このページの本文へ

キヤノンフォトクラブ東京INFINITY写真展:「MY HOME」

公開日:2021年12月11日

最終更新日:2023年10月17日

本展は、キヤノンフォトクラブ東京INFINITYの会員による写真展です。
作品制作のテーマは『自宅で撮影する』。このテーマを決めたのは2019年11月のこと。この時から世の中の状況は変わりましたが、会員各々のあの時の『MY HOME』がここにあります。
作品はすべて大判プリンター「imagePROGRAF」でプリントし、展示します。

開催日程  会場
2021年12月11日(土)~2022年1月21日(金)
※ 来場される際はご来場のお客さまへのお願いをご確認ください。
10時~17時30分
  • 日曜・祝日休館
    年末年始 2021年12月29日(水)~2022年1月4日(火)休館
キヤノンオープンギャラリー2(品川)
スクロールできます

キヤノンフォトクラブ

キヤノンフォトクラブは、キヤノンカメラ愛用者を対象とした会員制写真サークルであるキヤノンフォトサークルの全国各地の会員が自主的に地域で集い、月例会や撮影会などを行う場です。全国に90以上のクラブがあり、写真の技術や知識を身につける場、写真の喜びを分かちあう場として活用されています。

会員メッセージ

2019年11月東京INFINITYでは新たな撮影テーマを決めました。
それは『自宅で撮影する』ということ。
その時私たちは知らなかったのです。まさかほんの数カ月後に、世の中がこんな風に変わってしまうとは。
あえて縛って狭めた方が面白いよね、誰もやってないことやるのがINFINITYだよね。
そんな先駆者気分で取り組んだのに、まさかそちらが主流の時代が来るなんて‥。
私たち油断していました。
個性を出したつもりでシャツをinにしていたら、いつの間にか一般的な着こなしになっていたような。変化球を投げたはずなのに、ストレートど真ん中になってしまったみたいな。
ここで1つ質問です。
みなさまに思い出して欲しいのです。
コロナ前の家の中がどんな様子だったのか。
今と変わりはないですか? どうでしょうか?
え、よくわからないですか?
うんうん、ちょっと前のことは意外と忘れているものですよね。
だけどたまたま残っていたのです。
コロナの前の、MY HOMEの記録がここに。
みなさまが共感する何かが見つかるなら嬉しいです。

キヤノンフォトクラブ東京INFINITY会員一同

指導顧問メッセージ

今までこのキヤノンオープンギャラリーでも『HIKARI』<2013年>、『NAGARE』<2017年>と展示をしてきました。どちらかというと抽象的なテーマを選び、会員それぞれの個性や解釈によってそのテーマをどう表現するのか……を形にしながらグループ展を作ってきました。
でもテーマなんて、ある意味なんだっていいと思っています。
特にグループ展……という特殊な形態の写真展にとっては、<何を撮るのか?>なんてのは所詮は上澄み液のようなもので撮影するきっかけにしかならず、その下にあるものが大事だと思っています。つまり<何をどのように撮って、そして何を伝えたいか?>という部分。テーマや被写体という、まず最初に目に付くわかりやすい部分のその先にあるものをどれだけ意識しているのかが重要になってきますし、それができているグループ展こそが見応えがあるものになるはず……そう思って、僕はこのフォトクラブと10年近くお付き合いしてきました。
これだけ書いておけばハードルは上がってきましたね(笑)。
そこで、今回の『MY HOME』です。
写真展の作り方を今までと変えて、新しいチャレンジをしてみることにしました。もっとも簡単に場所を限定してみる…しかも一番身近な場所を選んでみました。当初は『HOME』という仮題をつけて制作を進めてきましたが、途中で『MY HOME』と変更しました。グループ展を作り上げていく中で『MY』の部分が今回の写真展のキーワードだと薄々感じてきたし、そこにこだわることがグループ展をより豊潤にするような気がしたからです。
誰にでも撮れる『MY HOME』を、自分だけの表現としてどう魅せることができたか?
写真も家も、奥が深いです。

キヤノンフォトクラブ東京INFINITY顧問・小澤太一

著作権について

当写真展関連ページに掲載されている写真の著作権は作者に帰属します。
これらのコンテンツについて、権利者の許可なく複製、転用などする事は法律で禁止されています。