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中村 治 写真展「NEON TOUR」

公開日:2024年11月25日

ネオンを巡る旅は、変わりゆく街の来歴をたどる、時間旅行であった。

ネオンは設置条件が良ければ30年以上灯り続けるものもある。街を歩くと、この数日で取り付けられたネオンから、30年以上も前から街を照らし続けてきたネオンまで、いちどきに出会うことができる。そして、ネオンが設置されたお店や屋上広告には、そのネオンが取り付けられた時代や人々の感覚が盛り込まれているのを見ることができる。

2020〜24年の5年間、南は那覇、北は札幌まで、ネオンが照らす風景を求めて日本各地の街を歩いてきた。どの街でも、多くのネオンがLEDに置き換わり、その数を減らしてきたが、ここ数年で新たなネオンも増え始めている。

夜の街を歩き、ネオンの灯りを浴びた時、どんな感情が呼び起こされるのか、街の喧騒に耳を澄ましてきた。そして、聞こえてきたのは街を歩く僕たち自身の物語だった。

開催日程 会場
2025年1月7日(火)~1月18日(土)
10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館)
キヤノンギャラリー銀座
2025年3月4日(火)~3月15日(土)
10時~18時(日曜・月曜・祝日休館)
キヤノンギャラリー大阪

トークイベントのご案内

①ギャラリートーク

会場
キヤノンギャラリー銀座
日時
2025年1月10日(金)19時~20時
ゲスト
與那覇潤さま(評論家・元歴史学者)
定員
先着20名
  • 12月2日 10時より予約開始。
観覧方法
事前予約

作家プロフィール

中村 治(なかむら おさむ)

1971年、広島生まれ。成蹊大学文学部文化学科卒。
ポートレートを学ぶため写真家、坂田栄一郎に4年間師事。
2019年、福建省の山間部に点在する客家の村とそこに生きる人々を撮影した写真集『HOME-Portraits of the Hakka』で、第20回さがみはら写真新人奨励賞を受賞。
2021年、東京周辺に残るネオンのある風景を集めた写真集『NEON NEON』を上梓。2024年12月末、同名写真集『NEON TOUR』(LITTLE MAN BOOKS)を上梓。

著作権について

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