写真表現講座 講師一覧
今までにご担当いただいた講師を紹介いたします。
鵜川真由子
株式会社松濤スタジオを退社後、アシスタントを経て独立。 広告や雑誌などでポートレイトを中心に活動するかたわら作品制作を続け、個展を多数開催している。またアパレルメーカーとのコラボ展の企画やTV出演など、写真を通じて幅広く表現活動を行っている。
うつゆみこ
1978年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部中退、東京写真学園 写真の学校・プロカメラマンコース修了。松濤スタジオ勤務を経て、2005年頃より作家活動を始める。2006年より写真の学校講師。動物や昆虫、植物、オブジェやフィギュア、図版などを組み合わせて、対象から得たインスピレーションにより作品を制作。その独自の世界観は、幼少期に体験したような事物との戯れを思い起こさせる。「はこぶねのそと」(G/P gallery、東京)、「Out of Focus: photography」(Saatchi Gallery、ロンドン)など国内外での個展およびグループ展に参加。写真集に『はこぶねのそと』(アートビートパブリッシャーズ、2009年)、『Wunderkammer』(ふげん社、2023年)、また『PORTRAIT』『うつつのゆめ』『Charming Charms』他多数のZINEを制作。第26回ひとつぼ展グランプリ受賞(2006年)。
岡嶋和幸
1967年福岡市生まれ。東京写真専門学校卒業。
スタジオアシスタント、写真家助手を経てフリーランスとなる。
世界を旅して詩情豊かな作品を発表するほか、セミナー講師やフォトコンテスト審査員など活動の範囲は多岐にわたる。
写真集「ディングル」「風と土」のほか著書多数。
奥田基之
1958年大阪出身。登山によって出合った風景の印象を留めるために写真をはじめる。その後、写真表現の魅力に惹かれ、写真家の道を歩む。表現の原点を追究する風景写真家。日本写真芸術学会理事。日本写真家協会会員。大阪芸術大学芸術学部写真学科准教授。代表作「冬の惑星」、「dia logos」、「雪景」、「漂う視点」、「時の標」、「存在の庭」、など。
GOTO AKI
1972年川崎市生まれ。1993~94年の世界一周の旅から今日まで56カ国を巡る。日本の風景をモチーフに地球生命の胎動を捉える創作を続け、新たな風景写真を生み出している。
「キヤノンカレンダー」(2015)にて第66回全国カレンダー展日本商工会議所会頭賞受賞。写真展・写真集「terra」(キヤノンギャラリーS・赤々舎 2019)にて、2020年日本写真協会賞新人賞受賞。
EOS学園東京校講師・日本大学芸術学部准教授・武蔵野美術大学造形構想学部非常勤講師
鈴木麻弓
1977年宮城県女川町生まれ。2001年日本大学芸術学部写真学科卒業。ヴィジュアルストーリーテラーとして、個人的な物語を通し作品を生み出している。1930年に祖父によって創業された写真館を営む家庭で18歳まで育ち、日本大学芸術学部写真学科で写真を学んだ。卒業後フリーランスとして、ポートレートを中心に活動。2011年3月11日、東日本大震災が発生し、故郷の宮城県女川町が津波で破壊され、両親が行方不明となった。以降、故郷へ足しげく通い、地域の人々の前に進む姿を記録し続けている。2020年より、自身の不妊治療の経験を描いた新作シリーズ〈豊穣(Hojo)〉の制作に取り組んでいる。2017年に自費出版した『The Restoration Will』で、PhotoBooxグランプリ受賞(イタリア)、 2018年PHOTO ESPAÑA国際部門・年間ベスト写真集賞(スペイン)など、欧州の写真アワードで大きく評価された。主な展示に「Reflection – 11/03/11 Japanese Photographers Facing the Cataclysm」(第55回アルル国際写真祭、2024)、「10/10現代日本女性写真家たちの祝祭」(第10回KYOTOGRAPHIE,2022)、「あしたのひかり 日本の新進作家 vol.17」(東京都写真美術館、2020)などがある。
須藤絢乃
1986年大阪生まれ。2011年京都市立芸術大学大学院修士課程修了。
在学中にフランス国立高等美術学校(エコールデボザール・パリ)に留学。
2009年京都市立芸術大学作品展市長賞受賞。
ミオ写真奨励賞2010にて、森村泰昌より 審査員特別賞受賞。
<幻影 Gespenster>でキヤノン写真新世紀2014グランプリ受賞。
主な作品に、性別にとらわれない理想の姿に変装した自身や友人を写した<Metamorphose>(2011年-)、実在する行方不明の女の子に扮して撮影したセルフ・ポートレイト<幻影 Gespenster>(2013-14年)、2019年に取り壊された画家・金子國義の邸宅を舞台に4年に渡り撮影した「Anima Animus」(2021年)などがある。
1839當代藝廊(台湾、2011年)にて初個展開催後、国内外の展覧会やアートフェアに出展。主な展覧会に「写真都市―ウィリアム・クラインと22世紀を生きる写真家たち」(21_21 design sight、東京、2018年)「愛について アジアン・コンテンポラリー」(東京都写真美術館、東京、2018年)VITA MACHINICALIS(MEM、東京、2021年)他多数。2020年より薄荷 The Peppermint Magazineを創刊し、精力的に出版活動も行う。
2024年より東京工芸大学工学部・芸術学部「写真工房」非常勤講師を務める。
竹沢うるま
1977年生まれ。写真家。出版社スタッフフォトグラファーを経て、2004年独立。2010年から2012年にかけて1021日103カ国を巡る旅を敢行し、写真集「Walkabout」(小学館)と旅行記「The Songlines」(小学館)を発表。
雑誌や広告の撮影をしながら、写真集と写真展において自身の作品発表を継続的に行っている。2015年NYで開催された写真展「Land」は現地メディアに多く取り上げられ、評価を得る。
最新作はアイスランドの大地を捉えた「Boundary|境界」。世界各地を旅しながら写真を撮り、主なテーマは「大地」。そこには大地の一部として存在する「人間」も含まれる。
第三回ナショナルジオグラフィック写真賞グランプリ受賞。大阪芸術大学客員教授。
「うるま」とは沖縄の言葉でサンゴの島を意味し、写真を始めたきっかけが沖縄の海との出会いだったことに由来する。
鶴巻育子
1972年東京生まれ。写真家。1997年の1年間渡英し、語学を学ぶ。帰国後、周囲の勧めで写真を学び始めた。カメラ雑誌の執筆や写真講師など幅広く活動する一方、2019年に東京・目黒に写真ギャラリー「Jam Photo Gallery」を開設し、著名写真家の企画展や若い写真家への場の提供、アマチュアの育成にも力を注いでいる。国内外のストリートスナップで作品を発表しながら、視覚障害者の人々を取材し「みること」をテーマとした作品にも取り組んでいる。主な個展は「芝生のイルカ」(2022年/ふげん社)、「PERFECT DAY」(2020年/キヤノンギャラリー銀座・梅田)、「3[サン]」(2015年/表参道スパイラルガーデン)など。主なグループ展に「icon CONTEMPORARY PHOTOGRAPHY II」(2022年/AXIS Gallery)やアルファロメオ企画展「La meccanica della emozioni」(2017年/寺田倉庫)などがある。
吉田亮人
1980年宮崎県生まれ。京都市在住。
滋賀大学教育学部卒業後、タイで日本語教師として1年間勤務。帰国後小学校教員として6年間勤務し退職。
2010年より写真家として活動開始。
広告や雑誌などを中心に活動しながら、個人的な出来事から出発した作品を多数制作。
その作品は国内外で展覧会が開催されるとともに、多くの出版物が刊行されている。
2023年に写真集出版社「Three Books」を設立し共同代表を務める。
著書に「Brick Yard」(私家版)「Tannery」(私家版)、「THE ABSENCE OF TWO」(青幻舎・Editions Xavier Barral)「The Dialogue of Two」(Three Books/RPS)「The Screw」(Three Books)、「しゃにむに写真家」(亜紀書房)などがある。
第47回木村伊兵衛賞2023最終候補、Images Vevey Book Award 2023ノミネート(スイス)、Paris Photo - Aperture Photobook Award First Photobooks ノミネート(フランス)日経ナショナルジオグラフィック写真賞2015・ピープル部門最優秀賞、コニカミノルタ・フォトプレミオ年度大賞など受賞やノミネート多数。