このページの本文へ

GRAPHGATE企画展 稲垣 翔太 作品展「WHY I CAN」

今回の作品は、「夢・目標を叶えるための原動力は何か」を1人のボクサーから表現したノンフィクションです。このテーマに至った過程は、現在自分自身も夢を追っている身だからこそ、ヒントを得たいと感じたからです。夢を追うのは大変で、私も辞めたいと感じたことがあります。そして現状は夢・目標を追いかけていけていますが、この先も追い続けることが出来るのか不安に思い、自分自身を見つめ直す意味でもこのテーマで作品を撮ろうと決めました。

被写体は、フィリピン人の21歳のプロボクサーです。彼を被写体に選んだ理由は、スポーツなどで貧困街出身の~~選手など耳にする機会があります。普通より厳しい環境にいながら、なぜ彼らはそんなに熱い気持ちを持ち続けることが出来るのだろうと思いました。単純に貧困を抜け出したという理由だけなら、貧困で育った多くの人が成し遂げることが出来るはずです。しかし、彼らの中でも僅かだけが達成しています。原動力にはもっと何か他の理由があるのではないかと思い、貧困の中で育ち、夢に向かって這いあがろうとする彼を被写体に決めました。そして彼から、夢のあり方や、原動力を映し出そうと試みています。

この作品は夢を叶えようともがいている時の、見つめ直す1つのヒントになればと思っています。

開催日程 会場
2024年8月6日(火)~8月10日(土)
10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館)
キヤノンギャラリー銀座
2024年9月10日(火)~9月14日(土)
10時~18時(日曜・月曜・祝日休館)
キヤノンギャラリー大阪

作家プロフィール

稲垣 翔太(いながき しょうた)

1996年生まれ 愛知県名古屋市出身。2020年コロナをきっかけに映像制作に興味をもち始め、2021年大阪の映像制作会社にアシスタントマネージャーとして従事。一年後、退職し個人にて結婚式や飲食店のプロモーション映像を作成。近年は興味があったドキュメンタリー制作を行ない始め、2023年第18回札幌国際短編映画祭Micro Docs部門入選。

著作権について

当写真展関連ページに掲載されている写真の著作権は作者に帰属します。
これらのコンテンツについて、権利者の許可なく複製、転用などする事は法律で禁止されています。