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ダイナミックレンジ(だいなみっくれんじ)

デジタルカメラの撮影性能で重要なダイナミックレンジ

ダイナミックレンジとは、デジタルカメラがとらえることができる、明るい部分から暗い部分への再現可能な幅のことをいいます。一般的に、銀塩カメラ(フィルムカメラ)の場合は「ラチチュード」と表現されます。デジタルカメラは銀塩カメラと比べるとダイナミックレンジが狭く、とくにハイライト(写真のいちばん明るい部分)が白く飛んでしまうことが多いのですが、最近ではこの欠点をカバーするために「ダイナミックレンジ拡張機能」が搭載されている機種もあります。

写真1は、ダイナミックレンジ拡張機能を有効にして撮影した例です。ススキの穂、ハイライトの毛の質感が白く飛ばずに見事に再現されています。一方の写真2は、ダイナミックレンジ拡張機能を使わなかった例です。ススキの穂、ハイライトの毛の質感が白く飛んでしまい、ダイナミックレンジが狭くなっているのが分かります。

写真1:ダイナミックレンジ拡張機能:有効
ダイナミックレンジ拡張機能有効
写真2:ダイナミックレンジ拡張機能:無効
ダイナミックレンジ拡張機能無効

写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説

写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。

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