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寛永 写真展「風と火」

公開日:2024年2月27日

私は写真の価値を、美術品の様なモノに高めたいと考えています。
所有欲を掻き立てる事や、飾る事でその空間を引き立てる事。
それを見ることによって、新しい方向性へ導くなど、美術品には様々な価値があり表現があります。そういったモノを目指す一方で写真独特の表現がドキュメンタリー性だと思っています。
私の作品は、いわゆるドキュメンタリー写真とは違い、作り込んだものですが、それでも写真である限りドキュメンタリー性が生きてくると思っています。
AIが進出する中、彼らの作るものはグラフィックでありドキュメンタリー性のある写真ではないので、そういった部分を意識し、人類として作品を創っています。
そしてなによりも、美の発見と提案がその目的となります。
手法としては、背景は和紙に水彩絵具で色を塗り、歪んだ質感を活かしています。
作品後半のトリムマークの様なモノは、トーンカーブをずらして追い焼きしたものです。作品のバランスを取るのと同時に、まばたきの残像の様に見せています。
全体としては「侘び寂び」というドキュメンタリー性を意識しています。

開催日程 会場
2024年4月2日(火)~4月13日(土)
10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館)
キヤノンギャラリー銀座
2024年6月18日(火)~6月29日(土)
10時~18時(日曜・月曜・祝日休館)
キヤノンギャラリー大阪

作家プロフィール

寛永 Kanei

広島の瀬戸内海のとある島で生まれる。
日本写真芸術専門学校を卒業後、広告カメラマン2名に弟子入り。
2年のアシスタントを経て、フリーランスで活動。
その後、鎌倉に拠点を移し活動。
2022年、原点に戻り、アート制作を開始する。

著作権について

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