取れない! はまらない!レンズフィルターのトラブルを防ぐ方法
公開日:2020年6月10日
レンズ保護やさまざまな効果を楽しむためにフィルターを使っている人は多いでしょう。ところがこのフィルターがトラブルの元になることも。キヤノンのサービスセンターでは、1日に1〜2件は、「取れなくなったフィルターを外して」という相談があるほど! そんなフィルターのトラブルを防ぐ方法とは?
フィルターのあるあるトラブル
- 斜めに付けてしまった!
- フィルターが外せなくなった!
- フィルターを付けると、画質が悪くなるような?
フィルターのトラブルを回避するポイント
ポイント1 「フィルターの斜め付け」を防ぐ
フィルターが斜めに付いてしまうのを防ぐ方法があります。フィルターを付けるとき、レンズに乗せたら、まず「締める方向と反対」に、溝がカチッとはまるところまで回します。フィルター枠の溝が正しくはまったのを確認してから閉めるようにすると、斜め付けを防げます。
ポイント2 フィルターが外せなくなるのを防ぐ
フィルター枠(溝)の部分にたまった砂やホコリは、レンズ側もフィルター側も清掃しておきましょう。砂や汚れが付着した状態でフィルターを付けると、強く締めていなくてもフィルターが外せなくなることがあります。
強く締めすぎて取れなくなった場合には、グリップ性のあるゴム手袋などで回すと外せることも。でも、無理をするとフィルターが割れる危険もあるので、難しければカウンターや修理・メンテナンスサービスに持ち込んでくださいね。
ポイント3 フィルターによる画質低下を防ぐ
フィルターは、レンズの前玉をキズや汚れから守ってくれたり、撮影効果をねらうのに便利なアイテムです。しかし、その一方で、フィルターを付けるということは、レンズに影響を与えるガラス面が1枚増えるということ。
質の悪いフィルターを使ってしまうと、ガラスの平面精度が落ちるなどの理由で、せっかくの画質が悪化することもあるのです。キヤノンのレンズには、キヤノンの純正フィルターを使うことをおすすめします。
フィルターが外れない! 割れてしまった!
そんなときは無理はせず、キヤノンにご相談ください。フィルターが外せない、割れてしまった……そんな場合は、前玉を強くぶつけるなどの衝撃が加わっているかもしれません。レンズの精度チェックを含めたメンテナンスを受けておくと安心です。
大切なカメラやレンズをいつもベストな状態に保ち、長くご愛用いただくために。ぜひ定期的にメンテナンスサービスをご利用ください。