【カビ警報!】湿気からレンズを守る3つの鉄則とは?
公開日:2019年7月24日
「レンズにもカビが生えるって……本当ですか?」
ハイ、残念ながら本当です! 機材の使用状況や保管状態によっては、機材にカビが発生して、撮影画像に影響が出てしまうことも……。そこで今回は、レンズのカビを防ぐ方法、カビが発生してしまった場合の対処法をご紹介します。
レンズにカビが生えるって、どんなふうになるの?
![カビが生えてしまったレンズ](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera4/image/photo01.png?h=400&la=ja-JP&w=600&hash=0087CABE923014881BAE9C981ECFFFB0)
![カビたレンズで撮影した写真](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera4/image/photo02.png?h=400&la=ja-JP&w=600&hash=688C98E1BBA420EF7F5B576B9041A97C)
レンズにカビが発生すると、レンズにクモの巣状の曇りが現れることがあります。 カビがひどくなってくると、写真の写りにも影響が出てきますよ。解像度が低下したようなボンヤリした写真になってしまうのです。
レンズをカビさせない「3つの鉄則」
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1湿度の高い場所で使った後は、しっかり乾燥させてから保管する!
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2引き出しや押し入れなど、湿った空気がたまりやすい場所に保管しない!
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3定期的にズームリングなどを動かし滞留した内部の空気を入れ替える!
カビからレンズを守るには、どうしたらいい?
レンズにカビが発生しないようにするには、その原因を取り除くことです。少なからず空気中には、カビの胞子が浮遊しています。そのカビがレンズに付着し、温度が5℃~35℃前後の条件で危険信号。レンズ表面の栄養(ホコリやゴミなど)と水分を利用し、カビが時間をかけて発育します。 つまり、カビの発生には、温度、湿度(水分)、栄養(ゴミ、ほこり)、時間が必要。それらを取り除くことが、カビ対策のポイントとなります。
![引き出しや押し入れなど、湿った空気がたまりやすい場所に保管しない!](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera4/image/photo04.png?h=400&la=ja-JP&w=600&hash=CC5EF6690660C36B50F4C743E5B3BF15)
![定期的にズームリングなどを動かし滞留した内部の空気を入れ替える!](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera4/image/photo05.png?h=400&la=ja-JP&w=600&hash=CCF48575A2B90BE617AA5E1EEE13A247)
もしもカビが生えてしまったら……?
カビが生えてしまったらどうすればいいでしょう? レンズ表面の軽度のカビは落とせても、レンズ内部に生えてしまったカビや、ガラス内部まで根を張ってしまったカビは、レンズを分解してのクリーニングや、場合によってはレンズの交換が必要になってしまいます。放置してもカビが自然に消えてなくなることはありません(人間の虫歯と同じです)。
カビに気がついたら、すぐに対応しましょう。早い段階であるほど、かかる費用も少なくて済みます。
困ったときは、キヤノンのメンテナンスサービス〈あんしんメンテ〉に!
![あんしんメンテ オーバーホール](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/tips/howto/camera4/image/photo07.png?h=222&la=ja-JP&w=360&hash=38C5A7A1E566B472037B77428133A293)
総合的な点検も併せた〈あんしんメンテ オーバーホール〉では、カビの除去にも対応可能です。〈あんしんメンテ オーバーホール〉では、カビの除去のほかに、レンズを分解して各駆動部の清掃・注油、解像力やピント精度など、各精度の点検も実施。まさに、任せて「あんしん」なメンテナンスサービスです。
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部品交換が必要な場合、オーバーホール基本料金+交換部品代となります。
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〈あんしんメンテ プレミアム〉でも対応できますが、「レンズ表面の清掃で除去できる軽度のカビ」のみの対応となります。