デジカメの美しい写真をそのままメニューに。
東京で店を構えたときから現在のこの横浜の店でも、メニューはずっと自分で作り続けてきました。ただ、デジカメとパソコンの性能が格段に進んで、素人でも簡単にきれいなものが作れるようになってからは、さらに活用することが多くなりました。新しく創った旬のメニューは1品1品撮影して、リングファイルにまとめ、新しくお見えになったお客さまがメニューを選ぶ際の手助けとして使っていただいています。フレンチはメニューの名前だけで、どういう料理かを思い浮べるのは難しいので、ビジュアルで見てもらうのはとてもいいんですよね。特に私のフレンチは旬の素材や和の素材もふんだんに使いますから、なかなか想像しにくい!ただ、料理を撮影することの効果はそれだけではないですね。レンズを通して見つめ、さらに写真で見ることにより、自分の料理を客観視できるのです。よかれと思ってやったことがよくなかったり、盛り付けの未熟さがわかったり。ですからお客さまのためだけでなく、自分を切磋琢磨するという上でも非常に大切です。
料理カレンダーや、
記念写真がコミュニケーションツールに。
記念日のかたには写真を差し上げたり、年末年始には私の料理写真と旬の素材をまとめたカレンダーを製作してお渡ししたりしています。デザートタイムに撮影してパソコンで加工した写真は皆さん、大変、喜んでくださいます。PIXUSではそういったデータを無線でパソコンから飛ばせるので、労力も格段に減りましたし、写真が本当にクリアにプリントされるのがいいですね。写真やカレンダーを通じて、お客さまの生活や思い出の中に私の店が入れるわけですから、プリンターはお客さまとの懸け橋で、私の仕事には欠かすことのできないものです。実用面ではファクスの文字がはっきりしました。昔と比較したら使用頻度は低くなっていますが、業者さんの中には電話で注文しても確認のためのファクスを送ってほしいと言われることもありますから。だから、私のような小さな店には1台にすべての機能が集約されているというのはとてもありがたいことです。
