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テントひとつあれば夢は叶う。旅するように暮らす、キャンプ女子ライフ。

公開日:2021年2月25日

最終更新日:2021年10月25日

Text : PEKO
Photo : PEKO,good mellow camp

自然に囲まれて気付く静けさ、美しさ、尊さ。日々の暮らしに小休止を打つように、心と体をおだやかな状態に整える。まるでリトリートのような時間を過ごすうちに、すっかりキャンプに夢中になったPEKOさん。好きが高じて、本職とは別に、野外キャンプイベントを開催するまでに。キャンプがご縁を引き寄せ、憧れた生活スタイルも叶えてくれたと言う彼女。そんなとびっきりの愛しさを言葉にしていただきました。

PROFILE

PEKO(ぺこ)

女子キャンパー。キャンプ好き女子8人のユニット 「GOOD MELLOW CAMP」代表。

目で、耳で、心で感じる、ネイチャーワールド。

わたしがキャンプにのめりこむキッカケ。
それは3日間に及ぶ大型野外フェスだった。

はじめての野外フェス
はじめてのキャンプの
「はじめて」続きで
とにかく外で眠ることにドキドキしていたけど、とてもすんなり深い眠りについたことを覚えている。満天の星空の下、遠くから聞こえてくる話し声と、虫の音色に「これがキャンプなのか」とランタンを消した。

テント、ランタン、焚火台……。
徐々にそろっていく道具たちを眺めてはどこへ行こうか妄想する日々。
車を手に入れてからは、あちこちのキャンプ場に出かけるようになった。

小さな島の海辺や、
誰もいない静かな湖、
街を一望できる山の上、
ふわふわの雪の積もる森。
自分のお気に入りの場所を探す中で気が付いたら自分がずっと憧れていた、「旅するように暮らしたい」が小さなテントと一緒に出来るようになっていた。

「いまキャンプが注目されていますがどうですか?」と聞かれたら、やっぱり都市から離れて非現実を味わえることが一番と答える。

早起きをして湖の桟橋から朝日を見ながらコーヒーを淹れる。湖畔にきらきらと反射するあたたかい朝日を浴びながら、自然の中で1日過ごすだけで色んなものがリセットされるのだ。

キャンプ場を散歩していると自分なりのキャンプスタイルを楽しんでいる人ばかり。

最新のギアを並べた大勢の人で賑わうグループキャンプ、
ミニマリストのような必要最低限の道具だけのソロキャンプ、
家族や恋人とゆったりと過ごす大型テント泊。
わたしは古いものが好きなのでヴィンテージギアが多い。

なかでもアメリカで100年以上前に使われていた古いテーブルとアイロン台がお気に入り。壊れても自分でメンテナンスして大切に、大切に使っている。

キャンプ道具ひとつひとつにも物語があってECサイトをクリックしてすぐなんでも手に入る世の中だけどあちこちの古道具屋さんをめぐって出会えたものは自分だけの特別感がある気がするのだ。

旬の「大自然」まるごと、みんなでいただきます!

女子キャンプの時は一番こだわるのは「料理」。
その日のテーマを決めて旬な野菜をたっぷり使った季節感のある料理を作る。
“そのときの美味しいものをみんなで食べること”を大切にしている。

春は摘んできた山菜で揚げたての山菜の天ぷら。
夏は海の幸をふんだんに使ったアクアパッツァ。
秋はきのことさつまいものカマンベールアヒージョ。
冬は薪ストーブを使って蜂蜜入りのスペアリブ。

おいしいごはんたちはわたしたちの心を躍らせる。
外で食べるごはんってなんであんなにもおいしく感じるんだろう。

夜になると持ってきた薪に火をつける。
パチパチと音を立て燃える焚火を囲むとついついお酒も進む。
寒さも忘れて何時間でも話していられる贅沢な時間。

「マシュマロ持ってきたよ」
「じゃあスモア作ろうか」
「わたしコーヒー淹れるね」

マシュマロを焚火であぶってチョコレートと一緒にクッキーで挟むだけで世界一おいしいデザートが出来上がる。

木と木の間に真っ白なスクリーンを張ってハンモックを準備したら森の映画館が完成する。

観るのは映画だけじゃなくて音楽のPVだったり、フェスの動画だったりと毎回様々。解放感たっぷりの森の中で見る映像にみんなわくわくして夢中になる。

焚火にあたり、コーヒー片手についつい夜更かししてしまう楽しい時間。

つなげる、つながる。キャンプが私にくれたもの。

気がついたらアウトドアをすることで随分たくさんの仲間が増えた。これが一番嬉しいことなのかもしれない。キャンプは人とつながるツールでもあり、人と人をつなげるツールでもある。

新しく繋がった友人たちとSUPを持って海でキャンプをしたり、山登りをして山頂でキャンプをしたり、今年はバックパックひとつに荷物を詰め込んでいつもと違う小さな冒険をたくさんした。

自分の脚で見つけた絶景はシェアしたくなるし、誰かのきっかけになったらそれほど嬉しいことはない。

さあ、今日も撮った写真を見て、今週末はどこにキャンプしにいこうかなんて考えている。

人生は楽しまなくっちゃ、もったいない。

好きをかたちにするヒント

キャンプをもっと楽しむなら

好きなものを飾ったり、写真に残したり、アルバムにしたり。あなたの「好き」をかたちにするアイデアをご紹介します。

いつでも気軽にシェア

自然の中で見つけたお気に入りの景色はかばんにもひっかけられるような小さなカメラで撮るのがおすすめ。すてきな瞬間を逃さないように!

いつでも好きな映像を楽しむ

開放感たっぷりの場所で見る映画はわくわくして夢中になってしまいます。屋外でも使用できるミニプロジェクターがあればいつでも好きな映像を楽しむことができますよ。

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テントひとつあれば夢は叶う。旅するように暮らす、キャンプ女子ライフ。
https://personal.canon.jp/ja-JP/articles/life-style/itoshino/list/camp
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https://personal.canon.jp/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/life-style/itoshino/list/camp/image/thumbnail-main.jpg?la=ja-JP&hash=11F4A47A5D45B6D007AAC13C37ED3B00
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