ホントは怖い、カメラの結露。防ぐ方法はコレ!
公開日:2019年12月4日
冷え込んだ野外から暖かい室内へ入ると発生するカメラの結露。
「眼鏡のくもりと同じでしょ? そのうち消えるから……」と放置するのは危険です。
カメラや機材内部の結露によって、電子回路がショートしたり、金属部品が腐食してしまうことも! 今回は、そんなこわーい結露の対策をお伝えします。
結露によるトラブルとは?
雨に濡れてしまった場合は、濡れた外側を拭くことができますが、内部に結露が発生してしまった場合は、自分でケアできません。
外側が乾いたように見えても、内部に結露が残っていることも。そのまま放置するとカビが発生したり、結露がレンズのくもりとして残ってしまうことがあるんです。
結露を防ぐには?
とにかく急激な温度変化を避けることが大切。 寒い屋外から暖かい室内に持ち込むときは、徐々に室温にならすことがポイントです。 すぐにはカバンやポーチから出さず、室温にゆっくりなじませると結露しにくくなります。
結露してるかどうか? ここをチェック!
大切な機材が結露していないかどうか、チェックしてみましょう。 ポイントは次の3つです。
-
1レンズの前玉・後玉をのぞいて、くもりが発生していない?
-
2カメラのファインダーをのぞいて、ぼやけて見えたりしない?
-
3ミラー部分を見て、濡れている、くもっている感じがない?
もし結露してしまったら?
-
1寒い部屋に持ち出し、段階的に室温に戻す
-
2ドライヤー(冷風)で優しい風を送って結露を飛ばす このときレンズのズームやフォーカスリングを動かすと、内部の空気が入れ替わるため結露が消えやすくなります。
-
3シリカゲル(乾燥剤)と一緒に密封袋に入れて、ひと晩様子を見る
結露対策、いかがでしたか? 結露は十分に対策できたかどうか、わかりにくいのが困りどころです。カメラが本当に大丈夫かどうか確かめたいときは、プロの点検サービスのご利用をおすすめします。
結露が取れていないかも!? 不安に感じたときは
キヤノンのカメラ機材メンテナンスサービス「あんしんメンテ」では、技術者が大切な機材の点検・清掃を実施。結露による機材トラブルが心配な方は、ぜひご利用ください。