立木 義浩 写真展「禍福は糾える縄の如し」
公開日:2025年9月12日

立木義浩は、60年代から現在にかけて国内外の様々な場所に足を運び、精力的に写真撮影と発表を続けている日本を代表する写真家の一人です。『禍福は糾える縄の如し』と題した本展では、今年の6月と8月に訪れた東北地方(石巻、女川、気仙沼など)で撮影した撮り下ろしの新作から厳選し、未発表の過去作と併せ展示します。
『禍福は糾える縄の如し』は、中国の「史記・南越伝」の一節、「因禍為福、成敗之転、譬若糾纏」を由来とした故事成語が発展した言葉で、「災禍」と「幸福」は捻り合わせた縄のように表裏一体であることを指しています。本作で発表する一枚一枚の写真は、日々そこに暮らす人々や動植物、美しい風景や力が漲る祭事など、その生き生きとした一瞬一瞬が立木義浩の独自の視点によって描写されていますが、それらはまるで強く捻り合わせた縄のように過去と現在を一つに絡ませることによって現れてくる光景のようです。立木義浩は一体何を写しているのか?立木義浩の最新展にどうぞご期待ください。
『 写真も人も「正邪美醜」』
その双方を兼ねて
初めて人になり写真になる。 』 ––– 立木義浩
開催日程 | 会場 |
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2025年10月14日(火)~ 10月25日(土) 10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館) |
キヤノンギャラリー銀座 |
2025年11月25日(火)~ 12月6日(土) 10時~18時(日曜・月曜・祝日休館) |
キヤノンギャラリー大阪 |
トークイベントのご案内
ギャラリートーク(銀座)
- 会場
- キヤノンギャラリー銀座
- 日時
- 2025年10月18日(土) 14時~15時
- ゲスト
- 池谷修一氏(編集者)
- 定員
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なし
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座席の用意はございません。ご希望の方が多い場合は入場を規制する場合がございますので、予めご了承ください。
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※
- 観覧方法
- 事前予約不要
ギャラリートーク(大阪)
- 会場
- キヤノンギャラリー大阪
- 日時
- 2025年11月29日(土) 14時~15時
- ゲスト
- 町口景氏(グラフィックデザイナー)
- 定員
-
なし
-
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座席の用意はございません。ご希望の方が多い場合は入場を規制する場合がございますので、予めご了承ください。
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※
- 観覧方法
- 事前予約不要
作家プロフィール
立木 義浩(たつき よしひろ)
1937年10月徳島市生まれ。東京写真短大(現・東京工芸大学)技術科卒。カメラ毎日に掲載された「舌出し天使」などで1965年に日本写真批評家協会新人賞を受賞。1969年フリーに。2010年、日本写真協会賞作家賞受賞。2014年、文化庁長官表彰。主な作品に「私生活 加賀まりこ」(毎日新聞社)、「家族の肖像」(文藝春秋)、「東寺」(集英社)などがある。
著作権について
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