ATP Germany presents スポーツ報道展「Emotion& Excitement」
公開日:2021年7月21日
最終更新日:2023年10月8日
本展はドイツ・ミュンヘンを拠点とするスポーツ報道エージェンシーATP Germanyが主催する写真展です。本展の作家である薬師洋行氏とArthur THILL(アーサー・ティル)氏は、1974年頃に知り合い、1998年の長野五輪以降は、薬師氏もATP Germanyの一員として様々な取材を行ってきました。
今回はその二人が取材してきた1972年に開催の札幌五輪から、2018年開催の平昌五輪まで23大会(夏季大会10、冬季大会13)における「感動と興奮」の瞬間をセレクトし、その中から約150点の作品を展示します。
作品はすべてキヤノンのプリンター「imagePROGRAF」でプリントします。
開催日程 | 会場 |
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2021年7月21日(水)~8月31日(火) ※ 来場される際はご来場のお客さまへのお願いをご確認ください。 10時~17時30分(最終日は16時30分まで) ※ 日曜・祝日休館[夏季休業8月8日(日)~8月15日(日)] |
キヤノンオープンギャラリー1・2(品川) |
作家メッセージ
ATP Germanyはドイツ・ミュンヘンを拠点とするスポーツ報道エージェンシーです。薬師洋行は、Arthur THILL(アーサー・ティル)と1974年ころに知り合い、スキーW杯や様々な大会の取材を行ってきました。1998年の長野五輪以降の五輪では、薬師もATP Germanyの一員として協力してきました。東京五輪・パラリンピックを前に、私たちは取材した五輪を振り返りました。すると、Arthur THILL(アーサー・ティル)は19大会(夏季9回、冬季10回)、薬師は、17大会(夏季4回、冬季13大会)取材していました。五輪初取材は薬師の1972年の札幌五輪であり、それ以降二人が同じ大会を取材したのは13大会、各々単独で取材した10大会あり、2018年の平昌五輪までに23大会を取材していました。
五輪はいつの大会も感動と興奮を与えてくれます。そして私たちは情熱をもって取材しました。これまで約50年、フィルムからデジタルへ、単写からモータードライブへと、取材撮影の方法は大きく変化、進歩してきましたが、私たちの五輪への思いは変わってはいません。
そこで今、これまでに撮影した膨大なフィルムやデジタルデータの中から、「五輪の感動と興奮」の瞬間を探し出し、展示することにしました。きっと来場された皆さんの脳裏に多くの懐かしい瞬間が、記憶として蘇ってくるのではないでしょうか。そして展示された写真と記憶が重ね合わさった時、感動と興奮が再び現実のものになるのではないでしょうか。
是非、そんな楽しいひと時を過ごしていただきたいと考えています。
プロフィール
Arthur THILL(アーサー・ティル)
国際スポーツプレス協会(AIPS)会員、ルクセンブルグスポーツプレス協会(ALPS)会員
1970年からFIA Formula 1 GP取材、500GP以上を撮影
1976年以来、19の夏季、冬季五輪を取材
1978年以来、Moto GP races、24 Hours Le Mans、Tour de FRANCEなども取材
笹川スポーツ財団主催「世界スポーツフォトコンテスト」で入賞
1996年 アトランタ五輪で、IOCベストスポーツ写真賞を全IOC会長アントニオ・サマランチから受賞
1996年 ルクセンブルグで、五輪テーマの写真展開催
2008年 ルクセンブルグで、30年のスポーツ写真をテーマに写真展を開催
2019年4月 ルクセンブルグで「DEJA-VUS PHOTOGRAPHIQES」に出展
薬師 洋行(やくし ひろゆき)
富山県生れ。京都外国語大学卒業、東京写真専門学校卒業
国際スポーツプレス協会(AIPS)会員、日本スポーツプレス協会(AJPS)会員
1969年 スキーワールドカップを初取材
1972年 札幌五輪で組織委員会公式カメラマンを務めた後、平昌五輪まで13回の冬季五輪、4回の夏季五輪、20回のアルペン世界選手権、2回のノルディック世界選手権を取材
1993年 盛岡・雫石アルペン世界選手権では組織委員会報道委員
2009年 フリースタイル世界選手権猪苗代大会組織委員会フォト担当委員
2012年 FIS(国際スキー連盟)ジャーナリストアワード受賞
AIP(国際スポーツプレス協会)ベテラン五輪ジャーナリスト賞受賞
写真展
- 2004年9月
- 「アテネの夏」(アテネ五輪)
- 2005年3月
- 「2005 スキー世界選手権」
- 2006年5月
- 「アスリートの情熱と歓喜」(トリノ五輪)
- 2012年10月
- 「White Circus since 1969」(FIS Journalist Award受賞記念展)
- 2018年6月
- 「祇園祭・神輿渡御」など
Arthur THILLと薬師洋行との共催写真展
- 2008年9月
- 「想いは一つ、アスリートの夢」(北京五輪)
- 2010年3月
- 「夢は続く」(バンクーバー五輪)
- 2014年3月
- 「熱く、そして美しく」(ソチ五輪)
- 2016年10月
- 「for the GOLD」(リオデジャネイロ五輪)
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