竹沢 うるま 写真展「Boundary | 中心」
公開日:2025年10月31日
 
                                        世界の中心は一体、どこにあるのか。本写真展は約60点の写真群でその問いを提示します。撮影地は、インドネシア、インド、ベナン共和国、ペルー、モンゴル、日本。
広大な草原、標高5000メートルを超す山々、茶褐色の乾燥した大地。我々が普段生活している世界とは全く異なる風景のなかで、独自の価値観や伝統を大切にしながら生きる人々を捉えた写真たち。彼らの目線と対峙するとき、本写真展のテーマである「世界の中心」についての疑問が、鑑賞者のなかに湧き上がります。私達がいま立っているところが中心なのか、それとも、いわゆる“僻地”と言われる彼らが立つ場所が中心なのか。写真のなかでこちらを見つめる人々の視線に見つめられるとき、私達が信じる世界の中心が揺らぎ、世界の見え方が大きく転換します。
140を超す国と地域を旅してきた写真家竹沢うるまによる4年ぶりの新作発表。2021年発表の「Boundary | 境界」シリーズから続く最新作。
“世界は我々を中心に回転しているのか、それとも彼らを中心に回転しているのか。
私達はいま一度、天動説と地動説の論争をやり直す時期に来ているのかもしれない”
| 開催日程 | 会場 | 
|---|---|
| 2025年12月9日(火)~12月24日(水) 10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館) | キヤノンギャラリー銀座 | 
| 2026年2月17日(火)~2月28日(土) 10時~18時(日曜・月曜・祝日休館) | キヤノンギャラリー大阪 | 
トークイベントのご案内
ギャラリートーク(銀座)
- 会場
- キヤノンギャラリー銀座
- 日時
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                        (1)2025年12月13日(土)14時~14時45分
 (2)2025年12月20日(土)14時~14時45分
- 定員
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                        なし
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                            座席の用意はございません。ご希望の方が多い場合は入場を規制する場合がございますので、予めご了承ください。
 
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- 観覧方法
- 事前予約不要
作家プロフィール
竹沢 うるま (たけざわ うるま)
1977年生まれ。写真家。
出版社スタッフフォトグラファーを経て、2004年独立。2010年から2012年にかけて1021日103カ国を巡る旅を敢行し、写真集「Walkabout」(小学館)と旅行記「The Songlines」(小学館)を発表。雑誌や広告の撮影をしながら、写真集と写真展において自身の作品発表を継続的に行っている。2015年NYで開催された写真展「Land」は現地メディアに多く取り上げられ、評価を得る。最新作はアイスランドの大地を捉えた「Boundary|境界」(青幻舎)。
世界各地を旅しながら写真を撮り、主なテーマは「大地」。そこには大地の一部として存在する「人間」も含まれる。第三回ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ受賞。大阪芸術大学客員教授。
「うるま」とは沖縄の言葉でサンゴの島を意味し、写真を始めたきっかけが沖縄の海との出会いだったことに由来する。                    
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