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SHINES企画展:矢島 公雄写真展「L’esprit de Kimio Yajima」

公開日:2022年1月22日

最終更新日:2023年10月8日

本展はキヤノンマーケティングジャパン株式会社が開催している写真家オーディション「SHINES(シャインズ)」の第2回入選者である矢島公雄氏の写真展です。
広告写真撮影に従事された後、仕事ではなく趣味として写真に向き合い、自身の思いつきやアイデアから、身の回りにある物や身辺におこる現象を独自の手法で表現。立体を平面に置き換えるという写真の特性を考え平面と立体のコラージュや小気味好い視点手法でとらえた氏の作品を約40点展示します。
作品はすべてキヤノンのプリンター「imagePROGRAF」でプリントします。

  • 本展は2021年4月に開催された写真展ですが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、会期途中で臨時休館となった為、改めて開催させていただくことになりました。

開催日程 会場
2022年1月22日(土)~2月24日(木)
※ 来場される際はご来場のお客さまへのお願いをご確認ください。
10時~17時30分
※ 日曜・祝日休館
キヤノンオープンギャラリー1(品川)
スクロールできます

作家メッセージ

コロナの蔓延により会期途中で終了した前回の展示で多くのご来場者様から「創造的、刺激を受けた」というお言葉を頂き大変励みになりました。有り難うございました。

昨今、人工知能(AI)によって楽で効率よい生活ができるようになってきました。
AIがレシピを考えロボットが調理してくれる、人の体調もAIが管理してくれる、ひいては自分に適した結婚相手をAIが選んでくれる。
AIが人間を管理する。人間は管理された方が楽ということではないでしょうか。

写真の世界でもAIカメラが被写体や光源の情報を判断してベストなアングルを撮り手に指示する。そんな時代が来るでしょう。
そうなると写真の創造性はどうなるのでしょうか?心配ご無用!
人間は楽を掴んでも、それには飽き足らず楽しさを求めます。楽と楽しさは別物、楽しさには苦をもいとわない力があると信じます。

私は楽しみで写真を撮っています。
自分の楽しみがご覧になられる方の何かしらの刺激になるとしたら、この上ない幸せです。

今回の展示は前回の展示から作品を数枚入れ替えました。どれもコロナ禍のステイホーム時に制作したものです。ご笑覧いただければ幸いです。

作家プロフィール

矢島 公雄(やじま きみお)

1949年東京都出身、1972年日大芸術学部写真学科卒業。
1979年2月までポーラ化粧品宣伝部勤務。独立後、主に広告写真撮影に従事。
子供達も成人して写真を仕事としてではなく趣味として味わえることができるようになると企画、アイディア、撮影、と分業でおこなう職業写真では得られなかった自己表現の分野へ、被写体は自身の思いつきやアイディアです。写真は記録や証明等優れた実用性がありますが、撮った時点で過去の遺物となり時間は曖昧、また小さな虫を大きな恐竜に見せかけたりもできる虚構性も兼備した面白いものだと解釈しております。

2010年フランスのアルルフォトフェスティバルにてSchool Gallery Parisと契約。
第2回SHINES(2019) マーク・ピアソン 選

SHINESとは

“SHINES(シャインズ)”は、「写真家」のオーディションです。フォトコンテストではありません。写真家には、写真の技術やセンスに加えて、熱意や衝動、あくなき好奇心や探究心がこれまで以上に必要とされています。今までに「何をどう撮ったか」だけでなく、これから「何をどう撮るか」についてプレゼンテーションをしていただきます。さまざまなジャンルで活躍されている選考委員が各々一人を選出し、選ばれた方は自身の写真集を作成、SHINESはそれをサポートします。完成した写真集は代官山 蔦屋書店にて展示・販売致します。

なぜ「SHINES(シャインズ)」?

「輝く(SHINE)」才能を見つける、輝いた人たち=SHINESを見つけたい、という想いから生まれたプロジェクトです。また海外の有名なことわざ「make hay while the sun shines(好機を逃すな)」を発展させ「若いうちにチャンスをつかめ」という意味も込められています。

著作権について

当写真展関連ページに掲載されている写真の著作権は作者に帰属します。
これらのコンテンツについて、権利者の許可なく複製、転用などする事は法律で禁止されています。