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奇想民俗博物館「まつりと」キヤノンギャラリー50周年企画展

本展は、キヤノンMJが全国各地の伝統的な祭りを伝承していくことを目的として立ち上げた、日本のまつり探検プロジェクト「まつりと」による企画展です。キヤノンギャラリーが2023年2月に開設50周年を迎えたことを記念して開催する「キヤノンギャラリー50周年企画展」の第6弾として、キヤノンギャラリー S (品川)、キヤノンギャラリー銀座・大阪の3拠点で順次開催します。拠点ごとに異なるテーマで開催し、品川は「森羅万象に宿る神々」、銀座では「祈り、舞い、祝う人々」、大阪では「小さな村の不思議な祭り」をテーマにした作品を展示します。いずれも「まつりと」プロジェクトメンバーが実際に訪れた全国150以上の祭りを主な題材にしており、日本の伝統的な祭りの、現代における新たな価値を見出そうとする試みです。祭りの現場で体験した「不思議」や「驚き」をテーマに構成された、まるで民俗博物館のような展示をぜひお楽しみください。
キヤノンギャラリー S では、「森羅万象に宿る神々」をテーマに、地域の人々が日本各地に伝わるさまざまな神や鬼に扮した姿をはじめ、神々とコミュニケーションするために行われる神事、神々の乗り物である神輿や曳山を撮影した作品を展示します。さらに、キヤノンフォトコレクション収蔵作品より、日本を代表する民俗写真家・芳賀日出男氏による作品「日本の民俗」や、秋田県の人形道祖神の実物も展示します。

開催日程 会場
2024年1月20日(土)~3月4日(月)
10時~17時30分
  • 日曜・祝日休館
キヤノンギャラリー S(品川)

作品展紹介動画

ギャラリー内の展示作品を紹介する動画です。
是非ご覧ください。

ギャラリートーク

日時
2024年2月17日(土)
第一部 14時~14時45分
第二部 15時~15時45分
会場
キヤノンギャラリー S(住所:東京都港区港南2-16-6 キヤノン S タワー1階)
ゲスト
秋田人形道祖神プロジェクト 小松和彦氏、宮原葉月氏
トークイベント内容
「なまはげだけが秋田じゃない 人形道祖神の魅力に迫る~」

第一部:人形道祖神を広めたアートの発信力
斬新な色遣いで描かれた人形道祖神は幅広い層からの興味を喚起することに成功。書籍化や展覧会なども実現しています。アートによる発信力についてお話しいたします。

第二部:人形神を立てる、流す
会場に展示されているジンジョサマ、カシマニンギョウを中心に秋田県各地に伝わる「人形の祭り」を現地で撮影した動画や写真で解説いたします。

いずれの回もギャラリー内を回りながら、展示されている人形道祖神に関する解説も行います。

  • 当初のご案内では、第一部のテーマは「人形神を立てる、流す」でしたが、都合により第二部に順番を変更させていただきます。ご了承ください。お時間が変更になりますので、ご確認をお願いいたします。
定員
各回20名(各回当日先着順、参加無料)

日本のまつり探検プロジェクト「まつりと」とは

少子高齢化やコロナ禍の影響により、伝統的な祭りが風化していく懸念から、映像技術やデジタル技術を活用することで祭りの魅力を幅広い層に伝えていくことを目的として、キヤノンマーケティングジャパンが2022年春に立ち上げたプロジェクトです。“日本の祭りを探検する”をコンセプトにかかげ、写真家、映像クリエイター、Webクリエイター、アーティスト、研究者など、さまざまなジャンルのプロフェッショナルとともに祭りの魅力を多角的に発信しています。ウェブサイトは「第11回Webグランプリ」でグランプリを受賞しました。

メッセージ

海、山、川、離島、都市、それぞれの風土や歴史に育まれた多種多様な祭りの中には、日本の文化や芸術の源流のようなものを数多く見つけることができます。それらは懐かしいというよりも、新しい感動であり、今に活きる学びの宝庫です。本展はプロジェクトメンバーが祭りの現場で体験した「不思議」や「驚き」をテーマに構成しています。こんな民俗博物館があったらいいなという夢を込めて、タイトルは「奇想民俗博物館 まつりと」としました。
是非、ご来場いただいて新しい何かを発見して持ち帰っていただけると嬉しいです。

著作権について

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