皆川 智彦 写真展 「都市に潜む異形の道/東京坂道三十六景」
公開日:2025年7月23日

六本木交差点の近くで古びた階段に出会いました
その上には色鮮やかなネオンが光っています
なぜ、都会の真ん中にこんな階段があるのだろう
目まぐるしく変化する東京の中で江戸の残響が聴こえるようでした
坂の近くで30年暮らしてきた女性が言いました
「平坦な道はつまらない、楽かもしれないけどつまらない
山があって谷があってそれが楽しいのよ」
坂道を登る人、下る人、それぞれに違う物語があると感じました
効率化され均等化される世界のなかで
坂道も人のドラマもときに不合理なノイズのようです
でも、それは増殖する都市・東京に潜む歴史の痕跡であり人々の記憶です
私は、今まで知ることのなかった東京と出会ったのです
開催日程 | 会場 |
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2025年9月16日(火)~9月27日(土) 10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館) |
キヤノンギャラリー銀座 |
作家プロフィール
皆川 智彦(みながわ ともひこ)
山形県生まれ。1985年山形大学人文学部卒業。1987年東京総合写真専門学校卒業。1988年より、フリーランスのライター・編集者。1990年より、フリーランスカメラマンとなる。2003年、投資会社、株式会社SURF RIDEを設立。以来、写真の世界から離れるが、2022年、60歳を機に写真活動を再開。2023年、2024年、2年連続でデジタルカメラマガジンデジタルフォト部門年間最優秀賞。
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