キヤノン マンスリーフォトコンテスト2024 優秀作品展
公開日:2025年5月15日

キヤノンマーケティングジャパンでは、プロの写真家が審査員を務め、Canon IDをお持ちの方ならどなたでも応募できる写真コンテスト「キヤノン マンスリーフォトコンテスト」を毎月開催しています。
本展では、2024年2月から2025年2月までに開催された「キヤノン マンスリーフォトコンテスト」応募作品の中から、「自由部門」、「自然部門」、「テーマ別部門(飛行機、鉄道、動物、人物)」の各部門で、ゴールド賞を受賞した計36点の作品を展示します。展示作品はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントいたします。作品の魅力がさらに引き出された展示となっていますので、ぜひ会場でお楽しみください。
開催日程 | 会場 |
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2025年6月24日(火)~7月25日(金) 10時~17時30分(日曜・祝日休館) |
キヤノンオープンギャラリー2 |
2025年度キヤノンマンスリーフォトコンテスト
2025年度キヤノン マンスリーフォトコンテストは、プリント応募の「自由部門」、WEB応募の「自然部門」「テーマ別部門(飛行機、動物、鉄道、人物)」の3つの部門で開催しています。CanonIDをお持ちの方であれば、どなたでもご応募いただけます。入賞作品は、キヤノンフォトサークル会員特典の月刊誌「CANON PHOTO CIRCLE」に掲載されます。
キヤノンマンスリーフォトコンテスト 2024 審査員 総評 (月刊誌「CANON PHOTO CIRCLE」より一部抜粋)
自由部門

横木安良夫氏(第1回~第6回)
全6回の審査を振り返ると、ゴールド賞にはさまざまなバリエーションの作品を選出しました。やはり、写真の正解は一つではなく、作者の視点の数だけいい作品が生まれる可能性があるのです。撮って終わりではなく、いい写真を見極める。それを行うことで間違いなく写真が上達すると思います。カメラのいいところは、持つだけで外に出たくなるところ。ぜひ、皆さんもいろいろなところに出掛け、撮影を楽しんでください。

浅田政志氏(第7回~第12回)
写歴数十年というベテランの方から始めたばかりの方まで、さまざまな作品を応募していただき、ありがとうございました。心に残っているのは、誰かのまねをするのではなく、自分なりの表現に挑戦している作品です。そして、今まで見たことのないような表現を目にするたび、写真にはまだまだ可能性が残されていると感じることができました。これからも目一杯写真を楽しみながら撮影を続け、入選して自分の作品を多くの人に届けられるように、マンスリーフォトコンテストも楽しみ続けてください。
自然部門

中西敏貴氏(第1回~第3回)
日本には四季があり、季節に分断はなくシームレスにつながっていることに、皆さんも気づいているでしょう。四つの季節のピークを渡り歩く楽しさを知った後、ピークの谷間に隠れている魅力を知ってほしいと思います。その場所に日本人が自然に求め続けてきた答えが潜んでいるように感じます。自然や風景のとらえ方は無限大です。新しい機材は私たちに新たな気づきのチャンスを広げ、知覚する能力を広げます。カメラを使って、まだ知らない自然を探し続けましょう。

GOTO AKI氏(第4回~第6回)
いい写真、感動する写真に正解はありませんが、「技術面」と「表現面」のバランスが重要です。シャッターを切るときになんとなく撮るのではなく、今何に反応したのか、光や色などに感動したのかなど、ご自身の心の声に素直に耳を傾けることから始めましょう。今後もそれぞれのテーマに独自の視点を持ち込み、技術と表現の両面で、より一層進化されることを期待しています。

上田優紀氏(第7回~第9回)
なぜこの風景を撮ったのか、自分がどこに惹かれたのかを、しっかりコメントで伝えるようにしましょう。感覚でシャッターを切ることはあると思います。そうした中でコメントを書くには、感覚を言葉にしなければなりません。その作業をすることで自分の中で整理ができ、そこでの気づきが必ず次の撮影に生きてきます。3回の審査を通して、非常にレベルの高さを感じました。そして、写真が好きという気持ちも伝わり、とてもうれしかったです。

米美知子氏(第10回~第12回)
毎回、作品から皆さんが撮影を楽しまれている様子が伝わってきました。本当は、写真を始めたばかりの方の作品を入賞させたい気持ちがあるのですが、やはりコンテストなので力量のある作品が誌面に載ることになります。だからといって、すぐに諦めることなく、まずは最終予選通過者に名前が載ること目指し、次に佳作などで写真が載るように一つ一つステップアップを目指しながら、これからも写真とコンテストを楽しんでくださいね。
テーマ別部門

ルーク・オザワ氏(第1回~第3回 飛行機)
一期一会のチャンスをいかに仕留めるか。そのためには、ある程度の経験と計算が求められます。とにかく人の作品を研究し、まねから入るのも一つの作戦です。そこに自分なりのレシピを加え、オリジナル作品を構築するといいでしょう。また、大事なのはシャッターを切ったときに感動したかどうかです。自分が感動しなければ当然人の心には届きません。ぜひ、これからも素晴らしい光に出合ったときは迷いのないシャッターを切ってください。

長根広和氏(第4回~第6回 鉄道)
入賞を果たした皆さんは、本当に想像力が豊かで、だからこそ、典型的な鉄道写真ではなく、さまざまなシーンを撮ることができたのでしょう。皆さんのおかげで、この誌面を通じて鉄道写真の幅広さと奥深さを伝えられたと思っています。普段、鉄道を撮らない方も、自分の作品に鉄道を取り入れてみてはいかがでしょうか。風景写真やスナップ写真に鉄道を組み込み、今までにない新たな鉄道写真をぜひ見せてほしいです。

福田幸広氏(第7回~第9回 動物)
今後、生きものを撮影する際に心掛けてほしいのは、既成概念にとらわれないということです。構図はこうでなければいけないとか、ISO感度を上げすぎてはいけないとか、そんなことを優先するより、自分がどのように撮りたいかを第一に考えてください。そして、思うがままに、さまざまな表現を試してみる。そうして自分の引き出しを増やすことで、必ず作品もレベルアップしていくと思います。

青山裕企氏(第10回~第12回 人物)
家族や友達など身の周りの人を撮るときもサッと撮るのではなく、きちんと向き合い、ときには演出などして撮るようにしてみてはいかがでしょうか。私が考えるよいポートレートは、目の前にいる人を大切に思う気持ちがしっかりと写り込んでいる写真です。目の前にいる人が大切だから、いとおしいから、よい表情を引き出すためにあれこれ工夫する。そうして自分の思いが込められた写真を一枚でも多く撮っていただけたらうれしいです。
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