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日中シンクロ(にっちゅうしんくろ)

「日中シンクロ」とは、強制的にストロボを発光させて影の部分に補助光を与えるテクニックをいいます。簡単に説明すると、日中にストロボを使用することです。
通常、日中に屋外で逆光気味に花や人物を撮影すると、被写体の中心となる花弁や顔に影が出て暗くなってしまいます。そのようなときにこの「日中シンクロ」という手法を利用します。
写真1は日中にバラを斜光線で撮影したので花が暗くなってしまいました。一方、写真2は暗くなった花や影を明るくするために「日中シンクロ」で撮影しました。ただし、一般的な一眼レフカメラの場合、カメラの構造上ストロボの同調する最高速度は1/250秒なので、日中に絞りを開放にして「日中シンクロ撮影」をしようと思っても、シャッタースピードが1/1,000秒などになってしまい、撮影できないこともあります。「日中シンクロ」を使用するには制限があることを覚えておいてください。

写真1:日中シンクロなし
写真:花が暗く映っている日中のバラ
写真2:日中シンクロあり
写真:鮮やかな花の色が映っている日中のバラ

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