永坂 嘉光 写真展:空海 永坂嘉光の世界
公開日:2019年4月18日
最終更新日:2023年10月8日
本展は、写真家 永坂 嘉光氏による写真展です。
弘法大師空海の生誕の地四国から、若き日の修行の地である吉野や大峯、留学僧として渡った中国、1200年の密教の法灯を継ぐ京都の神護寺と東寺、そして今も空海が生きて人々を見守るという高野山の霊場など、空海ゆかりの地を撮影した作品約60点を展示します。
大自然と対話しながら撮影された風景や、特別な許可を得て撮り下ろした光と色に満ちた密教の行事、永く守り伝えられた秘仏など、半世紀にわたって空海のイメージを追い求め、撮影し続けてきた永坂氏ならではの作品の数々です。
作品は、すべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし展示します。
開催日程 | 会場 |
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2019年4月18日(木)~6月3日(月) ゴールデンウィーク休館日: 2019年4月28日(日)~2019年5月6日(月) |
キヤノンギャラリー S(品川) ※ 2019年4月20日(土)13時30分~キヤノンホール Sにてトークイベントを開催します。 ※ 2019年5月11日(土)13時30分~キヤノンギャラリー Sにてギャラリートークを開催します。 ※ 2019年6月1日(土)13時30分~キヤノンギャラリー Sにてギャラリートークを開催します。 |
トークイベントのご案内
展示作品を紹介しながら、撮影の秘話などについて、高雄山神護寺貫主の谷内 弘照氏、写真家の島田 真希氏とともに語ります。
日時 | 2019年4月20日(土)13時30分~15時 |
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会場 | キヤノンホール S |
定員 | 300名 |
ゲスト | 谷内 弘照(高雄山神護寺貫主)、島田 真希(写真家) |
申込方法 | 事前申し込み(先着申込順、参加無料) |
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※
イベントは終了しました。
ギャラリートークのご案内
作家による展示作品の解説や、撮影時のエピソードなどをお話しいただきます。
日時 | 2019年5月11日(土)13時30分~ |
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会場 | キヤノンギャラリー S |
ゲスト | 飯沢 耕太郎氏(写真評論家) |
申込方法 | 事前予約不要 |
日時 |
2019年6月1日(土)13時30分~ |
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会場 |
キヤノンギャラリー S |
ゲスト |
佐村 憲一氏(グラフィック・デザイナー) |
申込方法 |
事前予約不要 |
作家メッセージ
私は、空海によって開かれた高野山で生まれました。串田 孫一「季節の断章」等に影響を受けて、自然の気配を感じとりながら、見えるものとの対話をテーマに、地元高野山での撮影に日夜を過ごしました。樹々や堂塔など、同じ被写体を時や光の方向を変え、その移り変わりを黙視します。1本の樹木でもその喜怒哀楽を感じて撮影していきます。なかには、2度とチャンスがない素晴らしい一期一会の出会いもありました。
静寂さを求めるなら、人のいないときや、雨上がりを狙って撮影に行きます。時には台風の最中にも。それが私の創作の原点です。たなびく雲海や山深い高野山独自の四季の移ろいなど、この地に住む者ならではの独自の表現と思っています。
中国から密教を伝えた空海は、五大(地・水・火・風・空)からなる森羅万象にはみな響きがあるという言葉を残しています。私も大自然の中に身を置いて、見えるものと対話し、語りかけてくるものを聞いて撮影を続けてきました。作品から、人知を超えるものを感じていただければ幸いです。
作家プロフィール
永坂 嘉光(ながさか よしみつ)
1948年、和歌山県高野山生まれ。大阪芸術大学卒。1970年頃から高野山の撮影を始め、密教の源流を巡ってインド、中国、ブータンなどアジア各国を取材。日本の霊山や秘仏も数多く取材し、宗教と文化をテーマにしたスピリチュアルな映像表現で知られる。2002年、アメリカ・カーメルのウェストン・ギャラリーで個展「Echoes of the Spirit」開催後、同所で作品を常設展示。主な写真集に「弘法大師の足跡」(同朋舎出版)、「高野山千年」(ぎょうせい)、「永遠の宇宙―高野山」「空海の歩いた道」「天界の道-吉野・大峯 山岳の霊場」「空海 千二百年の輝き」(ともに小学館)など。大阪芸術大学教授として、長年写真教育の現場に携わる。日本写真芸術学会芸術賞、日本写真協会作家賞、和歌山県文化功労賞、地域文化功労者文部科学大臣表彰などを受賞。
著作権について
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