EOS RP×RF24-105mm F4-7.1 IS STM レビュー 「自然風景」を撮影してみた
公開日:2021年12月15日
最終更新日:2021年12月20日
![My review of R](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/mainimg.jpg?h=420&la=ja-JP&w=1200&hash=181FF48C19E2B6C23D4566861C27F190)
軽快に持ち運べる実力派。風景撮影を楽しくするEOS RPとRFレンズ。
写真を愛するレビュワーの皆さんが、キヤノンの「EOS Rシステム」で撮影体験! EOS RシリーズやRFレンズを使った率直な感想を語ります。今回は、鳥取・大山などの景勝地や日常のスナップを中心に撮影しているayuayudonさんが、EOS RPとRF24-105mm F4-7.1 IS STMをレビューします。
出会った風景をサッと構えて撮れる、コンパクトなEOS RP。
![地元の有名なフォトスポット。ほかの人が待っていると早く撮らなくてはと焦りますが、EOS RPなら構図を決めて、サッと撮れます。(F11・1/100秒・ISO 125)](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img01.jpg?h=593&la=ja-JP&w=860&hash=8AB63941261F98755E0C97A863526FF9)
こんにちは、ayuayudonです。日常の風景や四季を感じさせる写真を中心に撮影しています。今回は、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラEOS RPとRF24-105mm F4-7.1 IS STMをお借りして撮影してみました。普段の私は、EOS 6Dに、EF24-105mm F4L IS USMのレンズを組み合わせて撮っています。
EOS RPを手にしてみて感じたことは、小ささと軽さでした。手にすっぽり収まるサイズ感、軽量であることに驚きました。EOS 6Dはボディーだけでも重量感があるので、「カメラは重いもの」と思っていた私の固定観念が覆されました。
私がよく撮影する被写体は、有名スポットから無名な場所までさまざまですが、手持ち撮影がほとんどです。人が多い有名スポットでは、サッと撮って、ほかの方に場所を譲るのがマナーだと考えています。EOS RPはコンパクトで取り出しやすいので、どのような場面でも軽快に撮影できると思いました。
![ふと見上げると美しいコントラストの紅葉が。手持ちで構えて撮りました。(F8・1/50秒・ISO320)](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img02.jpg?h=810&la=ja-JP&w=560&hash=ED57D6650C734815B98F8FE4F298B1C3)
![曇りの日に、一瞬の晴れ間。そんなシーンもEOS RPなら撮り逃しません。木のシルエットが印象的でした。(F11・1/100秒・ISO125)](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img03.jpg?h=593&la=ja-JP&w=860&hash=678DDA87FC2E193740424A6E80B75619)
「撮って出し」でも満足のいく描写力は、うれしい驚き。
![水に浮かべられたダリア。花を撮ってみると、EOS RPが写しとる鮮やかさが引き立つようです。(F11・1/250秒・ISO400)](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img04.jpg?h=593&la=ja-JP&w=860&hash=E5259603A951CB45455E78EFDCDFF1C4)
私は花を撮ることも多いのですが、EOS RPで撮ってみて驚いたのは、その色彩の鮮やかさです。色とりどりの花々の色が、目で見たときの鮮明な印象そのままに再現されていました。
これならRAW現像に時間をかけない、いわゆる「JPEG撮って出し」でも、そのまま作品として使えるのではないか。それくらい鮮やかな写真になりました。
![ダリアの写真を部分拡大しました。雨が降るなかでの撮影でしたが、雨粒が跳ねる瞬間まで鮮やかに美しく写っています。](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img05.jpg?h=720&la=ja-JP&w=860&hash=8E826DA4CEFB72A81EF6BAC3840A375D)
![スローシャッターで水流を表現してみました。水の流れも美しく写ります。(F8・4秒・ISO100)](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img06.jpg?h=810&la=ja-JP&w=560&hash=8F668BAA9D938871B9FFD88897D3857E)
![明るくてピントが合わせやすいバリアングル液晶モニター。少し暗い時間でも安心です。](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img07.jpg?h=393&la=ja-JP&w=560&hash=CFAB2757C7383659C1BADE874A26A4B2)
広角から望遠撮影まで、期待以上のうれしい描写力!
![コスモス畑が画面いっぱいに広がるようにWIDE端(焦点距離:24mm)で撮影。バリアングル液晶モニターを使うことで、自分の撮りたい理想的な構図の写真に近づけることができます。(F8・1/100秒・ISO640)](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img08.jpg?h=593&la=ja-JP&w=860&hash=D438514AFFE7329DDF5C9C6FFC04233F)
RF24-105mm F4-7.1 IS STMは、私が普段使っているEF24-105mm F4L IS USMに比べとても軽量です(約395gと約670gで、4割以上軽量)。ただ、高画質なLレンズではないので、使用する前はどんなふうに写るのか、ちょっと気になっていました。でも、RF24-105mm F4-7.1 IS STMで実際に撮ってみると、描写力が非常に優れていて驚きました。
ズームレンズを愛用している私は、WIDE側もTELE側もよく使います。TELE端105mmで撮ってみても、ディテールまでしっかりした描写をしてくれました。
![TELE端(焦点距離:105mm)で撮影。木々や岩肌の細かな部分までつぶれることなく描写されています。(F11・1/100秒・ISO125)](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/img09.jpg?h=810&la=ja-JP&w=560&hash=40BA206ACECFA60008B7BA3B1A2F9702)
レビューを終えて
![EOS RP×RF24-105mm F4-7.1 IS STM](/-/media/Project/Canon/CanonJP/Personal/articles/review/eosrsystem/review13/image/after_img.jpg?h=222&la=ja-JP&w=360&hash=2648D759E04462381038C629A06CA3C7)
今回は、EOS RPとRF24-105mm F4-7.1 IS STMを使わせていただきました。ボディーもレンズも最初に持った瞬間に「軽い!」と感じて、すぐに使ってみたくなりました。普段使っているEOS 6DとEFのLレンズの重さを知っているからこそ、この軽さはとてもうれしかったです。
バリアングル液晶モニターを初めて使ったのですが、地面に寝そべるようにして撮らなければいけない超ローアングルでの撮影がとっても簡単にできて、しかもピント合わせは正確。使っていて楽しくなるカメラでした。
EOS RPは操作性も優秀で扱いやすいので、これから本格的なミラーレスカメラを使いたいと思っている初心者の方にも、ぜひおすすめしたいカメラです。