- RF LENS WORLD
- プロフェッショナル・アイ
世界中のプロフェッショナルが選ぶRFレンズ
先進の光学技術を駆使し、革新的なレンズを世に送り出してきたキヤノン。
そのDNAはEFレンズ、そしてRFレンズへと受け継がれています。
ジャンルを問わず、時間や場所を選ばず、
今も様々な国・地域のプロフォトグラファーたちの高い要求に応え続けています。
世界中のプロフォトグラファーたちの“眼”としてRFレンズが捉えた決定的瞬間。その数々をご紹介します。
アメリカ
Lindsay Adler
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EOS R5・RF100-300mm F2.8 L IS USM・300mm・1/5000 sec.・f/2.8・ISO100
RF100-300mm F2.8 L IS USMを使った初めての撮影で、この画像を作成しました。このレンズは「典型的な」ファッションレンズではないのですが、美しい300mmの圧縮効果と広い口径をどのように組み合わせられるか試してみたかったのです。美しいモデルのポーラをマンハッタン島の向かいにある公園に連れて行き、そこで彼女の背後にボケのある摩天楼の風景を配置することができました。これは、その日に撮影できた多くの劇的ショットのうちの1枚です!
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EOS R5・RF24-70mm F2.8 L IS USM・31mm・1/800 sec.・f/2.8・ISO100
意識して攻めたこの色の作るハーモニーが画としてうまく効果を発揮したと思います。このシーンでは、黄金色の髪(ウィグ)、黄金色のドレス、黄金色のメイク、黄金色の光、といった要素すべてをほぼモノトーンにしたいと考えました。被写体を囲む干し草を除いて、すべての要素が美しく豊かな黄金色だったのです。私はカラーグレーディングを使って、干し草の緑をより黄色や赤にシフトさせました。被写界深度を狭くすることで、奥行き感を出しつつ背景をシンプルに演出したかったのです。
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EOS R5・RF24-70mm F2.8 L IS USM・61mm・1/200 sec.・f/4・ISO800
私はいつも大胆かつグラフィック的、そしてカラフルなイメージに惹かれます。この写真のような大胆なイメージは、私の集中講座において、友人でモデルのブリオナ・アシュリーとコラボレーションしたときのものです。コンセプトはあの素敵なヒールから始まりました。次にブリオナは手袋を調達し、私は壁紙を使って箱を飾り、背景にはゴボという特殊な照明機材を使用しました。コラボレーションは私の仕事に不可欠な手法で、撮影に先立つプレプランがすべての要素をひとつにまとめるのに役立っているのです。
Lindsay Adler
ファッション&ビューティーフォトグラファーのLindsay Adlerは、フォトグラファーとして、そしてまた教育者としても業界トップの存在。ニューヨークを拠点として手掛けるファッション誌への寄稿は、Marie Claire、Numero、Elle、Harper's Bazaar、Vanity Fairなど多岐にわたる。Lindsayは写真教育者として国際的に最も人気のある講演者の一人であり、業界最大のプラットフォームや最も権威あるイベントでも講師を務める。またCanon、Adobe、Profotoなど、写真および関連業界のトップブランドと仕事をしてきた。クライアントリストには、NBC、Grey、Edelman、Pat McGrath Labs、Morphe、Aveeno、UNICEF、Origins、Saatchi & Saatchiなど多岐にわたる。クリーンで大胆、グラフィック性の高いスタイルが彼女の作品の特徴となっている。Lindsayはその創造性と、斬新なルックスを創り出すためのデザイナーやスタイリストとのコラボレーションで有名である。
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台湾
Estrella Chuang
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EOS R5・RF15-35mm F2.8 L IS USM・17mm・5 sec.・f/2.8・ISO4000
アイスランドのヨークルスアゥルロゥン氷河湖の上空で乱舞する三色のオーロラを初めて捉えました。オーロラは天空で実に美しいダンスを披露し、湖面はかつてないほど豊かな色彩を映し出していました。
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EOS R5・RF70-200mm F4 L IS USM・156mm・15 sec.・f/8・ISO800
ある季節の気候変動による雲海の珍しい光景です。上空高くより撮影された霧は、まるで海の波のように激しく動いており、街はまるで雲の上に浮かんでいるように見えました。
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EOS R6・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・100mm・10 sec.・f/10・ISO320
太陽がほのかに輝き、夏の朝の雲が蘭陽平原の空で赤く染まり、野原や街のキラキラする光が朝焼けを華やかに彩っていました。
Estrella Chuang
Estrella Chuangは、新北市文化局のフォトグラファー、複数の大学において講師としても知られるほか、台湾写真協会や企業での講演者であり、またコンペの審査員を務めながら、雑誌の契約フォトグラファーとしても活躍。
UFO放送のルミナス写真展、国立成功大学病院の写真展に出展したこともあり、彼女の作品はアップル・デイリー写真作品集にも連載された。
また、世界の写真コンペでも頻繁に受賞しており、国際フォトコンテスト(IPA™)、Prix de la Photographie, Paris(PX3)、東京・インターナショナル・フォトアワード(TIFA)、European Photography Awards(EPA)、London Photography Awards(LPA)、New York Photography Awards(NYPA)などの世界を代表するコンペティションで受賞している。
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インド
Sundeep Gajjar
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EOS R3・RF24-240mm F4-6.3 IS USM・34mm・1/640 sec.・f/4.5・ISO100
背景はアイスランドのエルドボルグ火山クレーター。バイクでアイスランドを3000キロ走ったときに見つけました。アイスランドの風景がシュールに見えるのは、火山の造形、そして全体的な木の少なさからです。これは私にとって64ヶ国目のオートバイでの旅でした。
EOS R3で、スペースに余裕がないときに選ぶ万能レンズRF24-240mm F4-6.3 IS USMを使って撮影しました。 -
EOS R3・RF15-35mm F2.8 L IS USM・15mm・1/50 sec.・f/22・ISO200
世界最速のバイクの1台がNinja H2です。そして世界最大排気量のバイクの1台がRocket 3Rです。この2台が一緒に走っている姿はまさに圧巻。ついにこの2台を所有することになったとき、やはり2台同時に撮影するしかありませんでした!撮影にはEOS R3にRF15-35mm F2.8 L IS USMレンズを装着しました。
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EOS R3・RF15-35mm F2.8 L IS USM・15mm・1/20 sec.・f/10・ISO100
EOS R3はまだ出たばかりでテストを兼ねてRF15-35mm F2.8 L IS USMレンズとの組み合わせでこうしたシーンを撮影しました。
助手席に座り、片手でカメラを吊り下げ、スローシャッターを切ることで、こうした写真に見られるようなユニークな効果を得ることができたのです。旅の間中、2人の協力者を得たので私は運転と助手席での同乗を交互に繰り返し、いつでもチャンスが訪れれば、その瞬間を掴むようにしました。
Sundeep Gajjar
Sundeepは、モーターサイクルとフォトグラファーを組み合わせたMotoGrapher®という言葉を生み出した。2010年には、写真に特化したインドの雑誌『xBhp』を創刊。この雑誌は毎号カフェに常設されるような人気誌となり、インドで唯一のライフスタイル・モーターサイクル誌、そして2大モーターサイクル専門誌のうちの1誌となった。最新版の#roadTripUnited2021は、2021年初頭に40日間連続でリリースされ大成功を収めた。1万キロをバイクで走破するこの記録はYouTubeで1,800万回以上再生され、Instagramでは400万ビューをマークした。世界最速のバイクと排気量最大のバイクが並走し、ライドに参加したモーターサイクル界の大物20人以上のストーリーテラーの記録を世界とシェアした。キヤノンもパートナーとして参加。サニーの愛称で親しまれる彼は、これまで世界65ヶ国をバイクで旅し、その多くの国でキヤノンがパートナー役を務めた。キヤノンはまた、紙媒体の『xBhp』誌やソーシャルメディアに何度もサニーと共に登場している。
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フィリピン
Jijo De Guzman
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EOS R6 Mark II・RF100-300mm F2.8 L IS USM・300mm・1/1250 sec.・f/7.1・ISO1250
水球は特殊でちょっと変わったスポーツです。その理由のひとつに、水中でプレーする唯一のオリンピック球技だということが挙げられます。被写体となっているのはフィリピン水球代表のベテラン選手、マウイ・バルデス。スポーツを撮影するとき、私はいつもショットにダイナミズムを加え、より説得力のあるものにする追加要素を探すようにしています。ここでは、選手がボールを拾った後のボールの軌跡となる水の動きを捉えました。このアクションは、選手の激しい感情に楽しいアクセントを加えるものでした。
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EOS R3・RF100-300mm F2.8 L IS USM・300mm・1/1250 sec.・f/3.2・ISO640
私にとって水泳は身近な存在です。私自身、競泳選手として育ち、今でも定期的に泳いでいます。写真に写っているのは、私の名付け子14歳のエンジです。水の特徴をとらえるためにタイトなフレーミングをし、きれいなソフトシャドウを作るために多少側面からの光が当たる場所に配置しました。平泳ぎをするスイマーは、水に入ったり出たりします。EOS R3のAF機能は、そのような特殊な撮影条件にも卒なく対応してくれました。
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EOS R3・RF100-300mm F2.8 L IS USM・300mm・1/2000 sec.・f/2.8・ISO1250
チームUSAのオースティン・リーブス(背番号15)は、FIBAバスケットボール・ワールドカップ2023における一番人気の選手。彼は明らかに観客の人気者でした。彼の役割はスラッシャーであり、空中でアクロバティックな動きをする彼を撮影できてとても嬉しいです。バスケットボールの撮影でRF100-300mm F2.8 L IS USMを使うのは初めてでしたが、すぐに気に入りました。F2.8の開放F値と300mmのリーチは、ベースライン後で撮影するときにベストです。
Jijo De Guzman
Jijo De Guzmanは、フィリピンのパラニャーケを拠点として活動する数々の受賞歴を持つプロフォトグラファーであり、写真インストラクターでもある。ここ数年は、フィリピンで最も人気のあるスポーツ・フォトグラファーの一人として活躍。同時に、ストリート、自然、旅行、風景等のテーマにも深い関心を持ち、まさにマルチジャンルの写真家でもある。インストラクターとしても、フィリピン国内で最も知名度が高くリスペクトされている。現在、Canon Pholippines、ViewSonic ColorPro、Raptor Casesのブランド・アンバサダーを務める。また、SanDisk、Benro、Loweproとも緊密に提携している。
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ドイツ
Radomir Jakubowski
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EOS R5・RF400mm F2.8 L IS USM・400mm・1/320 sec.・f/2.8・ISO800
この画像はバイエルン国立公園で撮影されたヨーロッパヒグマ(European Brown Bear©)。ヒグマは肉食動物ではありますが、一般的には菜食です。ここ数年、東ヨーロッパを中心にヒグマの個体数が増加しています。
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EOS R5・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・428mm・1/250 sec.・f/6.3・ISO800
アイベックス(学名:Carpa ibex)は石器時代の昔から人間を魅了してやまなかったヤギ科の哺乳類です。長さ100cmにもなる印象的な角、120kgにもなる堂々とした体格、山中を移動する、信じられないような能力が観察者の私たちを魅了します。この写真は霧の日に撮ったので、背景が完璧にぼやけています。
Radomir Jakubowski
1987年、共産主義から逃れてきたポーランド人の両親のもとにドイツで生まれたバイリンガルの写真家Radomir Jakubowski。高等教育で経済学の学位を修めたものの、数字に追われる人生ではなくヨーロッパを旅して自然写真を撮ることを選んだ。趣味人の父親から情熱を受け継ぎ、幼少の頃祖母から聖体拝領の贈り物としてカメラをもらったのをきっかけに撮影を始めた。そして、2台目のデジタルカメラ、キヤノンのPowerShot G3を買って初めて、彼の創造性は本格的に開花したのだった。「以来、僕の人生は写真一色だった」とRadomirは振り返る。「見つけられる限りの写真雑誌や本を片っ端から読み漁り、機会を見つけては練習したんだ」。
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韓国
Jongryul, Lee
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EOS R5・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・270mm・1/800 sec.・f/5.6・ISO320
鳥の優雅さと彼らの生態系、そして生命の美しさを写真に収めました。
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EOS R5・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・500mm・1/1000 sec.・f/14・ISO200
夕日が映し出す風景の中の鳥たちの姿は、まるで韓国の水墨画の一幅を彷彿させる。
Jongryul, Lee
韓国を代表する自然ドキュメンタリー写真家。
キヤノンコリアマスターズ写真家。
大手日刊紙のフォトジャーナリストとして20年近く活躍した後、新聞社を離れ野鳥の日常をカメラに収める道へと進んだ。彼の野鳥写真への情熱は、1つの被写体に10年以上を費やすことさえある。これらの生き物からの洞察を得た彼は、鳥たちが見る世界を写真に収めることを志し、その独特な視点に沿って写真を捉えている。
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台湾
Wise Lee
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EOS R5・RF15-35mm F2.8 L IS USM・15mm・1.3 sec.・f/22・ISO200
The sunset reflect on Hehuan Mountain – Azalea
遙かな年月を経たアゼリアの枯れ木。夕暮れの薄闇の中で美しい姿を保ち、その魅力を記録する運命の写真家を静かに待ってくれていました。
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EOS R5・RF15-35mm F2.8 L IS USM・35mm・240 sec.・f/16・ISO1600
The most beautiful night light - The Blue Tears of Matsu
戦時中、夜間砲火を浴びた戦場だった馬祖。今では青い涙を流しながら眠らない美しい島となり、特定の季節にタイミングよければ街の明かりが海岸線を照らすのです。
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EOS R5・RF15-35mm F2.8 L IS USM・15mm・5 sec.・f/18・ISO200
The wonders of nature - bouldering sacred trees
自然の魔法の杖が振られると、巨大な岩が木に巻きつかれ、まるで生きた寓話のように息を呑むような見事な光景を創り出しました。
Wise Lee
台湾の写真家Wise Leeは、風景、山岳、文化活動のドキュメンタリーを専門としている。Wiseは数十ヶ国を旅し、旅行中にユニークな写真的視点を探索しながら、現地の文化を深く体験することを好む。
現在、キヤノンマーケティング台湾の公式パートナー・フォトグラファーであり、またプロ写真家向けウェブサイトPHOTOEXPの創設者でもある。また、台湾の山岳ガイドであり、旅行写真のツアーリーダーでもある。彼は自分のことをこのように説明している。「写真の道を旅し、旅の道で世界探訪する」と。
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ドイツ
Robert Marc Lehmann
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EOS R5・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・100mm・1/8000 sec.・f/5.6・ISO3200
「Milvus milvus」という学術名をもつ白と赤褐色の対比が優美な猛禽類であるアカトビ。この美しさが災いし、ヨーロッパでは、剝製にするために乱獲され急激に生息数を減らしました。しかし最近の献身的な保護活動の結果、現在では順調に生息数を増やしつつあります。RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMの正確なAFで優雅な飛行の姿を正面から捉えた作品です。
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EOS R5・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・300mm・1/4000 sec.・f/5.6・ISO4000
水面で獲物を狙うため急降下をした瞬間をRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMが兼ね備える機動力と正確なAFでキャッチした瞬間。非常に素早い飛行でしたが、精悍な表情や鋭利な爪まで分かる躍動感のある作品となりました。
Robert Marc Lehmann
旧東ドイツの都市イエナ生まれ。Robertの精神性は、祖父と地元の野生生物を探索していた幼少期に芽生えた自然への憧れに由来している。サメに関する本を読んだことがきっかけとなり、海洋生物学に強い関心を抱くようになった。物心ついたときから、自然は自分にとって大好きなテーマだった、とRobertは明かす。「百科事典から海洋動物の写真を切り抜いては、母の大変な怒りを買ったものでした」と振り返る。
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インド
Rahul Sachdev
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EOS R5・RF70-200 f/2.8 L IS USM・70mm・1/2 sec.・f/2.8・ISO200
The Soul
EOS R5がスローシャッターと高ISOで素晴らしい仕事をしました。月のない夜、ケニアの水飲み場で水を飲む雌のインパラを撮影できたのです。スローシャッターによって被写体の軌跡が残っています。私はこれを「魂」と呼んでいます。
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EOS R5・RF24-70mm F2.8 L IS USM・24mm・1/250 sec,・f/6.3・ISO1600
インドのバラトプルにあるケオラデオ・パークは、私が経験した中で最も魅惑的な水の世界だったかもしれません。すでにこの地で私は何度も冬を経験していますが、この場所を守っているかのような冬の霧を心待ちにしています。私にとってこの画像はこの地の象徴のようなものなのです。
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EOS R5・RF24-70mm F2.8 L IS USM・24mm・1/640 sec.・f/22・ISO2000
ケニアのアンボセリに生息するゾウたちは、水を求めて来る日も来る日も干上がった湖底を渡っていました。2022年という旱魃の年、この彷徨は厳しさを増していたのです。この生きるか死ぬかの巨象の右往左往は、私たち人間の責任です。それは私たちが環境にインパクトを与えているためであり、また私たちが乗った車がたまたま適切な瞬間にそこにいたためであり、そのことでこの作品が完成したとも言えるのです。狙った衝撃を伝えるために必要なのは、このローアングルでした。
Rahul Sachdev
Rahul Sachdevは野生に対する深い情熱と鋭い芸術観によって、2004年以来、野生動物写真の世界に熱中し続けている。Rahulはほぼ20年にわたり想像力豊かな光の操作と他を寄せ付けない創造的洞察で知られるポートフォリオを積み上げてきた。彼は、雪、火、ほこり、雨などの自然の要素から霊感を得ている。切り取られた息をのむような瞬間、そしてドキュメンタリー的なスナップショットの魅力は誰の目にも明らかだが、ラフールは自然そのものに内在する芸術性を注視している。また、Visual Wilderness、Digital-Photography-School、WildlifePhotographicMagといった共有プラットフォームに寄稿し、野生動物写真に関する洞察や独自の視点を世界と共有している。彼の芸術的眼力は世界的な賞賛を集めており、特に2017年にはネイチャーズベストフォトグラフィー賞(野生生物部門)、2023年にはモノビジョン賞(自然・野生生物部門)を受賞している。
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日本
Yuki Ueda
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EOS R5・RF24-105mm F2.8 L IS USM・24mm・1/320 sec.・f/18・ISO320
Everest
エベレスト。この地球で一番高い場所の世界を見てみたくて、その頂を目指しました。宇宙を思わせる黒い空。心も体も凍る気温。自分のすぐ近くに迫ってくる死の恐怖。その全てを乗り越えたとき、僕より高いものはもうこの地球にはなくなっていました。そんな世界最高峰登頂までの記録です。
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EOS R5・RF24-105mm F2.8 L IS USM・64mm・1/320 sec.・f/6.3・ISO50
Namaqualand
南アフリカ北西部に広がる砂漠地帯、ナマクワランド。1年のうちほとんどの期間は砂漠ですが、8月下旬から2〜3週間というわずかな間だけ地平線の向こうまで花畑が広がる風景が現れます。それはまるで神様が気まぐれに起こした奇跡のようで、現地では「神々の花園」と呼ばれているのです。
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EOS R5・RF15-35mm F2.8 L IS USM・35mm・1/320 sec.・f/6.3・ISO100
Humpback whale
世界最高峰エベレストを制し、次に僕は海の世界へと旅に出ることにしました。その最初に行ったのがフランス領タヒチです。体長15mを超えるザトウクジラを撮影するためです。繊細な野生動物の撮影には苦労しましたが、2週間毎日泳いで数回のチャンスに巡り合うことができたのです。
Yuki Ueda上田優紀
1988年、和歌山県出身。京都外国語大学を卒業後、24歳の時に世界一周の旅に出発し、1年半かけて45カ国を周る。帰国後、株式会社アマナに入社。2016年よりフリーランスとなり、想像もできない風景を多くの人に届けるため世界中の極地、僻地を旅しながら撮影をしている。近年はヒマラヤの8000m峰から野生動物、水中生物、砂漠、南極までフィールドを広めて活動中。2019年マナスル(8,163m)、2021年エベレスト(8,848m)を登頂した。
主著として写真集「空と大地の間、夢と現の境界線 -Everest- 」、新書「エベレストの空」がある。2017年、Canon "SHINES" 2017 品川一治選を受賞。
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アメリカ
Roberto Valenzuela
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EOS R5・RF100-300mm f/2.8L IS USM・251mm・1/160 sec.・f/2.8・ISO100
これは、私が屋外のロケ撮影で使うお気に入りのテクニックの1つです。どのようにしているかというと、近くの木がつくる影のグラフィックを、被写体の後の壁に投影させ、同時に頭上のディフューザーで被写体の顔に光をきれいに当てるというものです。最後に重要なことですが、フラッシュを追加して、大きなモディファイアを使用して背景から被写体を浮かび上がらせ、照明を柔らかいまま魅力的に保ちます。この写真は、私の絶対的なお気に入りレンズ、RF100-300mm F2.8 L IS USMで撮影したのです。このレンズはホントに何でもできますよ!
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EOS R5・RF85mm F1.2L USM DS・85mm・1/1600 sec.・f/2・ISO100
ミス・ユニバース2022のロボニー・ガブリエルの写真:ロボニーのこの写真は、フォトクリエイターズ・カンファレンスの期間中、アリゾナ州ツーソンのソノラ砂漠で撮影しました。トゲトゲの大きなサボテンが、ロボニーが着ていた柔らかいドレスの素材と見事な対照を成しています。RF85mm F1.2 L USMは、背景が被写体に比較的近いこのようなシチュエーションで真価を発揮しますが、このレンズを使えば、背景を見事にぼかして分離感を出すことも可能です。3段分のNDフィルターで露出を下げ、フラッシュ同調速度内でストロボが機能するようにしました。
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EOS R5・RF28-70mm F2L USM・70mm・1/200 sec.・f/3.5・ISO100
ラテン系俳優のフェルナンド・ノリエガの写真:撮影にはリスクを冒すべきタイミングと場所があると思います。フェルナンド・ノリエガとの写真撮影では、雑誌のために私はすでにクリーンで無難なショットを撮り尽くしていたので、リスクを冒す時が来たと感じていました。彼の顔の周りに一種のフレームを作る方法として、このインテリア装飾の植物を使いました。こうすることで、見る人の注意を彼の上半身に集中させることができます。この葉は彼の他の衣装と同じ色調だったので、見る人の気を逸らすことなく単色のフレームとして完璧に機能したのです。
別のショットでは、遠近感を面白くするために、フェルナンドにソファの角に横になってもらったりしました。その際、私は俯瞰できるようにスツールの上に立ち、腕をできるだけ上に伸ばして撮影しました。このような体勢なので画面がよく見えませんでしたが、EOS R5の瞳トラッキングAF機能に十二分に頼って、瞳をシャープにフォーカスしました。RF28-70mm F2 L USMを使えば、完璧なフレームと構図が得られるまでズームインとズームアウトができるので、この撮影には最適でした。『GLOW』誌に掲載されたこの日の撮影から、この写真が表紙に選ばれたのです。時に、リスクは予想以上に報われることがあるのです。
Roberto Valenzuela
カリフォルニア州ビバリーヒルズの写真家、作家、教育者。Roberto Valenzuelaは名高いCanon Explorers of Lightグループのメンバーとして、世界的に影響力のある写真家の一人であり、世界的に最も有名な写真作家の一人である。彼の著書『Picture Perfect Practice』、『Picture Perfect Posing』、『Picture Perfect Lighting』の3部作は、写真業界や学術写真学科において教科書的存在となっている。これらの本は、ドイツ語、中国語、インドネシア語、スペイン語、ポルトガル語、韓国語など数多くの言語に翻訳されており、これまでに7冊のトップセラーの執筆を手掛けた。彼の新刊シリーズ「Wedding Storyteller Vol.1」と「Wedding Storyteller Vol.2」は、史上最も売れているウェディング写真集だ。
Roberto Valenzuelaは熱心な教育者であり、世界最大級の写真コンベンションやイベントで基調講演を行っている。ポージング、ライティング、ウェディング写真に関するワークショップで講師も務める。彼はまたフォト・クリエーターズ・カンファレンスの創設者である。
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マレーシア
Johnson Wee
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EOS R8・RF15-35mm F2.8L IS USM・24mm・1/160 sec.・f/5.6・ISO320
Couple with the Lone Wanaka Tree
この新婚カップルは、ニュージーランドのワナカにある有名なローン・ワナカツリーにとても畏敬の念を抱いていて撮影場所として指定してきました。ところが私たちが現地に到着すると、有名な木を取り囲む風景写真家の多さに仰天することになったのです。少なくとも30~40人のカメラマンがおり、みな三脚にカメラを据えて、素晴らしい景色を背景にした人気のワカナツリーの撮影に没頭していました。そこで私たちはこの木の近くにカップルを配置したいので5分だけ時間をもらえないか、と丁重にお願いしました。風景写真家たちはみな快く応じてくれ、実際は3分という短時間でこの記憶に残る写真を撮影することができたのです。
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EOS R5・RF24-105mm F4L IS USM・43mm・1/200 sec.・f/10・ISO8000
Till We Grow Old
スペインのバルセロナで経験したもうひとつの忘れ難い冒険の写真。このご夫婦は偉大なリカルド・ボフィルが手がけたこの素晴らしい建築に連れてきてくれました。しかし現場に到着したとき、不慣れな私たちは手続きの不備のため追い出されてしまいました。事実、個人のレジデンスなのでとても厳しかったのです。結局、その日しばらく後にまた来ることになり、建物の外(まさにこの場所)でいくつかのショットを撮ろうという時、突然老夫婦が現れました。男性が車椅子の老婦人を押してこのシーンのただなかに登場したのです。階段に依頼主のカップルを配置したまさにその瞬間に、偶然の采配によって起きたパーフェクトなまでに「不完全な」シーンとなりました。
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EOS R6・RF24-70mm F2.8L IS USM・42mm・1/250 sec.・f/7.1・ISO400
Modern Day Rapunzel
安藤忠雄の魅惑的な作品にぞっこんな私にとって、美しいタマリンド広場には彼の建築様式を彷彿とさせる場面があります。厳しいルールで規制されていたコロナ禍のロックダウンの合間に、人のいないお気に入りの場所でこの美しいイメージは撮影されたのです。この素敵な塔は、ラプンツェルのおとぎ話(「髪長姫」でも知られるグリム童話)を編みだすのに最適なセッティングでした。金色の長い髪の代わりにスーパーロングなベールをつけて、現代版おとぎ話を創作したのです。
Johnson Wee
Johnson Weeは、アジアで最も受賞歴の多いウェディング専門の写真家である。WPPIのダブルマスターであり、英国MPAのフェローでもある。Johnsonは、母国マレーシアのCanonおよびProfotoのアンバサダーを務めている。世界各地の魅力あふれるロケーションを訪れ、クライアントの求めに応じて美しいプレ・ウェディング・フォトの撮影をおこなっている。また、経験豊富な教育者でもあり、WPPI、MPA、SWPP、PWSなど様々な写真団体からワークショップでの講師や講演の依頼を受けたり、毎年開催されるこうした団体主催のコンテストに審査員として招聘されたりもしている。
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カナダ
Kate Whyte
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EOS R5・RF85mm F1.2 L USM・85mm・1/125 sec.・f/7.1・ISO100
キヤノンのRF85mm F1.2 L USMは、色の本質を捉えることに優れています。メイクアップは背景色と呼応し、魅惑的な構図を作り出します。モデルの顔のあらゆる陰影や質感が、ビビッドな鮮明さで写真に命を吹き込んでいます。このレンズの非凡な光学特性により、アイシャドウのきらきらする顔料から唇の柔らかい輪郭まで、細部にわたって申し分なくクリアに再現しています。このビューティーポートレートにおいて、RF85mm F1.2 L USMは、色の正確さとシャープさを最大限活用することで、写真の芸術性を高め、うっとりするようなイメージ描写を実現しています。
モデル:Perth
MUA:Karla Cruz -
EOS R5・RF85mm F1.2 L USM・85mm・1/250 sec.・f/8・ISO160
このビューティーポートレートでは、RF85mm F1.2 L USMが光と影の芸術性を見事に高めています。浅い被写界深度を作り出すこのレンズの見事な能力により、モデルに真正面からフォーカスできています。ハッとするレベルで細部を際立たせ、顔の輪郭を美しく際立たせています。ヤシの葉が落とす影は、彼女の顔の微妙なカーブとラインにアクセントを与えています。その結果、光と影のインタープレイを魅せる芸術作品のようなポートレートフォトが完成したのです。
モデル:McKenna
Kate Whyte
Kate Whyteは、カナダ・バンクーバー在住の受賞歴のある商業写真家。グラフィックデザイン出身の彼女の写真は、力強い構図と洗練されたポストプロダクション技術を特徴としている。彼女の写真は、Vogue、Harper's Bazaar、Marie Claireなどの出版物に掲載され、Profoto、Netflix、Nars Cosmeticsなどのクライアントと仕事をしてきた。
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マレーシア
Liew WK
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EOS R7・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・500mm・1/200 sec.・f/7.1・ISO1600
早朝、オランウータンの母親が赤ちゃんと遊んでいるところを捉えた、本当に驚くべき瞬間。私たちが双眼鏡とカメラで見つめていることに、オラウータンたちは気づいていました。これから先6~7年の間、母親が野生で生き残る術を学習している間、オランウータンの赤ちゃんは、母親を気にかけ、一緒に寄り添っていることでしょう。私たちは、そんな愛らしい彼らの生き様を将来ずっと見守り続けることができるよう、彼らの住む環境の保護を続けたいと思っています。
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EOS R3・RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM・661mm・1/1320 sec.・f/10・ISO400
ウォーレスクマタカは中型のワシです。親鳥が赤ん坊のために餌を持ち帰るのを、目の高さにおいて至近距離で発見できるのはたいへん貴重なことです。この猛禽類の表情は、彼女と赤ん坊の邪魔をしないように私たちに注意を促しているのです。
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EOS R3・RF400mm F2.8 L IS USM・560mm・1/2000 sec.・f/7.1・ISO1600
朝が明けると、マレーシアでは珍しいウスグロワシミミズクがねぐらに戻る準備をします。現代の高度な技術なら、写真を撮るのにはシャッターボタンを押すだけでいいのです。生き物が眠りに就こうとするのを邪魔してはいけません。自然へのリスペクトが大事です。
Liew WK
Liew WKは、若い頃からの自然への関心が自然写真への興味を駆り立ててきた。静止画であれ動画であれ、彼は自然界の動植物を最高のかたちで撮影することに無性の喜びを感じている。2005年、デジタル写真が普及し始めた頃から、Liewは本格的に自然写真に取り組み始め、昆虫のマクロ撮影、野生動物、そして風景のジャンルを専門に撮影するようになった。過去7~8年もの間、年平均250日間を森で過ごし、その経験を捉えたイメージは地元だけでなく世界中で引っ張りだこの人気を誇る。
主な受賞歴および経歴:
- • 2009年Forest Research Institute Malaysia (FRIM)フォトコンテスト第1位。
- • 天然資源環境省の公式写真家として『Rimba Bidor:自然への贈り物』を上梓
- • 地元の写真雑誌に頻繁に寄稿
Liewは、自然写真の重要性がこれまで以上に高まっていると考えており、環境の美しさを描写するだけでなく、自然保護、野生生物保護、環境保護といった活動の記録と推進に役立つことを信じ、それを実行することに全力を注いでいる。
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インドネシア
Ranar Pradipto
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EOS R5・RF15-35mm F2.8 L IS USM・15mm・1/250 sec.・f/7.1・ISO1000
Paradise of Paisupok Lake Banggai Island – Central Sulawesi
この湖は手つかずの透明度で私を魅了し、これまで私が目にし、撮影したどんな湖をも凌ぐほどの透明な光景を見せてくれたのです。
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EOS R5・RF35mm F1.8 MACRO IS STM・35mm・1/6 sec.・f/22・ISO100
Beautiful Sunrise Bromo, East Java
ブロモは息をのむような絶景だけでなく、テンガー族の活気ある生活、地元住民の温かいもてなしなど、写真家にとって常に魅惑的な雰囲気を提供してくれます。
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EOS R5・RF15-35mm F2.8 L IS USM・15mm・1/640 sec.・f/8・ISO1600
The Bakar Tongkang Ritual
バカール・トンカンの儀式、あるいはゴー・ゲー・キャップ・ラックとは、リアウ州バガンシヤピアピの中国系住民が年に一度、祖先を偲び、キエ・オン・ヤ神とタイ・スン神に感謝の意を表すために、はしけのレプリカを燃やすという宗教的伝統行事なのです。
Ranar Pradipto
旅行写真家として、風景、自然、文化、人々を撮影。
インドネシア38州をはじめ、アジア数ヶ国を撮影。定期的にストックフォトを提供し、複数の旅行雑誌に作品を提供している。また、インドネシア全土で写真撮影ツアーサービスや上級者向け写真ワークショップを企画提供するPOTRETINDONESIA社のオーナーでもある。
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インドネシア
Aldo Sinarta
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EOS R5・RF85mm F2 MACRO IS STM・85mm・1/100 sec.・f/2・ISO100
このレンズと向き合うこと。 それは、単にディテールを捉えることに満足することなく、表現の力を解き放つための新たな旅路の始まりだったのです。絵筆の動きにも似た1ピクセルごとの繊細な描写は、キャンバス上に被写体と自分の感情を大胆に描いてくれます。本作品では最大限のインパクトを狙い、赤と緑の2色を選択。この2色は補色の関係にあるだけでなく、繊細さと大胆さのコントラストをも引き出してくれるのです。これからもこのレンズとともに、表現の力を解き放つ旅を続けていくつもりです。
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EOS R5・RF24-70mm F2.8 L IS USM・50mm・1/1600 sec.・f/2.8・ISO200
月明かりを背景に光と戯れることで、新鮮な視点から美をつまびらかにしようという試み。影と月明かりの強烈な融合は、最初のキャプチャーに依存するにとどまりません。ポストプロセスのマジックが微妙なニュアンスを生み出し、視覚体験を全体的に高めているのです。
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EOS R5・RF24-70mm F2.8 L IS USM・29mm・1/5 sec.・f/10・ISO125
私の大好きなインドネシアのレジェンド的ロック・ミュージシャンのニューアルバムのためにチームを組むことは、ダイナミックな創造の旅でした。コンセプトを探求し、光の実験をする自由を与えられた私は、彼らの音楽のソウルに没入しました。脈打つビートに触発され、長秒露光のテクニックを深化させ、彼らのサウンドの電撃的なエッセンスと共鳴するアートワークを生み出しました。
Aldo Sinarta
Aldo Sinartaは2009年以来、商業写真家およびポートレートフォトグラファーとして、芸術的視点と技術的専門知識を継ぎ目なく融合させながら、魅惑的な旅を続けている。Aldoの一瞬を静止させることへの情熱は、彼の全キャリアを通して見つけ出すことができる。映画ポスターの制作に携わり、インドネシアの映画産業においてビジュアル・ストーリーテリングに大きく貢献したことで、彼のポートフォリオにエキサイティングな次元が加わったことは特筆すべきである。
Aldo Sinartaはポートレート作品における個々人のキャラクターだけでなく、この国の映画的風景の視覚的アイデンティティをレンズを通して巧みに捉えている。商業と芸術の両分野での活躍を通して、写真界において多才で影響力を持った人物である。
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