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EOS RP×RF24-105mm F4-7.1 IS STM レビュー 「自然風景」を撮影してみた

公開日:2021年12月15日

最終更新日:2021年12月20日

My review of R

軽快に持ち運べる実力派。風景撮影を楽しくするEOS RPとRFレンズ。

写真を愛するレビュワーの皆さんが、キヤノンの「EOS Rシステム」で撮影体験! EOS RシリーズやRFレンズを使った率直な感想を語ります。今回は、鳥取・大山などの景勝地や日常のスナップを中心に撮影しているayuayudonさんが、EOS RPとRF24-105mm F4-7.1 IS STMをレビューします。

出会った風景をサッと構えて撮れる、コンパクトなEOS RP。

地元の有名なフォトスポット。ほかの人が待っていると早く撮らなくてはと焦りますが、EOS RPなら構図を決めて、サッと撮れます。(F11・1/100秒・ISO 125)
地元の有名なフォトスポット。ほかの人が待っていると早く撮らなくてはと焦りますが、EOS RPなら構図を決めて、サッと撮れます。(F11・1/100秒・ISO 125)

こんにちは、ayuayudonです。日常の風景や四季を感じさせる写真を中心に撮影しています。今回は、キヤノンのフルサイズミラーレスカメラEOS RPとRF24-105mm F4-7.1 IS STMをお借りして撮影してみました。普段の私は、EOS 6Dに、EF24-105mm F4L IS USMのレンズを組み合わせて撮っています。

EOS RPを手にしてみて感じたことは、小ささと軽さでした。手にすっぽり収まるサイズ感、軽量であることに驚きました。EOS 6Dはボディーだけでも重量感があるので、「カメラは重いもの」と思っていた私の固定観念が覆されました。

私がよく撮影する被写体は、有名スポットから無名な場所までさまざまですが、手持ち撮影がほとんどです。人が多い有名スポットでは、サッと撮って、ほかの方に場所を譲るのがマナーだと考えています。EOS RPはコンパクトで取り出しやすいので、どのような場面でも軽快に撮影できると思いました。

ふと見上げると美しいコントラストの紅葉が。手持ちで構えて撮りました。(F8・1/50秒・ISO320)
ふと見上げると美しいコントラストの紅葉が。手持ちで構えて撮りました。(F8・1/50秒・ISO320)
曇りの日に、一瞬の晴れ間。そんなシーンもEOS RPなら撮り逃しません。木のシルエットが印象的でした。(F11・1/100秒・ISO125)
曇りの日に、一瞬の晴れ間。そんなシーンもEOS RPなら撮り逃しません。木のシルエットが印象的でした。(F11・1/100秒・ISO125)

「撮って出し」でも満足のいく描写力は、うれしい驚き。

水に浮かべられたダリア。花を撮ってみると、EOS RPが写しとる鮮やかさが引き立つようです。(F11・1/250秒・ISO400)
水に浮かべられたダリア。花を撮ってみると、EOS RPが写しとる鮮やかさが引き立つようです。(F11・1/250秒・ISO400)

私は花を撮ることも多いのですが、EOS RPで撮ってみて驚いたのは、その色彩の鮮やかさです。色とりどりの花々の色が、目で見たときの鮮明な印象そのままに再現されていました。

これならRAW現像に時間をかけない、いわゆる「JPEG撮って出し」でも、そのまま作品として使えるのではないか。それくらい鮮やかな写真になりました。

ダリアの写真を部分拡大しました。雨が降るなかでの撮影でしたが、雨粒が跳ねる瞬間まで鮮やかに美しく写っています。
ダリアの写真を部分拡大しました。雨が降るなかでの撮影でしたが、雨粒が跳ねる瞬間まで鮮やかに美しく写っています。
スローシャッターで水流を表現してみました。水の流れも美しく写ります。(F8・4秒・ISO100)
スローシャッターで水流を表現してみました。水の流れも美しく写ります。(F8・4秒・ISO100)
明るくてピントが合わせやすいバリアングル液晶モニター。少し暗い時間でも安心です。
明るくてピントが合わせやすいバリアングル液晶モニター。少し暗い時間でも安心です。

広角から望遠撮影まで、期待以上のうれしい描写力!

コスモス畑が画面いっぱいに広がるようにWIDE端(焦点距離:24mm)で撮影。バリアングル液晶モニターを使うことで、自分の撮りたい理想的な構図の写真に近づけることができます。(F8・1/100秒・ISO640)
コスモス畑が画面いっぱいに広がるようにWIDE端(焦点距離:24mm)で撮影。バリアングル液晶モニターを使うことで、自分の撮りたい理想的な構図の写真に近づけることができます。(F8・1/100秒・ISO640)

RF24-105mm F4-7.1 IS STMは、私が普段使っているEF24-105mm F4L IS USMに比べとても軽量です(約395gと約670gで、4割以上軽量)。ただ、高画質なLレンズではないので、使用する前はどんなふうに写るのか、ちょっと気になっていました。でも、RF24-105mm F4-7.1 IS STMで実際に撮ってみると、描写力が非常に優れていて驚きました。

ズームレンズを愛用している私は、WIDE側もTELE側もよく使います。TELE端105mmで撮ってみても、ディテールまでしっかりした描写をしてくれました。

TELE端(焦点距離:105mm)で撮影。木々や岩肌の細かな部分までつぶれることなく描写されています。(F11・1/100秒・ISO125)
TELE端(焦点距離:105mm)で撮影。木々や岩肌の細かな部分までつぶれることなく描写されています。(F11・1/100秒・ISO125)

レビューを終えて

EOS RP×RF24-105mm F4-7.1 IS STM
EOS RP×RF24-105mm F4-7.1 IS STM

今回は、EOS RPとRF24-105mm F4-7.1 IS STMを使わせていただきました。ボディーもレンズも最初に持った瞬間に「軽い!」と感じて、すぐに使ってみたくなりました。普段使っているEOS 6DとEFのLレンズの重さを知っているからこそ、この軽さはとてもうれしかったです。

バリアングル液晶モニターを初めて使ったのですが、地面に寝そべるようにして撮らなければいけない超ローアングルでの撮影がとっても簡単にできて、しかもピント合わせは正確。使っていて楽しくなるカメラでした。

EOS RPは操作性も優秀で扱いやすいので、これから本格的なミラーレスカメラを使いたいと思っている初心者の方にも、ぜひおすすめしたいカメラです。

PROFILE

ayuayudonさん
ayuayudonさん

鳥取県在住。地元や近県などの風景や四季の写真を撮影している。2019年には、Twitter×東京カメラ部主催の「#Twitter夏祭りフォトコンテスト 2019」で花火部門賞を受賞。

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EOS RP×RF24-105mm F4-7.1 IS STM レビュー 「自然風景」を撮影してみた
https://personal.canon.jp/ja-JP/articles/review/eosrsystem/review13
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