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顔料インク(がんりょういんく)

インクジェットプリンターで一般的に使われているインク

市販のインクジェットプリンターで使われているインクの種類です。顔料インクは、溶剤のなかに色材が完全には溶けず、小さな粒子で浮いた状態になったインクで、印刷時は用紙にしみこむのではなく、色を乗せる感じになります。耐水性もあり、退色もしにくいので、長期の展示に適しています。ただし、光沢紙に染料インクで印刷したものと比較すると、光沢感が弱く発色も地味に感じられる場合があります。顔料インクを使うプリンターにはモノクロプリントが得意なモデルもあるので、モノクロ写真派にも愛用されています。

染料インクは、溶剤のなかに色材が完全に溶け込んでいるので、印刷すると用紙にしみこむ感じになります。写真は色鮮やかな発色ですが、水にぬれると色がにじみます。近年改良されてきていますが、顔料インクと比べると退色は若干早くなります。色鮮やかな花や風景をさらに色鮮やかにプリントしたいならこの染料インクを使うプリンターをお勧めします。

顔料インクと染料インクの違いを描いたイラスト
顔料インク

写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説

写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。

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