このページの本文へ

高画質プリント PRO-G1

写真作品をより深く、豊かに。「LUCIA PROインク」

ロゴ:LUCIA PRO ink

写真画質を追求し多くのプロから選ばれるimagePROGRAF PROシリーズ。その高画質を支える、顔料インクとクロマオプティマイザーによる、10色「LUCIA PROインク」を搭載した、PRO-G1。写真作品をより深く、豊かに仕上げます。

写真:LUCIA PRO ink

黒濃度と暗部階調表現力が向上「新マットブラックインク」

10色の顔料インク LUCIA PROインクに、高い黒濃度を持つ「新マットブラックインク」を採用。従来機のPRO-10Sに比べ、色域の拡大や黒濃度の向上を実現しました。繊細な階調表現や被写体の質感、奥行き感を精緻に描き出します。

写真:新マットブラックインク

新マットブラックインク

重厚感のある「黒」の表現が可能にする「新マットブラックインク」。高濃度の黒が写真作品をさらに引き締めます。またカラーインクと組み合せることで、レッド・グリーン領域の暗部階調性までも豊かに表現します。

PRO-10S
写真:暗部階調 なし
PRO-G1
写真:暗部階調 あり

表現力を高める「クロマオプティマイザー」

ロゴ:クロマオプティマイザー

キヤノン独自開発の透明インク「クロマオプティマイザー」を搭載。表面の光沢を均一化し、なめらかに仕上げることで光沢のムラを抑制。暗部がより引き締まり、一つひとつのディテールが浮き出てくるような表現が可能です。

  • クロマオプティマイザーは、光沢系用紙のプリント時に使用されます。
ロゴ:クロマオプティマイザー

ブロンズ現象の低減

クロマオプティマイザーに加え、新規インクの溶剤処方・樹脂の採用によりインクの緻密な配置が可能です。表面の光反射がより均一になり、反射光や照明光によって本来とは違った色味が付いて見える「ブロンズ現象」をさらに抑制。作品の鑑賞環境に左右されにくい、より意図に近い表現を実現します。

図:ブロンズ現象の低減

幅広い現場に対応する、A3ノビ出力

写真:A3ノビ出力

L判からA3ノビまで、さまざまな用紙サイズで高画質プリントを実現。ビジネスシーンにおける資料作成やグラフィックデザイン制作、写真作品づくりなど、あらゆる場面で現場を支えます。

インクとプリントヘッドを制御する画像処理エンジン「L-COA PRO」

写真:L-COA PRO

大容量画像データの処理とプリントデータの作成、インク配列を制御するPRO-G1の頭脳。高画質と高速プリントの両立を実現しています。

写真の美しさを導き出す高密度プリントヘッド技術「FINE」

ロゴ:FINE

「FINE」(ファイン)により極小インク滴の吐出が可能になりました。これにより、高コントラストで粒状感が感じられず、階調性も豊かな高品位な写真プリントを実現します。

FINEテクノロジー
図:FINE

適正なインクの組み合せと紙面へのインク滴の配置を導き出す「OIG System」

写真:OIG System

ひとつの色を表現するために、無数にあるインクの組み合せの中から適切なものを選択。理想的なインク配置を決定します。数値だけでなく、キヤノンに蓄積されたカメラの知見を活かし、人の感性や視覚特性といった実際の見え方とのマッチングも考慮して開発された「OIG System」。より高い次元で写真画質を実現することが可能です。

図:OIG System

キャリッジ走査時の色ズレを補正する「動的色間補正」

工場出荷時に検知したキャリッジ位置の差による色ズレ量に加え、プリントヘッドと用紙の距離からインクの着弾ズレを計算。プリント中、ズレを補正し、正確な位置にインクを吐出します。

図:動的色間補正

インク吐出量をきめ細かい時間単位でコントロール。安定した写真画質を提供する「リアルタイム駆動制御」

インクは使用環境の温度変化によって、プリントヘッドの動作のスタート時とエンド時では濃度差が生じてしまいます。そこで、きめ細かいインク吐出量の制御で色ムラを抑制し、作品のクオリティーを安定させるリアルタイム駆動制御システムを採用しました。

図:リアルタイム駆動制御

モノクロ表現を自在に。「モノクロ写真モード」

Professional Print & Layoutで「モノクロ写真」にチェックを入れるだけで、微細なモノクロ階調表現が調整できます。マットブラックとフォトブラック、グレーインクを主に使用するモノクロ専用の画像処理により高精度な表現を実現しました。

冷黒調
写真:冷黒調
白黒
写真:白黒
温黒調
写真:温黒調

モノクロも微細に調整可能

図:微細なモノクロ階調を調整

Professional Print & Layoutのパターン印刷機能を使えば、色味の異なるサムネイルを一枚にまとめて印刷可能。微細なモノクロ階調を簡単に調整できます。

作品の仕上がりがモニター上で完結「モニターマッチング」

PRO-G1では、モニターマッチングの精度が向上。作品の仕上がりをモニター上で完結させることが可能です。プリントのやり直しによるコストやレタッチの作業時間も軽減します。

  • 暗部のコントラスト/マッピングの改良
  • ブルー色相の改良
  • グレーラインの改良

暗部コントラストとマッピング改良のイメージ

PRO-10/10S
写真:PRO-100100S
PRO-G1
写真:PRO-G1

プリントの美しさを長く保つ顔料インク

優れた色安定性を備える顔料インクと、キヤノン写真用紙・光沢 プロ[プラチナグレード]との組み合せにより、耐光性約60年、耐ガス性約60年、アルバム保存約200年を実現。大切な作品を長期にわたって保存できます。

  • LUCIA PROインク評価方法
    JEITA(社団法人 電子情報技術産業協会)発行のデジタルカラー写真プリント画像保存性評価方法(JEITA CP-3901)の屋内耐熱性試験方法・屋内耐光性試験方法・屋内耐オゾン性試験方法および寿命判断基準に準じて算出した予測値です。

写真プリント保存・展示のご注意

保存・展示方法によっては上記の保存性が発揮されない場合がございます。表示年数は、キヤノン(株)の加速試験によりシミュレーションされたものであり、キヤノン(株)が保証するものではありません。

<写真プリントをより長持ちさせるために>
写真プリントは光や外気の影響で変化します。できるだけ光や外気を避け保存してください。展示する場合もできるだけ外気を遮断することで保存性が増します。

プリント後の作業負担を軽減

顔料インクにシリコーンオイルを加えることで、プリント面を保護。傷を付きにくくし、運搬時や展示時の作業を容易にします。