近藤 公朗 写真展「North Shore Winter」

この作品集は、ハワイ・オアフ島のノースショアにおける冬のシーズンに撮り集めた写真である。

2018～2019年冬、私はサーフ・フォトグラファーとして、ここノースショアで撮影し始めて40年を迎えていた。この時期にこの地で撮影することは、自分のライフワークの最も重要な一つとして力を注いで来た。その理由の一つに世界中から優れたサーファーたちがノースショアの波で競い合い真の世界一を決める舞台となっているからだ。

ノースショアは、「7マイルのミラクル」と言われるほど世界有数のサーフスポットが数多くある。
シーズンを外せば、のどかな田舎であるが、冬のシーズンになると、日本から次々とやって来る大きな低気圧からの波で海は一変する。そしてここの波を制した者が世界で認められるのだ。

今回の写真展では、ノースショアで繰り広げられるサーフィンだけではなく、波のある風景、ハワイならではのセレモニー（儀式）やワールドタイトルが決まった瞬間、そしていろいろな表情を見せる波などのサーフシーンの数々をまとめてみた。