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選考会レポート 2025年 第3回GRAPHGATE

Qualifying Competition

選考会レポート

新しい可能性や才能を秘めた
写真・映像作家の発掘オーディションとして2023年より始まり、
今年で3回目を迎える「GRAPHGATE」。
その三次選考会が9月20日(土)に行われました。
作品の表面的な美しさや表現技法だけでなく、
「伝える力」を重視するため、
作家のプレゼンテーションが重要な鍵となる三次選考会。
この日、多数の応募の中から一次選考、二次選考を通過した21名が、
三次選考会会場に集いました。

一次選考、二次選考を通過した21名が集い、
プレゼンテーションによる三次選考会を実施

今回、選考委員を務めるのは、天野太郎氏、小野泰洋氏、片岡英子氏、齋藤精一氏、藤森三奈氏の5名とキヤノンマーケティングジャパン。新たに4名を迎えた選考委員の全員が、一次選考ですべての応募作品と向き合い、二次に進む作家を選出。その後、二次選考では応募作品をベースとしたポートフォリオや過去の参考作品、そして作品のステートメントが提出され、選考委員の協議による二次選考が行われ、三次選考へと進む21名が決まりました。
そして、三次選考会当日、選考委員と21名の参加者が会場に集まり、静かな緊張感に包まれる中、各々のプレゼンテーションが始まりました。

約7分間のプレゼンテーションで自分の思いを届ける。おそらく、ほとんどの人が事前に練習してきたのでしょう。緊張しながらも、しっかりと自分の言葉で語り、作品や表現に込めた気持ちを丁寧に伝えていました。また、表現することとの出会いや、どんな思いで作品を制作しているのか、そして、今後どのような活動をしていきたいかなど、作家として生きていくための思いを語った参加者たち。それを受け、選考委員から質疑応答の際に、作品に対する問いだけでなく、作家として秀でた点や、今後の活動のヒントになるアドバイスが送られていました。
質疑応答の時間を含めると約12分。皆、発表を終えると、どこか安堵した表情に。それでも、次の参加者のプレゼンテーションが始まると真剣な表情でその内容を聞き入り、休憩時間になると参加者同士で自然と会話が生まれていました。

慎重に協議を重ね、
優秀賞5名と佳作9名が決定

参加者全員のプレゼンテーションが終わると、選考委員は別室に移動し、すぐに審議が始まりました。各選考委員が優秀賞や佳作に相応しいと思う人を挙げ、作品やプレゼンテーションの内容について協議。その中では、「プレゼンテーションで語った内容が見事に作品に現れていた」、「今後の作品が楽しみ」といった声も聞こえていました。そして、厳正な選考の結果、優秀賞と佳作が決定。優秀賞には、大鐘愛子氏、大野咲子氏、奥田峻史氏、kokoro氏、水島貴大氏の5名が選ばれ、佳作には、阿部高嗣氏、小野澤峻氏、スズキタイト氏、田中康晴氏、塚本大輝氏、土屋尚幸氏、中村光男氏、蓬台祐希氏、山野彰太氏の9名が選ばれました。なお、優秀賞の5名がグランプリを競う公開選考会が11月29日(土)に行われます。ぜひ、会場にお越しください。

GRAPHGATE展2025

第3回GRAPHGATEで一次選考から三次選考を経て
選出された優秀賞・佳作の作品を展示します。

会 期
2025年11月25日(火)~12月18日(木)
会 場
キヤノンオープンギャラリー1・2
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