フランジバック(ふらんじばっく)
「フランジバック」とは、ミラーレスカメラや一眼レフカメラなど、レンズ交換式カメラのレンズとボディの結合部であるマウント面から撮像面(CMOSセンサー)までの距離のこと。
高い精度で作られているカメラシステムでは、定められたフランジバックに沿ってレンズ設計が行われ、最高の光学性能を発揮するようになっています。
フランジバックが短いと、レンズ設計の自由度は高まります。EOS 5DシリーズやEOS 90Dなどの一眼レフEOSカメラシステムでは、構造上、ミラーの稼働を妨げない範囲で、フランジバックが44mmに設定されています。
フランジバックをより短くできるのは、ミラーレスカメラです。キヤノンのEOS Rなど最新のミラーレスカメラシステムでは、構造上の特徴を生かし、フランジバックを20mmとしています。
ミラーレスカメラはその名のとおりミラーを必要としないためフランジバックを短くでき、一眼レフカメラよりもボディを薄型化できるのです。
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キヤノンのカメラ点検サービス「あんしんメンテ」では、専用の測定器を使ってお使いのカメラのフランジバックの精度を点検します。
写真やカメラの専門的な用語を簡単にわかりやすく解説
写真やカメラの用語にはちょっと難しい言葉も数多くあります。 この写真用語集では、よく耳にする写真の撮影方法やカメラに関する専門用語をあつめて、 初心者の方でもわかりやすく作例やイラスト入りで解説しました。
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