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特長 RF100-300mm F2.8 L IS USM

超えていく。過去も、限界も。 RF100-300mm F2.8 L IS USM

“300mm F2.8 L”の
歴史を塗り替える
フラッグシップズーム

多くのプロフェッショナルから支持され続ける
“300mm F2.8 L”が
RF100-300mm F2.8 L IS USMという
ズームレンズとして新しい歴史を刻み始める。
100mmスタートの汎用性で、
従来の単焦点レンズ数本分の
望遠・超望遠領域をカバー。
さらに単焦点Lレンズに匹敵する高画質を実現。
F2.8固定のズームながらも
徹底的な小型・軽量化を達成。
これまでの撮影領域を超え、
挑めなかった限界をも超える。
望遠撮影がいま、新しくなる。

100-300 F2.8 L

01

F2.8の大口径
100-300mmズームとして
大幅軽量化

EF300mm F2.8L IS II USMの登場から10年あまり。レンズ技術開発の蓄積が、軽量・コンパクト化に結実。フルサイズセンサー対応の焦点距離300mmを含むF2.8ズームレンズとして最軽量約2,590gを達成しました。さらに、エクステンダーとの組み合わせにより、従来の大口径・望遠単焦点Lレンズ、望遠LズームのセットをRF100-300mm F2.8 L IS USM一本に集約することが可能に。携行レンズセットを軽量化します。

※ 2023年4月時点、キヤノン調べ。

F2.8単焦点レンズの明るさのまま
100mmスタートの3倍ズームに
従来の組み合わせ※1より軽量化し
機動力が大幅に向上

EOS-1D X Mark III +
EF300mm F2.8L IS II USM

カメラ
約1,448g※2
レンズ
約2,350g

3,798g

300mm
F2.8
単焦点

EOS R3 +
RF100-300mm F2.8 L IS USM

カメラ
約1,022g※3
レンズ
約2,590g

3,612g

100-300mm
F2.8
3倍ズーム

  • ※1 EOS-1D X Mark III+EF300mm F2.8L IS II USM
  • ※2 アイカップEg・バッテリーLP-E19・CFexpressカード1枚を含む。
  • ※3 アイカップER-h・バッテリーLP-E19・CFexpressカード1枚を含む。

エクステンダーとの組み合わせにより
携行・運搬時や撮影時の取り回しが
格段に向上

RF100-300mm
F2.8 L IS USM

2,590g

エクステンダー RF1.4×

225g

140-420mm・F4の
超望遠ズームレンズに

エクステンダー RF2×

340g

200-600mm・F5.6の
超望遠ズームレンズに

APS-Cサイズセンサー搭載カメラとの組み合わせなら320-960mmをF5.6通しで
カバー!

02

単焦点Lレンズに迫る
ズーム全域高画質

EOS Rシステムの特長を最大限に生かした最新の光学設計により、絞り開放からズーム全域で、単焦点Lレンズに匹敵する高画質を実現。エクステンダー使用時も、超望遠Lズームレンズ単体と並ぶ画質をキープしています。

焦点距離:300mm<br>ISO100 F2.8 1/400sec.
焦点距離:600mm<br>ISO12800 F5.6 1/1600sec.エクステンダー RF2×使用

収差を抑制した大口径の美しいボケ味

蛍石1枚、UDレンズ4枚を効果的に配置し、各種収差を抑制。画面中心から周辺まで色にじみを抑えて美しいボケ味を実現。開放絞りによる、被写体を浮き上がらせるような表現が可能です。また、ガラスモールド非球面レンズを使用することにより、画面周辺部まで高画質化を達成しています。

焦点距離:300mm ISO400 F2.8 1/250sec.
光学断面図(WIDE端時)18郡23枚

ASCによるフレア・ゴーストの抑制

反射防止効果の高いコーティング技術ASC(Air Sphere Coating)を3枚のレンズ面に採用し、フレア・ゴーストを効果的に抑制。レンズ内部の不要な反射を回避するメカ構造との相乗効果で、光源が画面に写り込むようなシーンでも、クリアな画像を実現します。

空気と二酸化ケイ素からなる超低屈折率層 ASC
焦点距離:300mm ISO200 F2.8 1/1000sec.

ズーム全域・最短撮影距離でも高画質

RF望遠Lズームレンズで実績を重ねた「電子式フローティングフォーカス制御」がさらに進化。無限遠から最短撮影距離まで、画質が高く維持されるよう設計されています。最短撮影距離1.8m、最大撮影倍率0.16倍(焦点距離:300mm時)により、ズーム全域で被写体のディテールに迫った美しいクローズアップ撮影が行えます。

焦点距離:300mm ISO100 F2.8 1/400sec.
最短撮影距離
1.8m
最大撮影倍率
0.16
(300mm時)

キヤノン初
進化した電子フローティング
フォーカス制御

フローティングレンズとフォーカスレンズの駆動域がオーバーラップする大胆な設計を採用。高画質と軽量化、高速AFに貢献しています。

03

高速な静止画AF/
なめらかな動画AF

チップ状の小型モーター「ナノUSM」を2つ搭載し、静止画撮影時は高速かつ高精度なAFを、動画撮影時は被写体の動きに合わせたなめらかな追従を実現します。

高速・高精度な静止画AF

EOS RシリーズのデュアルピクセルCMOS AFとの連携で、高速・高精度な静止画AFを実現。最新のEOS Rシリーズの電子シャッターによる高速連写や、高度な被写体検出によるトラッキングを組み合わせたサーボAFの複雑な動きにも対応し、素早く動く動物・スポーツ・乗り物を、確実なピント精度で撮影することができます。

映像の「なめらかさ」に
こだわった動画AF

動画撮影時は、被写体の動きに合わせてなめらかにフォーカスが追従。フォーカスやズーム操作のスムーズさもあいまって、高品質な動画を撮影できます。RF70-200mm F2.8 L IS USMと比較し、調整ポイントを大幅に増やすことで、ズーム時のピント位置ずれを少なくしています

※ ズームリングを急回転させた場合、一時的にピントがボケることがあります。

また、動画撮影時のフォーカス操作によって生じる画角変動を、カメラで電子的に補正する「フォーカスブリージング補正」にも対応。各フォーカスポジションにおける像倍率の変化に応じて、トリミングをかけることで画角を一定に保ちます。

※ フォーカスブリージング補正機能を搭載したカメラボディーに装着した場合。動画撮影モードでのみ使用可能です。

フォーカスブリージング補正

  • ON
  • OFF

04

単体で5.5段※1
協調制御で6.0段※2
手ブレ補正

300mmの望遠端において、CIPA規格5.5段※1の手ブレ補正機構(IS)を搭載。ボディー内手ブレ補正機構を搭載したカメラとの組み合わせでは、協調制御により6.0段※2の効果を発揮。手持ち撮影でも、よりシャープな映像が撮影でき、安定したフレーミングとフォーカシングが可能となります。

  • ※1 焦点距離300mm、EOS R使用時、CIPA規格に準拠(Yaw/Pitch方向)
  • ※2 焦点距離300mm、EOS R3使用時、CIPA規格に準拠(Yaw/Pitch方向)

1/25

ISO100・F2.8 手持ち撮影
(300mm・EOS R3 使用時)

  • IS ON
  • IS OFF

手ブレ補正モード

スイッチを切り換えることで、被写体の動きに応じた3つの手ブレ補正モードを選択可能です。

[MODE 1]
静止している被写体:すべての方向の手ブレを補正します。
[MODE 2]
流し撮り:水平方向の流し撮り時は上下方向、垂直方向の流し撮り時は左右方向の手ブレを補正します。
[MODE 3]
不規則な動きをする被写体:シャッターボタン半押し状態(フレーミング時)で手ブレ補正の演算を開始。
全押し時(露光時)のみ手ブレ補正が働きます。

05

フラッグシップに相応しい
信頼性・デザイン・操作性

プロフェッショナルのためのLレンズには、悪条件下でも常に安定した性能を維持する使命があります。RF100-300mm F2.8 L IS USMは、どんな場所でも、どんな環境でも、撮りたいと思った瞬間の撮影を確実なものにする耐久性・堅牢性、そしてフラッグシップに相応しい高品位なデザイン、高い操作性を備えています。

信頼性

耐久性・堅牢性

レンズ内部部品は、エンジニアリングプラスチック、アルミ、チクソモールディングのマグネシウム合金などを複合的に採用。大幅な軽量化を実現しながらも、他のLレンズと同等の耐衝撃性能を発揮します。また、レンズ群をマウント近くまで配置する光学設計に伴い、ドロップインフィルター方式を省略。強度上の懸念となる鏡筒の開口部がなくなり、外装筒が薄肉化。堅牢性が向上すると同時に、さらなる軽量化が実現しました。

異素材を複合的に採用/ドロップインフィルター方式を省略

防じん・防滴構造

防じん・防滴構造の採用により、突然の雨や、水際での撮影も安心です。操作リングやスイッチパネルなどにシーリングを施し、水やほこりの浸入を防ぎます

※ 水滴やほこりの浸入を完全に防ぐものではありません。

防じん・防滴シーリング箇所

遮熱塗装

反射率が高く、太陽光による温度上昇を軽減できる遮熱塗料を採用。さらに、キズがつきにくいレザートーン塗装を施すことにより、あらゆる撮影現場で、優れた遮熱性と耐擦性、耐候性を発揮します。

フッ素コーティング

レンズの最前面にフッ素コーティングを採用。油や水をはじきやすく、レンズに付着した油分も、溶剤を使わずに乾いた布だけで簡単に拭き取れます。

フッ素コーティング塗布面

デザイン

前玉から入った光が、撮像面へと集束していく「光の集束美」を表現。幅広のマウントコアリングや、フラットでシンプルな操作スイッチ群など、流麗で無駄のない高品位なデザインに。「Lレンズ」のアイデンティティを継承しつつ、各種電子制御化に伴ってリング位置を最適化するなど、新しい世代のレンズデザインとして洗練させています。

操作性

プロが現場で使いやすい操作性を追求。新しく追加された「レンズファンクション/フォーカスプリセットボタン」や、4つの「レンズファンクションボタン」、「コントロールリング」などの高いカスタマイズ性により、高度な操作も快適に行えます。

NEW
レンズファンクション/フォーカスプリセットボタン

グリップを持ったまま操作可能な鏡筒手前位置に配置。デフォルトでは[AFストップボタン]として機能しますが、「レンズファンクション/フォーカスプリセットボタン切り換えスイッチ」により、[レンズファンクション][フォーカスプリセット][フォーカス呼び出し]機能に切り換えが可能です。

※ 操作イメージ
レンズファンクション/フォーカスプリセット
切り換えスイッチ
[L-Fn]
「レンズファンクション/フォーカスプリセットボタン」が「レンズファンクションボタン」として動作します。
※ 「レンズファンクション」の機能はカメラ側の[ボタンカスタマイズ]設定で変更できます。
[PRESET]
セットしたい距離にピントを合わせて「レンズファンクション/フォーカスプリセットボタン」を押し、その距離をメモリーにプリセットします。
[RECALL]
レンズファンクション/フォーカスプリセットボタンを押すとプリセットした距離にピントが移動します。

レンズファンクションボタン

レンズ鏡筒の前側に4つの「レンズファンクションボタン」を搭載。カメラボディー側の設定で機能を割り当て可能。レンズがどんな向き・構えでもスピーディに操作することができます。