活用方法に合わせて、
自店プリンターを選択!
多くの飲食店の場合、メニューや配布用チラシなどに使いやすいA4出力をプリンターに求めると思いますが、当店ではA3出力にこだわってキヤノン『TR9530』を選びました。理由は単純で、当店がプリンターを必要とする理由が、POP作成のためだったからです。いろいろと検討はしたものの、試しに作成してみたPOPもA4だとやはり今ひとつ迫力に欠けてしまう、どうせ作るならインパクトのある大きなPOPにしたかったです。なので当店にとってはA3出力対応プリンターが最善の選択だったというわけです。これまでA3出力はコンビニを利用していました。しかしそのために早く出社しなければいけないなど、意外に時間と労力を取られており、『TR9530』を導入してからは業務効率も上がり、思うPOPも作ることができてまさに一挙両得の気分です。

「バックヤードへの設置をイメージしていましたが、思ったよりコンパクトなので、店内に設置できました」(星 大進さん)
大量出力は系列店にお任せ!
賢く使い分けてコスト削減
とはいえ、当店もA4出力をしないわけではありません。普段は手書きの日替わりメニューなどを、毎日50枚ほどカラーコピーしています。この程度ならいいのですが、日に何百枚も必要になるとさすがに印刷コストが気になってくる。なので、大量出力はキヤノン『G7030』を導入している徒歩圏内の姉妹店「とんとん拍子 武蔵小杉」に出力をお願いしています。実際に「浜の玄太丸 おにかい」のグランドオープン時には、1日350枚ほどの配布用チラシを2週間毎日出力してもらい、印刷に出すよりコストを抑えることができました。ただ、『TR9530』を購入するまでは、原稿をスタッフが店舗まで持って行き、出力後にまた取りに行く必要がありました。それが今では、原稿をスキャンでデータ化して送信。その後、出力が終わったタイミングを見計らって取り行けばよくなったので、手間が省けて助かっています。

日替わりやオススメメニューは席数分を自店で用意。印刷スピードが速く、ながら印刷できるので効率的!

「ADFは、スタッフがその場にいなくても複数枚の原稿をまとめてデータ化できるので便利です」(星 大進さん)
大きなA3POPなら非接触注文が可能!
印刷クオリティーには大変満足しています。料理の細かいところまでしっかり表現してくれるので、コンビニで出力していた時と比べても、はるかに写真から伝わる料理の魅力が増していると思います。POP制作ならプリンターは『TR9530』一択というのが正直な感想です。それに、サイズがA3サイズになったこと、メッセージを大きく打ち出すことで、活気が出たと言うか、お店の雰囲気もガラリと変わりました。実はPOPを大きくすることで、コロナ禍で沈みがちなスタッフやお客様の気持ちを少しでも明るく、元気づけたいと思っていたのですが、これがズバっとハマりました。現在はこんなご時世ですので、メニューに触れなくても注文ができるように、店内掲示するメニューを増やしています。お客様からも安心して注文できると好評ですし、これもA3出力ができるからこそですね。

座席の仕切りに用いられるアクリル板に一工夫。A3出力したメニューを張り出すことで非接触注文を可能にした
お客からの質問が減り、
業務に集中できる環境に!
他にも、プリンター購入をきっかけにドリンクメニューやランチメニューを刷新しました。特に、ランチメニューは写真が鮮明になったことで、内容が一目瞭然。お客様から質問される機会が減ったのは忙しいランチタイムで助かっています。ただ、写真が非常に綺麗なので、料理を提供した時にがっかりされないようスタッフは気が抜けなくなったかもしれません。私からすれば、とてもよいことなのですが(笑)。

ランチメニューに写真を挿入。「写真が綺麗で分かりやすい!」とお客様にも大変好評です。
無料オンラインセミナーでPOPの完成度が向上!
POPや指南書の作成も我ながらよくできている、と思うのも実は、キヤノンの無料オンラインセミナーを受講したおかげなんです。無料オンラインセミナーは動画なので、視聴中に一旦止めて業務をこなし、手が空いたらまたそこから再生できるので、空き時間が有効に使えます。内容もどういう風に見せればお客様に伝わりやすいのか、というのを具体的なサンプルを見せながら説明してくれるところがよかったですね。“自分のお店ならこうだな”と置き換えて考えられたので、とても参考になりました。これは少し先の話ですが、コロナ禍が落ち着いて客足が戻ってきたら、POPによっていかに売上や利益が左右されるのかをぜひ検証してみたいと思っています。

直営の魚屋で購入した魚介を「浜の玄太丸」の店内で食べられシステムを、お客様によりわかりやすい「指南書」に!
1階路面店「魚の玄太丸」に分割POPを貼り合わせたA型看板を設置
2020年7月に、1階店舗の半分を改築して「魚の玄太丸」という直営の魚屋をオープンしました。武蔵小杉には昔ながらの魚屋がなかったので、新鮮魚介を気軽に購入できる店を作ろうと始めましたが、「浜の玄太丸 おにかい」のオープンを機に、1階で購入した魚を料理として2階で提供することを思いついたんです。さっそくシステムをお知らせする「浜の玄太丸の楽しみ方」というPOPを作成しましたが、当初はうまくいきませんでしたね。その時はなんでかなって思いましたが、無料オンラインセミナーを見てPOPがわかりづらいことが理由だと気がつきました。そこで、「指南書」を参考にしながら文字や写真の配置などを工夫して、お客様に伝わりやすくなるようにPOPを作り替えてみました。今では多くのお客様にご利用いただいており、自粛疲れで沈んでいる街に少しだけですが活気を取り戻せたと思っています。

