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収差(しゅうさ)

樽型収差の例
収差

収差とは、レンズで発生するわずかな結像のズレのことで、一般的にはこの収差の少ないレンズがいいレンズと呼ばれます。収差にはさまざまな種類がありますが、おもな収差に歪曲収差(わいきょくしゅうさ)があり、広角レンズでは樽形にふくらむ樽型収差が発生しやすく、逆に望遠レンズには糸巻き型に凹む糸巻き型収差が発生しやすくなっています。 たとえば、レンガ造りの壁に向かって撮影すると、真っすぐなはずの線がふくらんで、とくに周辺部が樽型に見えることがあります。広角端のときに発生しやすいので、ズームレンズの場合は少し望遠側にズームして使用するとこの収差を抑えることができます。

写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説

写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。

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