EOS RP×RF35mm F1.8 MACRO IS STM レビュー 「子ども」を撮影してみた
公開日:2021年7月21日
最終更新日:2021年12月8日
日常がちょっとドラマチックな写真に変わる、小さくて頼れるカメラ。
写真を愛するレビュワーの皆さんが、キヤノンの「EOS Rシステム」で撮影体験! EOS RシリーズやRFレンズを使った率直な感想を語ります。今回は、四季の移ろいとともにお子さんの成長を記録するYUKOさんが、EOS RPとRF35mm F1.8 MACRO IS STMをレビューします。
旅行やお出かけのお供に! いつも気軽に連れて行ける。
四季折々の風景と娘の姿をテーマに写真を楽しんでいるYUKOです。今回はEOS RPとRF35mm F1.8 MACRO IS STMをお借りして撮影してみました。初めて手にしたフルサイズミラーレスカメラは、想像以上に軽くコンパクトで驚きました。
いつも使っているEOS 6D Mark IIは重量感がありますが、EOS RPはカバンに入れているのを忘れてしまうほど軽いので、普段使いのバッグにコロンと入れて持ち歩けます。荷物が多くても、持ち運びは全く苦になりませんでした。
私たちは旅が大好き。季節の景色を探すお出かけを楽しんでいます。そんな旅のお供のカメラ機材に求めるものは、やはり軽さ! 小ささ! 「手軽に持って行けそうなこのカメラと一緒に、次はどこに出かけよう」と心が躍りました。
バリアングルモニターと瞳AFを使って、新しい構図を発見!
日常をほんの少しドラマチックに表現したい。そんな気持ちを大切にしながら写真を撮っています。私が撮る写真は娘との「日常」を撮ったものばかりですが、普段見ている世界とは違うアングルを意識することで、日常とは違う世界観を作り出せると思っています。
そんな私にとってバリアングルモニターは、なくてはならない機能です。いつものカメラより軽いEOS RPなら、カメラを高く持ち上げたり、草むらの中に沈めたり、容易にアングルを変えて撮れて、構図のバリエーションが広がるのは意外な発見でした。難しい姿勢で作る構図でも「瞳AF」のおかげでピントはバッチリ。構図作りに集中できるのはうれしいですね。
自然な表情を写すなら、35mmレンズの距離感がちょうどいい。
我が子は10歳。大人のモデルさんのようにとはいかなくても、ある程度こちらの要望を聞いて振る舞うことはできる年齢です。ですが、私が撮りたい姿はあくまで「モデルさん」として作られた立ち振る舞いではなく自然な姿。カメラを意識しないで、ふと駆け出した姿が「いいな」と思えば、それを撮りたい。
RF35mm F1.8 MACRO IS STMなら、「ちょっと待って」も「もう一度戻って」もいりません。ありのままの瞬間を写せます。
単焦点35mmレンズがいいと思う理由の一つは、近すぎず遠すぎない被写体との距離感で撮れること。子どもに声を掛けながら撮るのにちょうどいいですね。会話をしながら撮れば、ありのままの自然な表情をまわりの景色と一緒に閉じ込められます。
もう一つの理由は、50mmより少しワイドに撮れる35mmであれば、子どもと風景をちょうどよいバランスで画面に収められること。私の写真は基本的に娘のポートレートですが、できるだけ被写体(娘)メインではなく景色に溶け込む姿を撮りたいと思っています。そんなとき35mmの画角はぴったりでした。
レビューを終えて
PROFILE
神奈川県在住。アメリカの大学で映像を学び、帰国後、テレビ撮影の技術会社に就職。リモートクレーンカメラのカメラマンとして音楽番組を中心に携わる。その経験を元に、現在は趣味としてカメラを楽しむ日々。インスタグラムに、娘と四季の風景をとらえた写真を投稿。