ケアしてますか? カメラやレンズの「接点」。
公開日:2020年4月8日
「カメラとレンズの通信不良です。レンズの接点を清掃してください。」そんなエラーメッセージを見て戸惑ったことはありませんか?今回は、カメラやレンズの「接点」の正しいケアや清掃方法をご紹介します。
「接点」って、どこのこと?
「接点」とは、カメラとレンズを電気的に通信させる部分のこと。接点が汚れていたり、摩耗したりしていると、カメラとレンズの信号のやり取りができなくなり、ピント合わせが正確にできない、絞りが正常に動作しないなどの問題が起きることがあります。
![「接点」って、どこのこと?](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera13/image/img01.jpg?h=340&la=ja-JP&w=750&hash=87EE29BC1A17E88F622D6737FF57589A)
「接点」がこんな状態になっていたら要注意!
その1 接点が変色・磨耗!
![接点が変色・磨耗!](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera13/image/img02.jpg?h=222&la=ja-JP&w=360&hash=D0466B267EC47B1056A6B9E1D85C2437)
こんな状態になっていませんか?
- 水分が付着するなどの原因で、サビたような色に変色している。
- レンズ交換の頻度などにより、接点部分がすり減っている。
その2 ホコリやゴミが付着!
![ホコリやゴミが付着!](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera13/image/img03.jpg?h=222&la=ja-JP&w=360&hash=B42CBEA3E00162045556A4AFBA822597)
接点の周辺やマウント部分に、ゴミや汚れがたまっていませんか?
「接点」の正しい清掃方法は?
通信エラーなどのトラブルが起きていなければ、とくに接点の清掃の必要はありません。カメラとレンズの信号をやり取りする接点は、非常にデリケートです。水分や脂分が付着する恐れがあるので、手で直接触れないようにしましょう。ブロワーでホコリを飛ばすのが基本のケアです。
レンズの接点
![レンズの接点](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera13/image/img04.jpg?h=222&la=ja-JP&w=360&hash=546CB0C7A747774D2EA62C34C4F70473)
ホコリやゴミをブロワーで飛ばします。それでも落ちない場合は、クリーニングクロスで優しく拭き取ります。
カメラの接点
![カメラの接点](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera13/image/img05.jpg?h=222&la=ja-JP&w=360&hash=6537EAF6AD5E7664C7E6D90A735A9C86)
ホコリやゴミをブロワーで飛ばします。カメラ内部にゴミが入ってしまわないようにマウント開口部を下向きにしましょう。それでも落ちない場合は、クリーニングクロスで優しく拭き取ります。
カメラの詳しい清掃方法は「自分でできる!カメラお手入れのキホン《カメラボディ編》」へ
「接点」を保護するための3大ポイント
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1接点には直接触れない。汚れや脂分が付着する原因に!
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2レンズ交換はできるだけ、ホコリなどが少ない屋内で!
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3保管するときには、レンズ・ボディキャップを付ける!
通常の清掃で改善しない場合には、ぜひキヤノンのメンテナンスサービスをご利用ください。接点の汚れや摩耗がひどい場合には、部品交換が必要な可能性があります。大切な機材をいつでも快適に使えるようにしましょう。