入学式・卒業式・入園式・卒園式の撮影のコツは?一眼での撮り方
公開日:2017年4月3日
最終更新日:2020年10月23日
大切なお子様の入学式、卒業式。そして入園式、卒園式。スマホで簡単に撮影するのも良いですが、せっかくならきれいに思い出を残したいという親御さんも多いかと思います。カメラを購入された(または購入を検討されている)方々のために、今回は「入学式・卒業式」「入園式・卒園式」におけるカメラ撮影の簡単なポイントを紹介します。
入学式・卒業式、入園式・卒園式におけるカメラの設定
まずはカメラの設定や準備についてご紹介します。
①基本はシーンインテリジェントオートモード+ストロボ発光禁止に設定
カメラの設定がわからない方は「シーンインテリジェントオートモード」に設定しましょう。このモードは、カメラが撮影シーンを自動で解析し、完全自動でピントや明るさ、色合いなどを設定してくれます。その際、周囲への配慮も考慮し、ストロボは発光禁止の設定にしておくといいでしょう。
撮影環境が暗めなシーンでの撮影や、動きのあるシーンを撮影する場合は、「Av(絞り優先)モード」で絞りを開放し(F値を低くする)、ISOをオートに設定することをおすすめします。ISOをオートに設定しておけば、合わせてシャッタースピードも調整されるため、初心者の方でもブレのリスクを減らすことができます。
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「シーンインテリジェントオートモード」の設定方法。上記のダイヤルにあわせて、ストロボの設定は発光禁止に
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「Av(絞り優先)モード」の設定方法。上記のダイヤルにあわせて、絞りを開放(F値を低く)し、ISOをオートに設定
②ホワイトバランスはオートで楽々
屋外撮影でも屋内撮影でも、光源の状況次第で撮影した写真の色味が変わってきます。そこで被写体本来の色を撮影するための機能として、ホワイトバランスがあります。オートにしておくと、蛍光灯や太陽光など、その場所の光源の状況に応じてカメラが自動で設定してくれるので、撮影に集中できてシャッターチャンスを逃しません。
③標準レンズで腕を磨く。中・上級者は望遠レンズにも
使用するレンズは、標準ズームレンズを基本にしましょう。キットで同梱されているものだと18mmから55mm程度まで撮影できるものが標準ズームレンズです。子供に近付くことができないシーンが多くて、望遠レンズを使いたいと思う親御さんもいらっしゃるかと思います。しかし、光の少ない屋内での望遠レンズ撮影は、標準レンズよりもブレやすいなどのリスクがあるため、慣れが必要になります。撮影後、あとからトリミング(写真の切り取り)で調整する方法もありますので、まずは標準ズームレンズで腕を磨くことから始めましょう。
④バッテリーやメモリーカードは予備まで準備
式は朝からの長丁場になるため、バッテリーの残量やメモリーカードの容量は前日に必ず確認しておきましょう。それぞれ予備を持参して、トラブルに備えておくのもおすすめです。
⑤会場には早めに到着。場所取りも事前の準備のひとつ
会場には早めに到着するのがポイントです。撮りたい場所や構図の選定、式のプログラムや子供の卒業証書授与の順番の確認などは事前に済ませましょう。特に、定番の撮影スポットは、式の後になってしまうと混み合って撮影ができないというケースがあります。撮影の事前確認が終わって時間が空いたら、撮影できる空いている場所から先に撮ってしまうのもありかもしれません。
まとめ
- カメラの設定は「シーンインテリジェントオートモード」と「ストロボ発光禁止」に。
- ホワイトバランスはオート設定でカメラに任せてきれいに撮影。
- 望遠レンズはブレやすいので慣れが必要。
- バッテリーやメモリーは予備が大事。
- 早めの会場入りと入念な事前確認で余裕を持ちましょう。
押さえておきたい撮影スポットを紹介
撮影においては、どこで撮るかも大切です。入学式・卒業式や入園式・卒園式で押さえておきたい撮影スポットを見ていきましょう。
①お出かけの前に
会場に行くことに気を取られそうですが、ご自宅の前で家族がピッチリと正装した姿でまずは撮影しましょう。式場に行かない家族やペットなども一緒に撮れば、あとで見返した時に思い出の一枚になります。顔や胸上のアップ写真だけでなく全身写真も撮っておけば、見返した時に成長の度合いがわかるのでおすすめです。
②看板の前などの定番スポット
立て看板の前など、式における人気定番スポットでの撮影は外せません。「●●年度」といった年号や、「●●小学校(幼稚園)」など学校の施設が分かるように撮影しましょう。ただ、人気の撮影スポットのため、並ぶことが多いです。朝一番に行って先に撮ってしまうのがおすすめですが、難しい場合はあまり時間をかけずに撮影しましょう。また、入学式、入園式で撮ったスポットで、卒業式、卒園式も同じ構図で写真を撮るのもポイントです。ビフォーアフターのように、子供の成長を分かりやすく比較できる写真ができあがります。
③親子で
子供ばかりに気を取られがちですが、ご自身も入れた写真を残しておきましょう。子供が卒業、卒園するまでの間で親も変化します。子供の成長と合わせて、ご自身の変化も楽しまれてはいかがでしょうか。また、親同士でコミュニケーションを図るのもおすすめです。例えば、スマホで撮影をしているご家族がいれば一眼で撮ってあげることで、撮影や写真の受け渡しがきっかけで交流が生まれ、在学・在園中も助け合える関係性を築くきっかけになるかもしれません。
④入場・退場・表彰授与シーン
式の中での各シャッターチャンスは、プログラムなどで事前に確認しておくといいでしょう。式場内は自由に立って歩き回れない時もありますが、自由に席を選べる場合は、早めに会場に入って好条件な席を取るのがいいでしょう。ただし、普通に式を見たい人や他にも撮影したい人はいるので、周りへの配慮を忘れないようにしてください。
⑤思い出の場所や景色も撮影
卒業・卒園となると、校舎や教室の中、廊下なども思い出の一部。例えば、子供の座っていた机や椅子、名前の書かれたロッカーや下駄箱、たくさん遊んだ遊具などを子供に聞きながら、ひとつずつ撮影して回られると良いでしょう。
まとめ
- 式に参加しない家族も交えて、出かける前の家族写真を撮影。
- 定番の人気スポットは、早めに行って撮影。
- 写真を撮ってあげたり、他の親御さんの邪魔にならないよう撮影するなど、周りの人にも配慮する。
- 思い出の場所は、子供に聞きながら撮影して回る。
プリントアウトのすすめ
撮影した写真はぜひプリントアウトしましょう。プリントすることで思い出の品として価値が高まるだけでなく、データの消失などのトラブルが起きても安心です。写真店に依頼してプリントしてもらう他、ネットプリントサービスやフォトブックサービスを活用したり、自宅のプリンターで印刷することも可能です。
また、A4サイズなどプリントサイズを大きくしてもきれいに印刷されるのが、画素数の多いデジタルカメラの魅力です。強く思い出に残したい一枚がある場合はぜひ試してみてください。
まとめ
- 万が一、データが消失した時のためにプリントアウトしておく。
- プリントサイズを大きくして、印象に残る一枚に。
まとめ
子供の成長は早く、小学校や幼稚園の在学・在園期間はあっという間に過ぎてしまいます。そんな子供の成長の1ページを一眼で撮影、プリントして、ご家族の大切な思い出として残していきましょう。また、本番でしっかり撮影できるよう、日頃から家族の写真を撮影するなど練習してみてください。
特長1 高精度なAFと高速連写で“瞬間”が残せる
高精度な被写体検出・追尾を可能にするメカニズムによって人物だけではなく動物(犬、猫、鳥)、乗り物(モータースポーツの車、バイク)の検出にも対応しています。
加えて、連写性能はメカシャッター/電子先幕時において最高約15コマ/秒を実現。動き回る小さなお子様やペットとの日常もきれいに思い出に残すことができます。
特長2 小型・軽量ボディー
バッテリーとSDカードを含めてもわずか約429gと小型・軽量ながら、ホールド感に優れたグリップや撮影構図の幅が広がるバリアングル液晶モニターを搭載。お出かけや旅行などにも気軽に持ち歩いて快適な撮影ができます。
特長3 動画撮影機能も充実
6Kオーバーサンプリングによる高画質な4K UHD 30p記録や、フルHD解像度で120pのハイフレームレート記録にも対応し、写真だけでなく動画も本格的に撮影できるカメラです。
特長1 被写体をとらえて追いかけるデュアルピクセルCMOS AF II
構図内に入った被写体を高精度に検出し、センサー面の全域を使ってトラッキング。デュアルピクセルCMOS AF IIは、従来よりAFエリアが拡大・細分化したことにより、被写体をとらえて追いかける機能も進化しました。撮りたい対象にカメラを向けると一瞬でフォーカスし、被写体の動きに追従しながらピントを合わせ続けます。
特長2 スマホとは一味違う驚きの高画質
最大約2420万画素、APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載。APS-Cサイズの撮像センサーと最新の映像エンジンDIGIC Xの画像処理能力で、夕景などのシーンも繊細かつ色鮮やかに描き出します。
特長3 手軽に使える、気軽に持ち歩ける
EOS R50はバッテリーパックとSDカードを含めてもわずか375g※1(ブラック)の軽量なミラーレスカメラです。上位機種から継承した高度な撮影機能を、コンパクトなボディに凝縮。いつでも気軽に持ち歩くことができます。毎日の何気ないシーン、ふとした瞬間にカメラを向けてシャッターをきる。そんな自由な撮影スタイルがぴったりな一台です。
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CIPAガイドラインによる。