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先幕シンクロ(さきまくしんくろ)

先幕シンクロとは

夜間にスローシャッターを使い、スローシンクロストロボを発光させて、前進しているクルマを撮影するとします。標準設定のままだとシャッター幕が完全に開いたときにストロボが発光するので、クルマのライトやクルマのボデイの光跡と残像はクルマの前に残るので、まるでクルマがバックしているような写真が撮れてしまい、本当は前進しているのに不自然な写真になってしまいます。これを「先幕シンクロ」(写真1)といいます。

後幕シンクロとは

一方、ストロボの設定を「後幕シンクロ」に切り替えるとシャッター幕が閉じるときに発光するので、クルマのライトやクルマのボデイの光跡と残像は自然にクルマの後ろに出ます。これを「後幕シンクロ」(写真2)といいます。

一般のカメラ内臓ストロボは先幕シンクロ

通常、ほとんどの一般的なカメラで使用するストロボは、先幕シンクロの設定になっています。クリップオンタイプのストロボなど、一眼レフカメラのアクセサリーとして販売されている外付けのストロボの場合、設定を変えることによって、後幕シンクロを利用できる場合があります。

先幕シンクロの作例
先幕シンクロ
後幕シンクロの作例
先幕シンクロ

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