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キヤノンフォトコレクション:生誕100年記念 前田 真三写真展

公開日:2022年6月11日

最終更新日:2023年10月8日

本展は、キヤノンフォトコレクションとして収蔵する作品の中から、写真家 前田真三氏の生誕100年を記念して開催する写真展です。氏が長年取り組んだ「日本の風景」のシリーズより、クリアな発色と保存性に優れたダイトランスファープリント(染料転写方式)作品29点を展示します。
前田真三氏は日本における風景写真の第一人者であり、日本各地で風景写真の撮影を行い、多くの作品を残しました。その中でも北海道の美瑛・上富良野で撮影した作品は、写真集やカレンダー、ポストカードなどを通じて全国に発表され、この地域が多くの人に知られるきっかけの一つとなりました。

キヤノンフォトコレクションは、1994年よりキヤノンMJが写真文化発展のために集めている日本の優れた写真家の作品のコレクションで、現在1,900点余りを収蔵しています。

開催日程 会場
2022年6月11日(土)~7月12日(火)
※ 来場される際はご来場のお客さまへのお願いをご確認ください。

10時~17時30分
※ 日曜・祝日休館
キヤノンオープンギャラリー1(品川)
スクロールできます

作家プロフィール

前田 真三(まえだしんぞう)

1922年
東京・南多摩郡(現八王子市)に生まれる。
1936年
二人の兄の影響で写真をはじめる。
1941年
拓殖大学開拓科入学。
1943年
戦局悪化のため繰り上げ卒業。
1946年
復員し、その後2年をふるさとで過ごす。
1948年
日綿實業株式会社に入社、1964年、退社。
1967年
フォトライブラリー丹溪を設立し、写真活動に入る。
1971年
日本列島を縦断しながら3ヶ月にわたり撮影。その帰路に美瑛・上富良野の丘陵地帯の風景と出会い、風景写真の分野に独自の作風を確立した。
1984年
日本写真協会賞年度賞受賞。
1985年
写真集『奥三河』(グラフィック社, 1985)にて毎日出版文化賞特別賞受賞。
1987年
北海道・美瑛町に写真ギャラリー拓真館を開設。丘陵地帯周辺のハイビジョン撮影をはじめる。
1996年
勲四等瑞宝章受章。
1998年11月
逝去。
1998年
美瑛町特別功労者章受章。
1999年
日本写真協会賞文化振興賞受賞。

著作権について

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