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手ブレ補正
手ブレの原因
手持ち撮影は、たとえプロであっても手ブレのリスクは発生しています。特に、スローシャッター撮影、超望遠での撮影、マクロ撮影などでは、手ブレは顕著になります。三脚を使用すれば手ブレは防げますが、三脚が立てられなかったり、立てる時間がなかったりすることもあるため、手ブレ補正は非常に有効な機能です。
手ブレ補正 ON手ブレ補正 OFF
手ブレの種類
手ブレには3つの種類があります。カメラが上下方向に人がうなずくように回転したり、首を左右に振るように回転したりする「角度ブレ」。カメラが上下左右に平行移動する「シフトブレ」。首をかしげるようにカメラがレンズの中心を軸として回転する「ロールブレ」。たとえば、シャッターを押す時に、カメラが片側だけに少し下がるのは、典型的な「ロールブレ」といえます。
手ブレ補正の効果
キヤノンでは、交換レンズ搭載の「レンズ内光学補正」に加え、EOS Rシリーズカメラのセンサー側で補正する「ボディ内手ブレ補正」、さらにそれらを高レベルで組み合わせた「協調制御」で手ブレを効果的に抑制しています。また、動画撮影時には、これらの手ブレ補正に加え、動画電子ISも併用可能で、5軸(水平回転軸、縦回転軸、回転軸、左右、上下)の手ブレ補正により、不安定な体勢や歩き撮りなど、ブレが出やすいシーンでも快適に撮影ができます。