとってきた。本展示は、日常の中に現れ、そして過ぎ去る一瞬にある美しさを、人々とともに発見し、再び歩き出す体験である。

本作品は都市の中に感じるいのちの息づかいを映像で表現したものである。都市というモチーフで何かが表現される時、その対象は建物や乗り物などの人 工物、あるいはそこに暮らす人々のどちらかに寄ることが多くなる。本作品では、その間にある景色や感情に焦点を当てている。日が落ちた後に浮かび上がってくる街の灯り、ネオンサインや車のヘッドライト、ビルの室内や屋上に灯る光。蜷川はその光の向こう側にいのちの息づかいを感じている。
追憶や願望、繊細さと力強さ、過去や未来、そうしたイメージが交錯する中に重なる、鑑賞者の息づかいもまた鑑賞体験を構成するだろう。

テキスト:宮田裕章(本展監修・映像作品プロデューサー/慶應義塾大学教授)

作家プロフィール

蜷川 実花(にながわ みか)

写真家、映画監督
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。
木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年Rizzoli N.Y.から写真集を出版。
『ヘルタースケルター』(2012)、『Diner ダイナー』(2019)はじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』を監督。最新写真集に『花、瞬く光』。

主な個展

「蜷川実花展」台北現代美術館(MOCA Taipei)2016年
「蜷川実花展—虚構と現実の間に—」2018年-2021年(日本の美術館を巡回)
「MIKA NINAGAWA INTO FICTION / REALITY」北京時代美術館2022年
「蜷川実花 瞬く光の庭」東京都庭園美術館2022年

著作権について

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