GRAPHGATE企画展 長谷川 尚子 作品展「UNCERTAINTY / ゆらぎのあわいに」
公開日:2025年7月1日

舞台や映画を通して「空間も時間も存在しない」という理論に出会い、今までそれらを絶対的なものとして認識してきた自分の脳が信じられなくなりました。物理学者カルロ・ロヴェッリは、存在するのは空間や時間ではなく「出来事」と「関係性」だけであると論じていますが、未熟な自分の頭ではどうしても理解しきれません。目の前の花も私自身も、生命現象としての流れがあり、この世界の空間と時間の流れの中で確かに生きていると、私は私の脳によって認識し、見せられています。静止画でも動画でもなく、各写真の関係性を主題とした映像手法「写真映像」により、人間の目で見ることのできない世界に思いを馳せ、静かに見つめました。第2回GRAPHGATE応募作品「UNCERTAINTY」に加え、祖母・母・私自身を写した新作「ゆらぎのあわいに」の対となる両作品を大スクリーンで上映いたします。
開催日程 | 会場 |
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2025年8月19日(火)~ 8月23日(土) 10時30分~18時30分(日曜・月曜・祝日休館) |
キヤノンギャラリー銀座 |
2025年9月30日(火)~ 10月4日(土) 10時~18時(日曜・月曜・祝日休館) |
キヤノンギャラリー大阪 |
作家プロフィール
1988年 新潟県新発田市生まれ。宮城大学事業構想学部デザイン情報学科卒業。現在130年以上続く吉原写真館に所属。
祖父の二眼レフカメラを愛用しながら写真作品の発表をする他、2024年 福島麗秋 + 福島諭『Inter-Others』LPレコードのティザー映像の制作をきっかけに、写真のみを素材とした「写真映像」の表現を始める。
2024年度「GRAPHGATE」 第二回優秀賞受賞。
著作権について
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